甘利山のレンゲツツジの現状  (04.06.19)

by masarus

 暖かい日が続いたので、花の開花時期が早まり花は終わってしまっているかも・・、と不安半分で山梨県韮崎市の甘利山1745mに出かけた。
 この甘利山は、山頂付近がレンゲツツジで覆われ、花の時期には山全体が淡赤色になる、と何かの本で読んだことがあります。
また、富士山とレンゲツツジの写真も何回か見たことがあります。そんなことで、以前から行ってみたい山の1つでした。
 6月20日前後がこの山の例年のレンゲツツジの花の時期です。
 私は6月19日に行ってきました。しかし、行ってびっくりしました。それは花がほとんどないからです。
もちろん、暖かさのせいで開花時期が早まったこともありますが、それなら葉が青々とあるはずです。
葉がない木がほとんどなのです。いや、枯れて茶色の木がたくさんあるのです。壊滅状態でした。
私はこれほどひどい木々を見たことがありません。
 
 小屋の親父さんの話では、昨年の冷夏で充分成長できなかったこと、今年の1・2月の雪の少なさで冷風にさらされたことや
毎年花を咲かせ木も疲れてきたという影響もあるのではないか、ということでした。
 
 異常気象で「尺取り虫」が大発生をしたのかもしれません。しかし、この虫も鳥たちにとっては大好物のはずです。
 自然のサイクルが壊れてきているのかもしれません。

尺取り虫に食い尽くされ枯れた「レンゲツツジ」

登山口にある「緊急お助け隊」募集の案内   青々とした葉には「尺取り虫」が・・

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