05.06.21 MM第105号

   私の出合った日本百名山 by masarus                         

秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ 1637m)  秋田県[新日本百名山]

    
この山の私の印象                           

「 深田百名山に入っていないのが不思議な 花と火山の変化に富んだ 秋田駒ヶ岳 」

【登頂日】            2002年8月22日(木)

【天候】              晴れ

【コース及び時間】 

 秋田駒ヶ岳八合目山小屋12:34出発-12:52片倉岳〈1456m〉-13:24駒ヶ岳避難小屋-13:37秋田駒ヶ岳

女目岳(男女岳)<1637m>13:50-14:08横岳-14:20焼森-14:48八合目小屋

        【 登り(片倉岳経由) 1時間03分  下り(横岳経由) 58分 】 


  *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
   その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】   玉川温泉          0円

        露天風呂 水沢温泉 400円

  
【感想 等】
 
 かつて本や雑誌で読んだ、コマクサなどの花が美しい秋田駒ヶ岳。東北に行ったら是非寄りたいと思っていた。
 百名山に登りに行くついでに、マイカー規制の終わった8月下旬に秋田駒ヶ岳に出かけた。
 
 百名山「八幡平」から玉川温泉に寄り、秋田駒ヶ岳麓の田沢湖で昼食を取った。玉川温泉は北投石からの放出されるラジウムによる癌治療や岩盤浴で名高い。秋田駒への通り道にあるし、寄ることにした。温泉地内の自然研究路脇に地熱のある岩場が、熱いところだと40〜50℃にもなっている。もうすでに多くの湯治客がゴザやバスタオルを敷いて温まっていた。私もその仲間入りをした。
 しかし、真夏の快晴ということもあり、20分もすると汗だくだく。そこには無料の湯船があったが見物の観光客も多く、誰も入っていない。そう、どこからも丸見えだし、更衣室もないからだ。
 私も躊躇したが、汗にはかなわず湯船に浸かった。他にも同じような気持ちの人がいたのか、私が入ると2、3人が入ってきた。硫黄で黄色がかった乳白色の温泉は気持ちよかった。

 標高1300mの秋田駒ヶ岳八合目へは車1台通れる細い舗装道が伸びていて、交通規制期間以外は車で行くことができ駐車場がある。また8合目にはりっぱな小屋がある。
 そこからは山頂までは標高差わずか300m余だ。周遊できるので、時計と反対周りで行くことにした。
 12時半過ぎ、小屋を出発した。赤茶けた登山道を歩き始めるとすぐトリカブトなどの花が脇に咲いていた。(写真)
 花を見ながら20分で片倉岳だった。しばらく行くと、田沢湖も眼下に見えてくる。(右上写真)

 13時半前、阿弥陀池の西の淵に出た。ガスが出てきて、池の畔の避難小屋が幻想的に見えてきた。まるで、北欧の国に来たような錯覚に陥った。
 池の淵沿いの木道を通って避難小屋に行き、少し休んでから秋田駒ヶ岳最高峰の女目岳(男女岳)に向かった。火山礫流出防止用の柵を越えて、わずか10数分で山頂に立てた。
 山頂からは360度の展望で、東北北部の主峰は全て見渡せるはずであったが、ガスのため眼下の阿弥陀池がうっすら見えるだけだった。

 帰路はまず、阿弥陀池に下り、そこから横岳に向かった。男岳に向かうには阿弥陀池避難小屋から池畔の南側を西に進む。コースタイムでは往復40分だ。私はガスが出ていたので今回はやめた。
 横岳には花を見ながら14時過ぎに着いた。ハイマツがあり標識がなければわからないくらいのふくらみだった。ガスが切れてきて少し展望が開けてきた。そこから少し先にあった焼森は下の写真のように草も木も生えていないこんもりとしたピークだ。
 そこから30分で八合目小屋だ。15時前に着くことができた。下の写真のように行きと違う風景が楽しめて良かった。
 下山後は田沢湖近くにある「露天風呂 水沢温泉」に入った。自然の湧出で、泉質は含硫黄・カルシュウム・マグネシュウム・ナトリュウム―硫酸塩・塩化物泉だそうだ。水色かかった乳白色で疲れがとれた。
   
片倉岳手前の登山道 眼下に田沢湖が見える
阿弥陀池の畔に立つ駒ヶ岳避難小屋 横岳過ぎから焼森
焼森山頂 焼森過ぎで

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