05.07.06 MM第107号
【登頂日】 2002年10月19日(土)
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【感想 等】 千葉山は、島田市の千葉山智満寺として地方では有名な寺である。奈良時代に開山し、戦国時代には今川氏が信仰し、本堂は徳川家康が再建したそうである。ここの十本杉は樹齢推定800年から1200年で国指定天然記念物となっている。 またこれらの杉は「静岡の巨木ベスト100」にも選ばれている。 そんなことから、機会があれば千葉山に訪ねたいと思っていた。 かつて、高校時代に遠足で行ったことがあるだけで、その時友人といろいろな話をして登ったことは覚えているが、景色はぼんやりと覚えているに過ぎない。 千葉山の中腹に智満寺があるので、かなり上まで車で行くことができる。 私は門前茶屋の駐車場に車を止め、石段を上がっていった。(右下の写真) 少し登ると仁王門があり、仁王像が出迎えてくれた。 すぐに中門を過ぎ、智満寺本堂があった。本堂は写真のように茅葺き屋根で風格があり気に入った。 そこからが、山道であった。といってもそんなに急な坂ではなく杉林の中をずんずん進んでいった。 登り始めて20分余で山頂に着いた。下の写真のように期待通りの大杉が何本もあり、 特に大きな10本には木の下に看板があり名前が付けられていた。 残念ながら山頂は樹林帯の中であり、展望は望めなかった。 (この先の千葉山ハイキングコースを歩けば、展望台やつり橋もあるが今回は車のため断念した。) 来た道を、木々の風景を楽しみながら下って行った。 アルプス等の高い山もいいが、1時間弱で楽しめる歴史や巨木のあるこんな山も好きである。 |
風格のある大杉 仁王門の像 | 智満寺本堂 | |
山頂付近は大きな木が多い | 枯れた木も大事にされていた | |
石段には国の重要文化財である千手観音の幟 | 門前茶屋の前の石段 |