05.12.01 MM第121号

   私の出合った日本百名山 by masarus                                

蕎麦粒山 (そばつぶやま 1627m) [静岡百山]  静岡県 

    
この山の私の印象                           

「 紅葉の中 雪も積もった11月初めの 蕎麦粒山 」


【歩いた日】            2002年11月4日(月)

【天候】               曇り 時々 小雪


【コース及び時間】 

 山犬ノ段12:44出発−13:05蕎麦粒山〈1627m〉13:14−13:32山犬ノ段


         【 登り 21分    下り 18分 】 

  *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
   その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】     川根温泉 「ふれあいの泉」  500円
   

  
【感想 等】
 
 「蕎麦粒山」
 蕎麦粒山をインターネットgoogleで検索したら57,000件もヒットした。
 全国のいろいろな所にあることを知った。読み方も「そばつぶやま」が多いが「そむぎやま」という所もある。
 その中で、今回紹介する蕎麦粒山は南アルプス深南部の奥大井県立自然公園にある蕎麦粒山である。
 数ある蕎麦粒山の中でも南アルプス深南部のこの中川根町にある蕎麦粒山が一番人気があるように思う。

 中川根町にある蕎麦粒山は静岡県内では、アカヤシオ、シロヤシオ、紅葉などで名高い山である。
私は数年前に「静岡県とその周辺 紅葉見どころ八十八景」(静岡新聞社)を読み、是非行ってみたいと思い毎年行っている。
今年も友人とこの一帯にアカヤシオを見に出かけた。
今回の記録も大札山(静岡百山)と共に登っている。大札山は来春アカヤシオの記録を紹介したいと考えている。

 山犬段までは家(静岡)から2時間である。午前中に大札山に登り、やや遅めの紅葉を楽しみ山犬ノ段に着いた。
 紅葉の時期であり、駐車場はいっぱいであった。私は駐車場のはずれにある無人できれいな「山犬ノ段小屋」で昼食を取ろうと思い戸を開けた。中には何と人がいっぱいでびっくりした(写真)。
 それもそのはず、11月初めの普段は暖かな静岡ではあるが、外は小雪が舞い始めていたのだ。小屋の中を何回も覗いたことはあるが、時間にもよるだろうがこんなにいっぱい入っているのを見たことはない。私も寒いのはいやなので隅をお借りして昼食を取った。
 12時半過ぎ、蕎麦粒山に向かって出発した。駐車場や登山道は雪で少し白くなっていた(写真)。
 小屋のみんなは登ってきた後なのか、小屋の中でどっしり腰を落としており、また、登山道には誰もいなかった。
 私はここまで寒くなるとは思わなかったので、軍手1枚だった。服装もただの長袖だけで薄着であった。そのため、ウインドブレーカーを着て少し早めに歩いた。山頂には20分余で着いた。
 写真のように山頂はかなり白くなっていた。そして、人はいなかった。いつもは見える山々が全く見えず、10分ほどでもと来た道を戻った。紅葉した木も黒々とした雲と小雪の影響でくすんでいた。
 13時半過ぎ、山犬ノ段の駐車場に着いた。そして、すぐに川根温泉「ふれあいの泉」に向かった。私は近くに来るとここに必ず立ち寄ることにしている。ここは、人気があり、混んでいることが多い。私の友人はGWに行ったが、廊下までいっぱいであまりの混みようで入らずに帰ってきた。
 ここの泉質は、ナトリウム塩化物泉で源泉掛け流しだ。それに、下の写真のようにSLが見える。冷え切った体も温まり、疲れも取れ帰路に着いた。
山犬ノ段小屋には人がいっぱい 登り道にも少し雪があった
蕎麦粒山の山頂もひっそりと 天気のせいもあり紅葉の発色が悪い
林道から 川根温泉「ふれあいの湯」からSLを

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