05.03.19 MM第132号

   私の出合った日本百名山 by masarus                                

長九郎山(ちょうくろうやま) 996m  静岡の百山[伊豆] 

    
この山の私の印象                           

「 晩冬の静かな 小雪の中を 1人登った 長九郎山 」

【歩いた日】     2005年2月27日(日)

【天候】       小雪

【コース及び時間】 

池代・長九郎林道終点8:00出発−9:00長九郎山ふれあいの森−9:05長九郎山〈996m〉9:13−10:03林道終点

       【 登り 1時間5分    下り 50分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】   大沢温泉野天風呂『化粧の湯』  500円

  
【感想 等】
 
 2月下旬、静岡県伊豆の河津桜を見に行った帰りに『長九郎山』に寄ってみた。
 長九郎山といえば、5月中旬くらいから咲くアマギシャクナゲで有名だ。日本百名山『天城山』のアマギシャクナゲは以前紹介した。
私は新緑の山は大好きである。しかし、他の時期もなかなかいい。

 朝、松崎町の山間部に入っていくと少し雪が積もっていた。そして、空はどんより曇っている。伊豆で雪の1日になるかもしれないと覚悟を決めた。
 池代から持草川沿いに林道を車で上がっていく。8時少し前に林道終点に着いた。標高は約500mか。

 8時、駐車場を出発した。下の写真のように、初めは5cmほどの積雪のある未舗装の林道だ。そしてすぐ、登山道に入る。風はないが、雪のため少し寒い中を1人黙々と歩く。
 約1時間で「長九郎山ふれあいの森」に着いた。そこにはヒメシャラの木が多く、群生している。それは、天城山にもあったが、私はこれほどまとまってあるのは伊豆しか知らない。やがて、岩の陰に隠れるようにお地蔵さんがあった。寒空の中であったので、まるで雪を避けているようであった。
 山頂が近づくとブナの巨木やアマギシャクナゲの木があった。シャクナゲは葉を丸めて折り畳み、寒さをこらえていた。
 9時05分、長九郎山山頂に着いた。下の写真のように山頂は、木々に囲まれていて展望はない。そのため、木の上に出るように鉄骨で大きな展望台を作ってある。そこから写真のように、付近の山々が見える。晴れていれば、もっと多くの伊豆の山々が見えるのだろう。しばらく雪を付けた山を眺めてから下山した。
 下山は元来た道を戻った。8cmほどの霜柱をじっくり見たり、少し雪の積もったワサビ田を見たりしながら降りた。10時過ぎに車に着いた。駐車した所にあった雪はすでに解けていた。
 今回は全く人に会わない、静かな静かな山歩きだった。

 下山後は前から行きたいと思っていた大沢温泉の野天風呂『化粧の湯』に向かった。ここは混浴で有名だ。露天の湯船から大量に温泉が噴き出ていた。しかし、途中までしかなかった男女の仕切は湯船を2つに分けていた。1年ほど前に付けたという。温泉の方も付けたくなかったが、行いがよくない人がいたのでしぶしぶそうしたと言う。お客のおばさんも残念がっていた。
 温泉にゆっくり浸かり、休息所でのんびり休み帰路に着いた。
 山を歩いた時間と温泉にいた時間は同じだった。
  
登山口は雪で白くなっていた ひめしゃらの群生は伊豆には多い
お地蔵さんが岩の影に 山頂は木々に覆われ鉄製の大きな展望台が
展望台からの眺め 大沢温泉野天風呂『化粧の湯』は・・・

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