06.07.23 MM第143号
【歩いた日】 2005年7月18日(月) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 堀金村三股5:40発−7:01まめうち平7:10−8:04旧ベンチ8:12−8:41最終ベンチ−9:09蝶ヶ岳ヒュッテ(山頂) 〈2677m〉9:43−10:10蝶槍−10:15三角点(旧山頂)−10:46蝶ヶ岳山頂(再び)11:00−11:37旧ベンチ−12:20 まめうち平12:30−13:28三股P 【 登り 3時間12分 下り 2時間18分 (山頂で過ごした2時間は含まず)】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。 【温泉】 堀金村「四季の郷」 ほりで〜ゆ 500円 |
【感想 等】 そろそろ梅雨が明けそうだと、ウキウキ気分で北アルプス穂高連峰を展望する「蝶ヶ岳」山歩きに出かけた。 天気が少し心配であったが、期待通りの快晴になった。 これなら穂高連峰の展望が楽しめる。 5時40分、三股駐車場を出発した。多くの山でこの海の日を入れた3連休から本格的な夏山シーズンに入る。 そのためか、登山口に管理人がいて登山届けをチェックしていた。 樹林帯を本沢に沿って登っていく。「力水」で手を冷やし、そこからは沢を離れ登っていく。 樹林帯の中は太陽の光を遮ってくれ涼しくてありがたい。 また、「ギンリョウソウ」や「マルバノイチャクソウ」などの日陰の植物が木々の緑と共に目を楽しませてくれる。 7時、標高1900mの「まめうち平」に着いた。 10分ほど休み、ゆるかな登りを快適に歩いて行った。 しばらく登ると展望が開けてきた。常念岳が見えた。 常念岳は、日本百名山の1つだ。8年前の秋に登頂した。その様子はメルマガのNO.72で書いた。 また、足下にはキヌガサソウなどの花が咲いていた。 この沢沿いのコースはせせらぎを聞くだけでもすがすがしく気持ちがよいが、 沢の水も美味しい。 8時40分、標高2500mの「最終ベンチ」を過ぎ、日なたに出た。稜線がかなり近くなった。 そして、ここまで来ると植生も少しずつ変わってくる。 足下には、ハクサンコザクラも見られるようになる。 9時9分、蝶ヶ岳ヒュッテに着いた。 下の写真のように槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々が大パノラマで広がっている。 天気も地平線に近い方には雲はあるものの快晴。 絶好の展望日和である。 少し早いが、蝶ヶ岳ヒュッテの北西側の銅製方位板の近くで弁当を取り出し展望を楽しみながらの昼食にした。 かつて、何回か歩いた山々のことを思い出しながら心地よいひとときを過ごした。 蝶ヶ岳は、古い地図では標高が2664mになっている。17m低い。 それは、今まではここから30分くらい北に行った所にある三角点がピークとして認識されていたからだ。 時間もあるし、せっかく来たのであるからかつての最高点であった三角点と蝶槍まで足を伸ばすことにした。 ほぼ平坦な尾根道を展望を楽しみながら、北へ向かって進んでいく。 10分ほど行くと、横尾への分岐に着いた。ここから2時間下れば、横尾山荘で上高地、涸沢・穂高に行ける。 今回は車で来ているので出発点に戻らなくてはならない。 少し歩くと蝶槍だ。下の写真のように天に向かって尖っていてお山の大将になれそうだ。 先客が何人か気持ちよさそうに休んでいる。 地図を広げて見ると、三角点を通り過ぎてしまったことがわかった。三角点が登山道から少しずれているし、特に標識もなかった。 ここ蝶槍にいる人達のほとんのが常念岳に縦走するようだ。 私は今日はのんびり展望を楽しむと決めたので展望を楽しんだ後、引き返し三角点に向かった。 かつては多くの登山者で賑わったであろう三角点は、5分戻ったところに静かにたたずんでいた(下の写真)。 それからまた蝶ヶ岳ヒュッテの南にある山頂(長塀ノ頭)に戻り15分ほど展望を楽しみながら休憩し、11時下山を開始した。 高山植物もイワツメグサ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ等が咲き、目を楽しませてくれた。 2時間余をかけ13時半、下山し車に着いた。 ここの登山口の良さは車で15分ほど下ったところに「四季の郷」ほりで〜ゆという温泉があることだ。 露天風呂で蝶ヶ岳のからの展望の美しさをふり返り、サウナとジャグジーで疲れをとることができた。 |
まめうち平付近の樹林帯 | 蝶ヶ岳ヒュッテと槍ヶ岳の山々 |
穂高の山々と大キレット | 「蝶槍」はすぐそこだ |
蝶ヶ岳旧山頂の三角点 | 蝶ヶ岳2677mの山頂 |