06.09.30 MM第149号
【歩いた日】 2006年7月30日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 南部町中沢12:34発−13:52稜線−14:08貫ヶ岳〈897m〉14:20−14:32稜線からの分岐14:39−15:27登山口 【 登り 1時間34分 下り 1時間10分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。 |
【感想 等】 山梨県身延町の富士見山に登って下山したのは午前11時前だった。まだ帰宅するには早いのでJR駅でもらった『身延線沿線トレッキングガイド』の表紙に出ていた「新コース登場 貫ヶ岳」に惹かれ、帰りに寄った。 R52号を静岡に向かって県境近くまで来ると南部町がある。そこから少し入ったところにある中沢公民館が登山口だ。 公民館の横には下の写真のような新しい案内板がありわかりやすかった。 身延線沿線トレッキングコースに入ったので付けたのだろうか。 車の中で昼食を取っていると年輩の男性が下山してきた。聞くと貫ヶ岳から下りてきたという。 日曜日であるが誰にも会わなかったとのこと。 また、ガスで展望もなかった、という。 天気は晴れで展望があるのが一番だが、曇りも雨もあると自分に言い聞かせ12時半過ぎに出発した。 杉林の中を進んでいく。 風がなく湿度が高い。そのためいつもより汗が出て服がべたつく。 日陰なので我慢はできるが、日なただったら大変だろう。 出発から1時間ほど歩いた所の最後の急登30分が辛かった。 汗が今まで以上に噴き出してきた。 服の下だけでなく、半袖シャツから出ている腕にも汗の粒が光り流れ落ちていく。 しかも途中から下の写真のようにクマササが生い茂り歩きにくい。 ガスのためそのクマササが濡れている。 そして水分がズボンに付く。 汗とその水分が混ざりズボンが足にまつわり付く。 そのあとは、3回もアブにつきまとわれて追い払うのが大変だった。 なんとか刺されずに追い払いながら歩く。 14時過ぎ貫ヶ岳山頂に着いた。 写真のように30m四方木が切り開かれているような感じで草地になっていた。 しかしススキが大きく育ちくつろげるところは5m四方ほどだ。 晴れていれば、この木の上に富士山が顔を出すと思うが、あいにくのガスである。 天気も良くないので10分余休み下山を開始した。 14時半、稜線からの分岐にさしかかったとき、ふと靴に目をやるとヤマヒルが見えた。 10kmほど北西にある篠井山に登ったときのことが脳裏をよぎった。 ヤマヒルに血を吸われ2時間も血が止まらず困ったのだ。 「篠井山」のHPにヤマヒルの写真付きで登山記録がある。 すぐに靴や靴下を脱ぎ、くまなくヤマヒルを探した。 結果は、なんと靴に5匹のヤマヒルがついていた。 発見が早かったので全く血は吸われていなかった。 よく考えると、気温、湿度、地形など篠井山に似ていたのでいてもおかしくなかった。 そこからの急坂はクマササにつかまって下り15分だった。 あとはのんびり快適な杉林の中だ。 時々杉林の中に光が射し込み、幻想的な雰囲気になるのを楽しみながら15時半登山口に着いた。 公民館の周辺は相変わらずひとっこ1人通らず静寂の中であった。 |
公民館の横には案内板があった | あいにく中腹より上はガスだ |
急にガスが流れてきた | 「貫ヶ岳」山頂の様子 |
クマササが茂っていて歩きにくい | 公民館前のスポーツ広場は静かだ |