07.02.11 MM第165号

   私の出合った日本百名山 by masarus
       
                         

 日向山(ひなたやま 1660m)  [山梨百名山] 

    
  この山の私の印象                                  

「 正月初登りに行ったが雪に会えなかった 日向山 」


【歩いた日】     2007年1月2日(火)

【天候】       曇り

【コース及び時間】

 日向山登山口9:07発−9:35[10−4ベンチ]−9:57[10−8標識]−10:09日向山〈1660m〉10:30

−11:13日向山登山口

       【 登り 1時間2分   下り 43分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


【温泉】  尾白の湯(尾白の森名水公園[べるが]内) 入場料200円+入浴料500円

  
【感想 等】

 今年は暖冬。
北陸の街にも雪がなかったから、多分山梨では山でも雪はないことはわかっていた。
それでも、「昨年正月は雪の中を歩いて登り、南アルプスや八ヶ岳の展望を楽しんだ」と聞くと期待をしてしまう。
少しでも雪があれば、もうけものとばかり1月2日に初登りに出かけた。
またいつか書きたいが、日向山南の『尾白川渓谷』の新緑と紅葉の方が魅力がある。
だから静岡の地元に新聞にも尾白川渓谷のハイキングツアーの案内が出ていたりする。
私も昨年11月に尾白川渓谷と日向山を歩くことができた。だから、日向山は2度目だ。

 R20号を道の駅「はくしゅう(白州)」手前から左折し、どんどん林道を登って行く。
暖冬のおかげもあり林道には全く雪はない。
9時前に標高1120mの登山口[矢立石]に着いた。
駐車場には他に車はなかった。
錦滝までの林道はまだ崩落による不通のため、今回の山歩きはこの矢立石から山頂の往復にした。

 9時過ぎ、出発した。
木々は葉を落とし、曇りと言っても枝の間から曇った空が見えある程度明るい。
山の下の方には松などの葉を付けた針葉樹もあるが、葉を落としたカラマツなどの樹木が多い山だ。
また、木々の下にはクマササも生えている(写真)。

 山頂までは標高差500m余しかない緩やかな山道で、昨秋歩いて歩きやすさが気に入った。
また、ハイキングコースとして良く整備されていて「10−1」等の表示が付いている。
そのため時間の見通しを持って登ることができる。

 私は約30分で「10−4」のベンチまで来た。
それほど寒くはないが、やはり山道には所々に霜柱がある。

5分ほどベンチで休憩した。
この調子なら約1時間で山頂である。

 山頂近くなるとよりなだらかになり、写真のように凍っている所もあった。
しばらくすると雨量計があり、その先に1659.6mの三角点がある。
その先に1600mの山頂がある。
なだらかな山頂なので表示がなければどこがピークかわからない。
三角点と山頂は距離は200mほど離れているが標高差はわずか40cmだ。

 山頂は風化した花崗岩でできていて山頂一帯はそこに天然の樹木が茂っている。
また、北側、西側が乳白色に花崗岩がガレている。
そこから甲斐駒ヶ岳八ヶ岳が見える。(写真)
それらの山には冬にも登っているが良かった。見ながらそんなことを思い出していた。
それらはさすがに両方とも雪をかぶっていて、雪に会いたいならそちらを登れば良かったと後悔する。

 正月気分の1月2日にはこの程度の山歩きが良いのかもしれないと、花崗岩の一風変わった風景を楽しむ。
その後、昼食を取り10時半に下山を開始する。

 下りも歩きやすく、写真を撮ったり景色を見ながらも約40分で下りる。
途中、年輩の単独の男の方に会う。
誰にも会わないと思っていたのでうれしくなり笑顔で挨拶し少し話す。

 下山後は、登山口近くに「尾白の森名水公園べるが」に行った。その中にある『尾白の湯』に入るためだ。
ここの原泉は茶褐色のナトリウム塩化物強塩で、大変しょっぱい。
またタオルに色が付くと色が取れないくらいだ。
写真の温泉は尾白川の天然水で10倍に薄めてある。(奥に見えるのが茶褐色の源泉の温泉である)。
それでも、なめればしょっぱい。
時間ものあったのでこれから1年の登山計画を練りながら、のんびりゆっくり温泉に入っていた。

日向山はハイキングコースが整備されている 少し凍っている所もあった
山頂付近は樹木の間から山々が見える 日向山の山頂からは甲斐駒が・・・
山頂からは八ヶ岳が花崗岩の岩肌の向こうに 「尾白の湯」の原湯は塩分が濃く茶色だ

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