07.03.11 MM第167号

   私の出合った日本百名山 by masarus
       
                         

 入笠山(にゅうかさやま 1955m) 

[ 日本三百名山、花の百名山 長野県 ]

    
  この山の私の印象                                  

「 雪山歩きと山頂からの展望を楽しんだ 入笠山 」


【歩いた日】     2005年1月2日(日)

【天候】       快晴

【コース及び時間】

 沢入登山口9:22発−10:07山彦荘への分岐−10:30マナスル山荘−10:55入笠山〈1955m〉

11:07−11:18マナスル山荘11:28−11:43山彦荘への分岐−12:08沢入登山口

       【 登り 1時間32分   下り 51分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

  
【感想 等】

 今年の正月は積雪が少なくて登山口へのアプローチは問題なかっただろう。寒の戻りで最近は雪が多いが・・・。
夏では大雨や台風による土砂崩れ、冬は積雪のための不通を頭に入れておかなければならない。

 「入笠山」は雨が多く笠を持って入る山、ということから付いた名前だという。
この入笠山はスズラン他の花々が咲く『花の百名山』であると共に八ヶ岳などの展望の山として知られている。また、新緑や紅葉もいい。
 夏には御所平峠までバスが入り30分ほどで簡単に登れる山である。

 私は雪山歩きと展望を楽しみたいと思い正月に出かけた。
この登山日の少し前に積雪があり登山口までは入ることができないかもしれないと心配であった。まあ、そのときは林道を歩けばいいと思い出発した。

 沢入登山口までの林道は雪こそあったものの何とか車で走れ、登山口に着くことができた。
広い駐車場には15cmほどの真っ白な雪野原になっていて、9時過ぎだというのにそこには10cmほどの雪をかぶった乗用車が1台止まっているだけであった。
正月早々から私のような物好きはいないのかもしれないと、9時半少し前に歩き始めた。

 天気は快晴、積雪は20cmくらい、私は木々の間の白いトレイルを気持ちよく進んでいく。
沢入登山口の標高は1460m。1955mの入笠山には標高差500mだ。
久しぶりの楽しみにしていた雪山歩きなのですいすい歩けた。
そして30分くらい登ると写真のように傾斜も緩くなり最高のスノーハイクになってきた。

 10時過ぎには山の上の車道に出た。轍はあったが車は走っていなかった。
右に少し行くと山彦荘だ。標識の先にその建物が見えた。
私は左に行き御所平峠にあるマナスル山荘に向かった。

 マナスル山荘は静まりかえっていた(下の写真)。
ここ御所平峠には目の前に入笠湿原があり真っ白な原っぱになっていた。
6月下旬にはここにはスズランがいっぱいだろう。
家の庭にもスズランがあり毎年その可憐さを楽しんでいるので、その様子は容易に想像がつく。
その雪原を見ながら少し休んでから山頂に向かった。

 湿原を左手に見ながら歩いていくと登りになり、蓼科山が見えてきた。
’03年10月下旬に登ったことを思い出しながら歩いた。
アホなことが好きで、1日3山の百名山ピークハンティングに挑戦し、美ヶ原霧ヶ峰と共に登ったのだ。
カラマツの紅葉が金色に光るビーナスラインも昨日のことのように鮮明だ。

マナスル山荘から20分余歩けば山頂であった。
山頂には木はなく360度の展望だ。
一番の眺めは八ヶ岳の山々だ。でんと構え、8つの峰々がそびえている(写真)。
中央アルプスと御嶽山。
諏訪湖の向こうには北アルプス(写真)。
そして富士山(写真)。
それから甲斐駒ヶ岳他の南アルプス連山。
これはすばらしい展望だ。
独り占めするのが申し訳ないくらいだ。

帰路も同じコースを雪を楽しみながら下る。12時過ぎには下ってしまった。
下山後は、すぐ近くにある富士見パノラマスキー場で久しぶりのスキーを楽しんで帰る。
雪の積もった山道を気持ちよく歩く マナスル山荘もひっそりと
諏訪湖の向こうに北アルプスもくっきりと 山頂からは富士山も見える
一番の眺めは八ヶ岳 入笠山の山頂

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