07.08.15 MM第185号

   私の出合った日本百名山 by masarus
       
                         

 伏見稲荷山(233m)   [ 京都府 ]

    
  この山の私の印象等は・・・                                  

「 何回も行きながら、やっと登れた 伏見稲荷山 」


【歩いた日】     2006年8月28日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

 JR伏見稲荷駅11:50発−11:52伏見稲荷大社−12:35一ノ峰(稲荷山山頂)〈233m〉12:50

−13:15四ツ辻13:20−13:25三ツ辻−13:46伏見稲荷大社13:55−13:57JR伏見稲荷駅


   【 登り(千本鳥居経由) 45分  下り(御釼社・八島ヶ池経由) 53分   計1時間38分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

  
【感想 等】

 全国に3万もあるという「おいなりさん」の総本宮、伏見稲荷大社のご神体が稲荷山だ。
私の町にも稲荷神社がある。また、近所の人達と愛知県の豊川稲荷に団体バスで参拝したこともある。
その総本宮であり、千本鳥居がよくポスターやロケなどに使われている。

 ここには観光に数回来たことがあるが、山頂へは道がどうなっているのかわからないし、
山頂まではどれくらい時間がかかるか不安でいつも途中で引き返している。
(ある夕方来たときには、全国の信者の団体が踊りを奉納していた)。

 12時少し前、JR伏見稲荷駅を出発した。少し歩くと伏見稲荷大社がある(下の写真)。
主に商売繁盛、家内安全の神様だが、迷わず無事歩けるようにお願いして千本鳥居の方向に進む。
千本鳥居というが、願いが叶ったお礼に鳥居を奉納する習慣が江戸時代からあるそうで今は1万個もあるそうだ。
写真のように鳥居は年月によって色が変わってくる。
古くなって取り外してあるところもあった。それにしてもその数に圧倒される。
平日の昼頃ということで人は少なく、神秘的な雰囲気が漂っていていた(写真)。

 奥社奉拝所を通り能鷹社に出る。そこには新池があり、この新池までは2回ほど来たことがある。
三ツ辻を過ぎ、三徳社を過ぎれば四ツ辻だ。
ここから時計の針と反対回りに一周する。
山道には所々に神様を祭ってある。
また、茶店(ちゃみせ)もある。
その茶店は昔ながらの作りで歴史を感じる。
またここに寝泊まりしているようで、下から電気を引いていて生活の色がしみている。
きっと、ずっと前からこのご神体の山に住み参拝客の世話をしたり必要なものを売ったりしているのだろう。

 三ツ峰、間ノ峰、二ツ峰とそこにある社を詳しく見ながら歩く。
そこには小さな赤い鳥居も奉納されている。
この周遊コースはたいした傾斜もなく、歴史を感じながら快適に歩ける。

 12時半過ぎ、一ノ峰に着いた。ここが稲荷山の山頂233mだ。
ここにも末広大神と書かれた赤い布を付けた社があった。
稲荷山全体ではかなりの数の社があるが、それらにろうそくを立てながら参拝している老婆もいた。
この「上之社」があるところが山頂だ。

この稲荷山は本やHPによっては239mが山頂になっている。
25000分の1の地形図を見ると稲荷山は233m、その西、500m位の所に239.1mの三角点がある。
この三角点が稲荷山なのだろうか。
あるHPでは写真付きで、それが「西野山」と稲荷山の両方の表示が付けられていた、とも書かれていた。
私にはどちらが正しいのかはわからない。

15分ほど休んでから長者社方向に進んだ。
飛び飛びの赤い鳥居の下を下っていく。
夏といえども、稲荷山は木々で日陰になっているところが多くありがたい。

 1時15分、四ツ辻へ戻った。中腹をぐるっと一周したのだ。
元来た道を三ツ辻まで戻り、八島ヶ池を回って伏見稲荷大社の本殿に戻った。

 途中、白装束で一心にお祈りをしている年配の男女もいた(写真)。
日本人の信仰心は薄いと言われている。
私も宗教には熱心ではないが、高野山にしろここ稲荷山にしろ熱心な信者に会い、信じることは救われることなのだなという感じがますます強くなった。

 毎年のように行うお盆のお供えをしたり坊さんを迎えたりしながら今、メルマガ・HPを作成している。
これらの年中行事に疑問を感じながらも、その意義も感じるこのごろである。
伏見稲荷大社はJR駅からすぐだ 千本鳥居を登っていく
ここまで来ると市内が展望できる(四ツ辻下) 一ノ峰(稲荷山)山頂
白装束で一心にお祈りをしている年配の男女 濁っていても山腹の池は神秘的だ

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