07.10.06 MM第189号
【歩いた日】 2007年9月8日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 玄岳〈798m〉登頂(NO188)後−氷ヶ池(昼)11:32発−12:00滝知山〈649m〉12:10−12:45 熱海峠12:50−13:02姫ノ沢公園−13:10日金山(十国峠)〈771m〉13:20−13:46岩戸山分岐 −14:10取水場−14:30登山口−15:00落合橋 【 登り(氷ヶ池から) 1時間23分 下り(湯河原へ) 1時間40分 計3時間3分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。 【温泉】 湯河原温泉「ままねの湯」 (200円) |
【感想 等】 (前号NO188より続く)氷ヶ池で昼食を食べた後、日金山に向かう。 ここまでは標識があったのに、途切れる。 25000分の1の地図にも「伊豆スカイライン」の車道しか表示がない。 それはわかっていたことだが、すばらしい高原に歩道がないのは残念である。 しかたがないので、車道脇の牧草地を歩き出す。 草が刈られていて歩きやすかったが、5分ほどで牧草地は終わり行き止まりだ。 2mほどの道のようなものも見えたので行ってみたが、草が生い茂り歩ける状態ではなかった。 それで、車道の溝を歩いた。 それも、すぐに途切れたりするので、右の方に草地があるときはそこを歩き、草地がないところは車道の隅を歩いた。 30分ほど歩くと滝知山という標識が見えてきた。 地図上では道路の西側の少し高いところが山頂だが、道路脇の東側に駐車場と共に展望できる場所があった。 天気も快晴、相模灘が気持ちよさそうに見えた。 玄岳への登りは蒸し暑く汗をかいたが、その伊豆スカイライン歩きは風が通り気候的にはまずまずであった。 (今回のこのコースの80%は車道を歩いたので、交通事故の危険性が高く、あまり勧められない。) 滝知山で10分ほど休んでから、また車道歩きだ。 しばらくすると、進行方向に日金山が見えてきた。 まだまだずっと先の方に見える。予定の時間に着けるのか、少し不安になった。 下の写真のように標高差は余りないので何とかなるだろうと言う気持ちも半分。 ほぼ北に進んでいた道も大きくヘアピンカーブを過ぎ、熱海峠に着いた。 ここに伊豆スカイラインの料金所がある。 有料道路を歩いてきたので注意されるかもしれない、と思ったが何も言われなかった。 この峠は静岡から熱海に行くとき通る所だ。 伊豆スカイラインと熱函道路が十字に交差しているのだ。 前方に日金山が大きく見える。もうすぐだ。 25000分の1の地図では、山頂の所に「十国峠(日金山)」と書いてある。 私も今朝まで十国峠を別名で日金山という事を知らなかった。 このスカイラインは何回か通ったことはあるし十国峠にも来たことはある。 スカイラインの駐車場からケーブルカーで山頂に行ったこともある。 今朝の資料調べで日金山と十国峠が初めて結びついた。 熱海峠で5分ほど休憩をし、すぐ先にある細い車道を登っていくと姫ノ沢公園だ。 その先の新しい東光寺の建物の左を登っていくとその先が草原になっていて、向こうに建物が見えた。 それがケーブルカーの山頂駅でありレストハウスだ。そこに山頂がある。 氷ヶ池から約1時間半。日金山の山頂に着いた。 久しぶりの晴れで、大勢の観光客がいた。 山頂の表示は、やはり十国峠だった。 ここからは十国が見えるのだ。 伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、武蔵、相模、安房、上総、下総だという。 いくつ見えたかはわからないが、快晴のため湯河原の町並みや真鶴岬が手に取るように見えた。 下の写真のように近くの岩戸山も大きく見えた。 観光客のあまり来ない、レストハウスの2階から展望を少し楽しみ下山を開始した。 来た道を姫ノ沢公園まで戻り、そこにあった標識に従って左に下る。 よく寺社にある赤い字の書いた幟が山道の脇に立っている。 15分ほど下るとお寺だ。これが本当の日金山東光寺だ。 東光寺のお地蔵さんの所には風車がたくさんさしてあった。 しばらく境内や石仏を見た後、「日金山石仏の道」に向かった。 そこは、全部で42丁目まである。 木々に囲まれた歴史の道を歩く。 東光寺から5分ほど下りたところに岩戸山への分岐があった。 ここからが本格的な石仏の道だ。 石仏は○丁目の石柱と同じ大きさの物が多く、立ち止まってじっくり見るほどでもなかった(写真)。 すいすい下りて25分で取水場に着いた。湯河原町の水はここが源泉なのか? 飲んでみた。天然の水はおいしい。これも山の楽しみの大きな1つだ。 そこから20分下ったところが、登山口だった。 14時半だ。順調に歩いてきている。 舗装された車道を30分下って1丁目の落合橋に着いた(写真)。 15時、on time。 やった! 近くのコンビニで缶ビール2本買い完歩を祝って1人喉を潤す。 コンビニの店長にネットで調べてあった「湯河原温泉 ままねの湯」の位置を聞く。 近くの橋を渡った路地の奥だった(写真)。 内湯以外何もないが地元の温泉はいい。 写真のように常連客が入浴後外で休んでいた。 少し話して入る。 泉質は弱アルカリ性低張性高温泉で源泉82度、PHは8.6だという。 いつもはかなり熱めだそうだが、この日はややぬるくて助かった。 湯治客もあるそうだ。 温泉から出て、駅へのバスを待っているとおばあさんと目があった。 彼女は毎日山の上の家から1時間かけて下りてきて、温泉に入りバスで帰るのが日課という。 なかなか健康によいこと考えたと、感心した。 湯河原駅からJRで無事、18時過ぎに家に着いた。 1日の歩行時間5時間弱、久しぶりに歩いたなあ、という充実の1日だった。 |
滝知山の標識はスカイラインのすぐ横にある | 進行方向に日金山が見える |
ケーブルカーで簡単に来れるので観光客が多い | 「日金山石仏の道」を下る |
湯河原温泉の落合橋の脇に山への1丁目が | 湯河原温泉「ままねの湯」は路地の奥 |