2007.11.13 MM第194号

   私の出合った日本百名山 by masarus
       
                         

高尾山 (たかおさん 599m) 

[ 東京都 花の百名山、関東百名山 ]

    
  この山の私の印象等は・・・                                  

「 モミジも顔も真っ赤だった 高尾山 」


【歩いた日】     2000年11月05日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

 高尾山口・清滝12:15=(ケーブルカー)=高尾山駅12:35発−(1号路)-12:55薬王院−13:15

高尾山〈599m〉13:20−(1号路)-13:35薬王院−13:55高尾山駅=(ケーブルカー)=14:20

高尾山口・清滝


   【 登り(高尾山駅から1号路) 40分  下り(1号路を高尾山駅まで) 35分   計1時間15分 】

*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。


  
【感想 等】

 一昨日の日曜日は近所の人達と伊豆堂ヶ島にバス旅行に行ってきた。
地域の実年会の年に1度のバス旅行である。
今回の参加者は残念ながら15人だった(会員41名)。

この高尾山の記録は、7年前のこの実年会バス旅行で行ったときのものである。

 この会の面白いところは、会を仕切る三役は年齢の多い順に順番に行い、年齢が下がってくるのである。
そのため誰もが順に役員を行う。
会員の年齢制限はないが、60歳近くなるとやめていく。
年輩者が大量にやめていき、新しい会員が加入しないというどこの地域にもある傾向で
会員は半数近く減り、現在は約40人になってしまった。
しかし、大工から県庁職員、大型トラックの運ちゃんなど職業は多種多様に渡り話していておもしろい。

 これらの会員で地域の秋祭りに各家庭に配る花ぼろを作ったり正月飾りを焼く「どんと焼き」を開催したりして地域に貢献しているのである。秋の旅行は会員の親睦を深める大きな行事であるが、最近では勤務の3交代制や多忙化で参加できない人も多い。

 前置きが長くなった。
そんな会で高尾山に行ったときの酔っぱらいが登った記録である。

 この高尾山は読者の多くの方が登っているのかもしれない。
しかも、今回紹介するものよりもっと本格的に・・・。

 東京都八王子にある高尾山は年に250万人以上が訪れるという。
日本で一番登る人の多い山かもしれない。
しかも、「花の百名山」に選ばれるほど自然が多いのに新宿から50分と近い。

 私も兼ねてから一度は行ってみたいと思っていたが、静岡からは遠い。
東京へ行ったとき足をのばそうと思っていたがなかなか実現できないでいた。

 そんな時、地域の実年会のバス旅行で行くという計画が飛び込んできた。
「うれしい」と思う反面、山頂に行く時間が十分あるか心配であった。
というのはこのバス旅行は親睦が中心で、出発したらすぐにお酒を飲み刺身や黒はんぺん等を食べる山歩きとは全く似ても似つかないものであるからだ。

 7時にバスは静岡を出発し11時半頃高尾口に着いた。
完全に酔って、できあがっていたが、昼食を食べながらなおもみんなでビールを飲んだ。
その後は自由散策で14時半出発ということだった。
しかも、ケーブルカーの往復券をもらうことができた。

 昼食中、山頂まで行きたい人がいるか聞いたところ、4人が行きたいという。
酒に酔って赤い顔をした5人でみんなより一足先にレストランを出てケーブルカーに向かった。

 12時過ぎという昼食の時間でもあり、ケーブルカーは満員ではなかった。
終点の高尾山駅からは表参道である1号路を往復することにした。
時間も気になるので最短コースを選び、また薬王院にも行ってみたいと思ったからである。

 高尾山駅を12時半過ぎに出発した。
散策している人は多い。
そこには案内板も整備され、道は歩きやすい。
しかも、たくさんある登山路に名前が付いているのがいい。

 すぐに山門だった。
女坂を上って杉並木を通ると薬王院だ。
参拝者がいっぱいだ。
ちょうど黄緑と緑の僧衣を着た坊さんが歩いていくところだった。
静岡では見たことのないきれいな色の僧衣なので写真を写した(写真)。
また、モミジが多いことに驚いた。
逆光に照らされてきれいだった。
それも、登るにつれて紅葉が進んでいくのがはっきりわかった。

 下の方の木は黄緑だったが、だんだん先端にオレンジ色の葉が混じるようになる。
赤い顔をした酔っぱらいの5人できょろきょろ眺めながらの山歩きだ。

 時間を気にしながら山頂へ急いだ。
13時過ぎ高尾山の山頂に着いた。
人が多いのにびっくりした。
思い思いの場所で弁当を広げたり飲み物を飲んだりしながら休んでいた。
都心から近く、手頃に登れる人気の山だけのことはある。
山頂からはうっすらとではあったが、富士山も見えた。

 また、モミジはもっと色づき真っ赤だった(写真)。
(ここのモミジは私たち5人の顔より赤かった。)
5分ほど景色を眺めたりビジターセンターを見学し下山を開始した。
この1号路のモミジは植えたものだとは思うが大変多くていい。
モミジが山頂から徐々に紅葉していくので長い期間紅葉が楽しめるなかなか良い山だと思った。
帰りは同じコースなので安心して下れた。

 無事、ケーブルカーにも乗れ、団体バスに間に合うことができた。
次回は他のコースを歩いて山頂に行きたいと思った。

 帰りのバスでも鳴沢風穴や河口湖で紅葉や富士山を楽しみ静岡に戻った。
薬王院はさすが人が多かった 仁王門の像だったかな?
僧侶の列も見れた モミジが多くびっくり
標高が上がるに連れて色づくモミジ 高尾山山頂では真っ赤だった

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