2008.04.07 MM第210号
*下に感想等の文があります。
【歩いた日】 2007年12月23日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 飯野山登山口バス停14:35発−14:45野外活動センター−14:56三合目[西又分岐]15:00−(直登コース) −15:24飯野山〈422m〉15:42−15:49飯山登山道分岐−16:09一王子神社−16:15飯山登山口駐車場 【 登り(西からの直登経由) 45分 下り(飯山登山道) 33分 合計 1時間18分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
バスからはっきり飯野山が見えてくる | 木々と落ち葉に包まれたコースだ |
飯野山山頂の石碑 | 少し下りたところに展望台があった |
全国にある巨人伝説と巨石群 | 帰りは東側の一王子神社へ下る |
【感想 等】 12月下旬、四国の高松に行く機会があった。 高松から「琴平山」に行ってから時間があったので讃岐富士で有名な「飯野山」に行った。 天気は小雨から曇りになってきた。そして少し晴れ間も見えてきた。よかった。 前号(NO.209)で、JRで丸亀に向かった、と書いた。 丸亀には13時前に着いた。まず、飯野山登山口に行くバスの時刻をチェックした。 そして昼食をどうするか回りを探した。 駅のそばには讃岐名物のうどん屋とスーパーマーケットがあった。 迷ったが、弁当を買い丸亀城で食べることにした。 丸亀城は立派な石垣の上にそびえていた。 14時過ぎ、予定通りに駅前から路線バスに乗った。 町中を過ぎ、郊外に出ると車窓からも「讃岐富士(飯野山)」が見えてきた(写真)。 形が富士山に似ていて、しかも子どもが土を盛ってつくったような形なのですぐにわかった。 前号でも少し書いたが、讃岐平野には似たような形の小さい山が点在している。金比羅さんに行くとき、琴電の車窓から実際にも見ている。そんな中で一番富士山に似ているから「讃岐富士」と言われているのだろう。 14時35分、飯野山登山口で下車し歩き始めた。 バス停は飯野山の西側にある。 まず、高松自動車道の下をくぐり丸亀市野外活動センターをめざした。 ガード下にはコンクリートに観光協会の設置した案内板があった。 しばらく登っていくと、教育委員会が付けた「ようこそ讃岐富士へ」の看板があった。 そこには、『体力に自信がない方でも気軽に登れるゆるやか登山道』、と共に『2200m、40分』と書かれていた。 富士山型の独立峰なら上に上に登っていけばいい、しかも整備されているなら安心だ。 10分で野外活動センター入り口に着いた。 どれでも山頂に繋がっていそうだが、いくつか道があり案内の標識がない。 中年4人組のおばさんに道を聞かれたが「多分この道だと思う」と太めの道を示し自分が先立って歩く。 適当に選んで登っていったがあっていたようで少しずつ登っていく(写真)。 樹林に囲まれた山道であるが、時々景色が広がり家並みや海が見える。 15時少し前、三合目に着いた。 ここは「西又分岐」でもある。 ここまでのようななだらかなコースと直登コースに分かれる分岐だ。 私はなだらかなのは時間がかかり変化が少ないので好きではない。 体に負荷のかかる直登コースを選んだ。 直登と言ってもそれほど急ではなく、しかもこの飯野山は全体の標高が422mである。 20分余で山頂だった。バス停からは45分だ。 山頂手前で西又分岐からのゆるやかコースと合流して山頂だ。 山頂には石碑や薬師堂などがあった(写真)。 山頂には2人休んでいた。 南側に30mほど下がったところに立派な展望台があり、そこからは女性4人が景色を眺めていた(写真)。 ガスっていて展望は十分ではなかったが、溜池や山、瀬戸内海などが見渡せた。 展望台の入り口に巨石群の看板があった(写真)。 「おじょも伝説」についても書かれていた。 以前紹介した静岡市の「だいらぼう(NO.186)」との似ているところがある。 全国にこのような巨人伝説があるが、こちらの方が小さな山がたくさんあるところが本当のような気にさせられる。 展望を楽しんだり、巨石群を見たりして過ごした。 少し傾いてきた陽がため池に映り光っている。 地元の人の中には毎日のように登ってくる人もあるようだ。 近くに住んでいれば、手頃な山歩きになるだろう。 20分ほど休み下ることにした。 下りは東側の一王子神社に下る。 数分で「飯山登山道分岐」だった。 ここから急坂になるがコンクリートの丸太を埋めた階段だ。 落ち葉が積もった階段から滑り落ちないように気を付けながらもすいすい下っていく。 やがて下の街並みが見えてきた(写真)。 あとはまっすぐ下りていけばいい。 左手に一王子神社があり、車道に出た。 歩いていくと、前を歩いている若い下山者にあった。 彼は初日の出をここで見るための下見に来ていた。 しかし、飯山登山道を登りあまりの急坂で途中で引き返してきたという。 私は反対側の活動センターの方から登れば誰でも簡単に登れることを話した。 帰りのバスは30分以上待たなければならなかった。 思い切って、駅まで車に乗せてくれないかとお願いした。 彼は高松から来ていてなんと高松まで乗せてくれるという。 お言葉に甘え、17時半には高松に着くことが出来た。 |