2008.06.09 MM第219号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

碁石山 (ごいしやま 435m) 香川県小豆島町

                  

    
  この山の私の印象等は・・・                         

「 行場の上の岩場のルートがわかりにくかった 碁石山 」

 *下に感想等の文があります。                                         


【歩いた日】     2007年12月24日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


苗羽バス停13:02−13:51碁石山寺14:10−14:20分岐−14:36碁石山〈435m〉−(洞雲山へ続く)


   【 登り 1時間15分    】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
碁石山寺に着くと大きな弘法大師像が出迎えてくれる 「小豆島霊場 第2番 碁石山」と書かれ「お接待」のみかんが
上の行場には像があり最高の展望だ 上がるに連れ展望が広がってきた
石がごろごろした灌木の下を歩いて進む 三角点と「碁石山」という手作りの標識ある山頂

 【感想 等】

 12月24日(月)の朝、高松港からフェリーに乗り小豆島に来て皇踏山(NO.213)に登ったことを書いた。
そして11時半、野外活動センター先の滝宮の集落先のバス停に着いた。
バスはなかなかない。
人通りのほとんどない田舎で1時間以上も待つのはつらい。

 ちょうど通りかかった軽トラックを止めて主要道路のバス停「八幡橋前」まで乗せてもらった。
そこでバスを30分余待ち、西の苗羽までバスに乗った。碁石山に登るためだ。

 この碁石山も地形図に山道が書かれていない。
皇踏山の時と同じように知らない土地で地形図を使っての山歩きに挑戦だ。

苗羽までの車窓から池田港、オリーブ公園、草壁港などを見ながら向かった。
一発で軽トラに乗せてもらうことができたように人情味にあふれるよいところだ。
それが言葉では表せないが、風景からそれとなく感じる。

 13時、苗羽でバスを降りすぐ歩き始めた。
苗羽は穏やかな海岸に面した静かなところだ。
天皇誕生日の振り替え休日で休みの日であったがほどんど人は見かけない。
シーズンオフで観光客も少ないのだろうが、島の人も少なくほとんど見かけない。

 地形図を見ると山腹に神社がある。そこまでは実線の道をたどろうと舗装された山道を登っていくと「小豆島第2番札所 碁石山」というきれいな看板があった。(なんだ、小豆島にもお遍路があったんだ。しかも、今から登る「碁石山」は2番札所でここをたどれば行くことが出来る。ラッキー!!)

 少し登ると、「へんろ道」と書かれた石の標識があったりや新しいお地蔵さんがあったりした。
車道からはずれるようにある山道のへんろ道は気持ちいい(それはわずかであったが・・・)。

 14時少し前、碁石山寺に着いた。参道の手前にはお地蔵さんが並んでいて、境内入口には大きな弘法大師像があり、出迎えてくれた。また高台にあるので集落や海が見渡せる。空気が澄んでいて山々もはっきり見える。

 少し景色を楽しんでから、階段の上の鳳凰堂へ向かった。
そこには「小豆島霊場 第2番 碁石山」と書かれている。中には観音像のような像が安置されていた。
そして、写真のように小さいみかんが「お接待です」と書かれて置かれていた。
静岡もみかん所、これは放置されたみかんの木から取ったものだとわかる。
しかし、顔は悪くても味は変わらないことも知っている。
お接待をありがたく2ついただいた。新たな力が湧いてきた。

 行く前に見たHPでこの上に道が付いているのを見たように思った。
道も山頂方向へ続いている。
5分ほど上がっていくと像の建っている行場に出た。
下の寺より、また一段と展望がよくなった。こんなすばらしい高台で修行をすれば悟りを開くことができるかもと思った。

 岩の上の小さな祠から先に登ろうとしたがルートを見つけることが出来なかった。
左は高さ2.5mほどの崖になり、右手は切り立った岩の登りだ。
左側はなんとか下りることが出来そうだが、その先に通じている感じがしなかった。
右側は全く登れそうにない。
行くなら右か・・・、と思いながら登ってきた方向を見ると下の寺の参道を掃除している僧侶が見えた。
迷うよりは聞こう、と寺まで戻って僧侶に道を尋ねた。

 私が見つけられなかった第3のルート、右の岩の下から巻き込むと尾根に通じているという。
もちろん、標識もないし歩いた痕跡もあまりない。

 そこで20分ほど費やしたが、僧侶が教えてくれたのでスムーズに通過することができた。
岩を回り込むと、3mくらいの木の下に歩いた痕跡があった。
石がごろごろした灌木の下を登っていくと、10分ほどで上の尾根道に出ることができた。

 そこはT字路になっていた。
地形から碁石山は左方向だ。

 15分ほど灌木の下を進んでいくと三角点と「碁石山」という手作りの標識ある山頂に着いた(写真)。
写真のように山頂からの展望はなかったが、木の隙間は眼下や周りの様子も少し見える。
行場からたくさんすばらしい景色を見たので良しとしよう。

 今回の「碁石山」は、小豆島のお遍路を知ることができたし、お接待のみかんもいただけた。また、天気にも恵まれ眼下の坂手湾や内海湾などの展望も楽しめた山歩きだった。
帰路はまたまた冒険でT字路まっすぐ行ってみることにした。 〈次号へ続く〉
 

 私の出合った百名山HPトップ   発行済みMM 「日本百名山」TOPに戻る   masarusにMail

inserted by FC2 system