2008.06.30 MM第222号
*下に感想等の文があります。
【歩いた日】 2008年4月5日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 掛川市上土方嶺向(高天神城北口P)10:12−10:23高天神社・高天神城本丸跡・他〈132m〉10:30−10:35高天神城北口P =10:40(2kmほど西の林道)P発−10:53楞厳地山〈221m〉10:57−11:11P 【 高天神城跡(往復) 18分 楞厳地山(往復) 27分 合計 45分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
春爛漫・菜の花や桜が満開の登山口付近 高天城跡に登っていくと上には高天神社が 山頂に着けるか不安だったがテープがあった 山頂には「高天神山」ではなく「楞厳地山」の標示が あまり人工の手が加わっていないのもうれしい もみじいちごの花かな??
【感想 等】 前号に引き続き、エコパにサッカーの試合を見に行くついでに行った一等三角点、第2弾「高天神山」である。 第1弾の「高根山」は30分ほどで歩けた。時間はまだあったので掛川まで車で走った。 地形図を見ると、道路から山頂までは近い。 ただ、「高天神山」と書かれたところには三角点は書かれていない。標高220.6mの三角点は1kmほど西側にある。 近くに交番が見えたので車を止めると不在であった。 「まあ、いいや」と高天神山北側に車を進めると、満開の桜並木と菜の花畑が目に付いた(写真)。 しばらく眺めていると、おばさんが通ったので高天神山について尋ねると、自分は登ったことがないが聞いた所によると、本当の高天神山は高天神城跡とは違ってもっと西から登ると言うことであった。 やはり地形図通り、一般に高天神山という城跡のある山と最高峰のあるピークが違うのだろうか。 とにかく、地形図に「高天神山」と書かれている高天神城跡に登り、そこからの山道がないか探してみることにした。 10時過ぎ、高天神城北口の立派な駐車場に車を止め歩き始めた。 ここの桜もまだ花を付けていてとてもきれいだった。 登り始めてすぐのところに、コンクリートの鳥居があり、その横には「郷社高天神社」の大きな石柱があった。 さすが地形図に「高天神山」「高天神城跡」と出ているだけあって、案内板もいくつもありしっかりしている。 急な石段を10分ほど登るとやや広い鞍部に出た。 そこから少し東に行くと「本丸跡」で、西に行くと「高天神社」だ。 まず、階段を上り神社の方に行った。 上にはそれほど大きくない神社が建っていた(写真)。 高根山では全く人に会わなかったが、この神社には年輩の夫婦が散策していた。 まだ桜が咲いているし、散策にはよい天気だ。 ここにはたくさんの案内板はあるが、矢印の付いた標識はない。 この高天神社の尾根を西にたどれば221mの三角点のあるピークに行けると思うのだが、案内図や矢印はない。 尾根を1kmほど歩けばピークに着けると思うが、道を探すのはやめた。 今回は迷いながらルート探すには時間が十分ではない。使える時間は午前中だけだ。 神社からすぐに下り、本丸跡方向に行った。 そして「御前曲輪跡」「元天神社」「本丸跡」などを見て車に戻った。 樹林の中の細い舗装道路を西に2kmほど行ったところに地形図通りの道が南東の方向に伸びていた。 その道路脇に車を止め歩き始めた。 地形図では実線で示されている3mくらいの未舗装の道である。 脇には不法投棄のゴミが散乱している。残念なことである。 地形図ではこの道は500mほど続き、その後は何の標示もない。 そこから直線距離にして約150m、標高にして50m歩けば一等三角点のある221mのピークである。 きっと三角点を設置したり木々の手入れをする山道や踏み跡があるだろう、 もし道がなければ樹林帯を直登してもいい、と思い登っていった。 8分ほど登ると未舗装道は終わり、T字型に山道が続いていた。 私は221mのピークの方向に進んでいった。 未舗装の道の両側は杉であったが、少し行くと両側は細い雑木林になった。その中をどんどん進んでいく。 少し歩くと、ピンク色のビニルテープが付いていた(写真)。 たぶんこれが山頂への山道のマークだ、と思いうれしくなった。 するとすぐに、一等三角点が現れた。 近くには「楞厳地山220.6m」の木の標識がころがっていた。 標識の木を立てかせて写真を撮った(写真)。 正式名かはわからないがこのピークが「楞厳地山」と言う名前であることがわかった。 日本百名山の八ヶ岳が八ヶ岳という名の山頂がないように(最高峰は赤岳である)、 高天神山も「高天神山」というピークはなく「楞厳地山」が最高峰だと理解した。 (私の思い違いかもしれないが・・・) 帰りは元来た道を戻った。こちらは行き帰りとも誰にも会わなかった。 往復30分弱の山歩きだった。 近くにある「高根山」「高天神山」という2つの一等三角点を歩いたが、地域での大事にされ方が異なっていて面白かった。 高根山は三角点についての説明板もあり山道も整備されていた。 一方、高天神山の方は車道からの案内板もなく、何とかたどり着いたが「楞厳地山」という別の、初めて聞く名前が付いていた。 この楞厳地山という名の由来や歴史を聞いてみたいものである。 高根山、高天神山と2つでちょうどよい軽い運動ができエコパに向かった。 試合はホームグランドのジュビロがレッズに1対2で負けた。 アウェイの浦和レッズのサポーターの元気な応援に負けた気がした。 |