2008.12.27 MM第243号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

御座山 (おぐらやま 2112m)  長野県北相木村
 
[日本二百山]

                   

この山の私の印象等は・・・                              

「 カラマツの黄葉の中、楽しく歩けた 御座山 」

 *下に感想等の文があります。                                                


【歩いた日】     2008年11月3日(月)


【天候】        曇り


【コース及び時間】

南相木村栗生登山口6:57発−7:38不動の滝−8:14ツバクラ山−8:28御座山〈2112m〉8:48−9:00ツバクラ山−

9:24不動の滝9:28−9:50栗生登山口P



       【 登り 1時間31分  下り 58分   合計 2時間29分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】        南相木温泉「滝見の湯」(350円)   長野県佐久郡南相木村


  
カラマツの黄葉林の中を歩いていく(写真1) 登山口から30分で「不動の滝」だった(写真2)
標高2112mの御座山の山頂(写真3) カラマツ林の上に360度の展望が広がっていた(写真4)
登山口近くの「滝見の湯」は料金も安く良い(写真5) 滝見の湯の下には「犬ころの滝」が(写真6)

 【感想 等】

 11月1日に富士山に登った翌日、荒船山に登ったことを前号で書いた。
下山後、「荒船の湯」で、3時間くらいのんびり過ごした。

 そして、国道141号線を南下し「佐久海ノ口」から県道に入り、16時過ぎ「栗生」に着いた。
夕日に映えたカラマツの黄色が美しかった。

 御座山へのコースは主に3つある。南からの栗生コース、西からの「山口コース」、北からの「白岩コース」だ。
ここでもやはり、「滝見の湯」という温泉が近くにあるので「栗生コース」を選んだ。

 登山口駐車場の車の中で読書をしていると、パトカーがやってきた。
警察官によると、110番通報があり「この上の滝の上で女の子が1人で飛び跳ねて遊んでいる。危ないし子供1人のようなので電話した。」という事らしかった。
 警察官は下山者がないか、30分以上待ったが、誰も下りてこなかった。そして暗くなってきた。
もちろん、私がここに着いてからも誰も下山してこなかった。
警察官は親と無事帰ったと判断したのか、黙って帰って行った。

 なんとも不思議な出来事だと思った。
栗生登山口から御座山はコースタイムで2時間半。時間は十分ある。
それで、朝も読書をして早朝出発をぜず、出発をずらした。

 7時少し前、私は出発した。
カラマツの黄葉林の中を歩いていく(写真1)。
晴れていれば、色づいたカラマツが黄金色に輝くのに今日は曇り空。少し残念ではあるが、雨よりましだ。
黄葉したカラマツは素敵な山吹色に見えた。

 朝の気持ちの良い空気の中を快適に歩いて行った。
10分ほどで、少し前に出発した孫の中学生と歩いていた年輩の男性に追いついた。
彼らはのんびり景色を楽しみながら歩いていた。
少し登ると、紅葉は終わり葉のない木が多かった。

 30分で「不動の滝」だった(写真2)。
登山口にあった看板の地図で見ると、もっと時間がかかると思ったが30分と、思ったより早かった。
こんなに近ければ、警察官もここまで確かめに来れば良かったのに、と少し思った。
今の時間にはもちろん、昨夕聞いた女の子は滝の上では踊っていない。
思ったより小さい高さ8mほどの滝からは静かに少量の水が流れていた。

 滝で右に曲がりたくさんの落ち葉を踏みしめ登って行く。
眼下のカラマツの山吹色の木々が見えてきた。
数分行くと、石に赤ペンキで簡単な顔をかいた岩に出た。

 その近くで中年カップルに会った。
御座山の避難小屋に泊まったという。
昨日警察官から聞いた「滝の上で踊っていた少女」の話をしてみた。
彼らは滝の近くで遊ぶ女の子を見ていた。
少し知恵遅れの女の子がキノコ取りのお父さんを滝の近くで遊びながら待っていて、一緒に帰ったと思う、とのことだった。
無事で良かったが、そんな女の子を1人で滝の近くで遊ばせるのは危ないと思った。

 ツバクラ山へは木の根の多い急登を鎖をたよりに登って行く。
私はだらだらの長い登りより、急登が好きだ。
また、鎖も嫌いではない。

 不動の滝から30分余でツバクラ山の山頂に着いた。
そこからは山々の峰が展望でき、山頂には石の祠があった。

 ここまで登れば、御座山山頂はすぐだ。
山頂が前方に見える。

 ツバクラ山から約10分で、「山口コース」の下山口だ。
そして、数分で避難小屋だ。
小屋は新しいこぢんまりした感じであった。

 その裏が標高2112mの御座山の山頂であった(写真3)。
その展望の良さは前日の「荒船山」以上であった。
山吹色のカラマツ林の上に360度の展望が広がっていた(写真4)。

 八ヶ岳や奥秩父、浅間山などの山々・・・。
晴れていればもっとすばらしい風景が広がっていただろう。
もっとも、曇りでもなかなかすばらしい。
飽きずに景色を眺めていた。

 20分くらいすると、年輩の男性が登ってきた。
1人独占で楽しんでいた360度の展望ともお別れだ。

 下りはすいすい元来た道を下り、9時半前には不動の滝に着いた。
そこには行きで出会った中年カップルがいて、また私に会ったことに驚いていた。
彼らはほんとにゆっくり楽しみながら下っていたのだ。
そんな楽しみ方もある。

 栗生登山口には10時前に着いた。
出発して3時間弱、実質2時間半の快適登山であった。

そこから10分くらいの所にある南相木温泉「滝見の湯」にすぐに向かった。
開いたばかりというのにもう何人も入場していた。
露天風呂やサウナなどで2時間、疲れを取り帰路に着いた。

 3連休の最終日であったので、国道20号線に出る韮崎等で少し混んだが、暗くなる前に静岡に着くことが出来た。
楽しく充実した3日間であった。

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