2009.03.20 MM第254号
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【歩いた日】 2009年2月28(土) 【天候】 霧 【コース及び時間】 戸田峠P6:54発−7:12小達磨山〈890m〉7:15−7:34達磨山〈982m〉7:41−7:57小達磨山〈890m〉8:00 −8:13戸田峠8:14−8:19虹の郷分岐−8:25金冠山〈816〉8:30−8:33虹の郷分岐−8:39戸田峠P 【 達磨山往復 1時間7分 金冠山往復 20分 合計 1時間27分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
馬酔木のトンネルを行く(写真1) ガスが少し晴れ先が見える(写真2) 一瞬ガスが切れ、戸田港が顔を出す(写真3) 一等三角点のある達磨山の山頂(写真4) 金冠山山頂、晴れ間も見えてくる(写真5) 「戸田」と植え込んである戸田峠(写真6)
【感想 等】 寒い冬には春が恋しい。 静岡は雪は降らないし温暖であるが、もっと早い春を探したりもっと温暖な地域に行きたくなったりする。 そんなわけで2月下旬、伊豆半島に出かけた。 まずは、一等三角点のある「達磨山」に登りたいと思った。 近くを「西伊豆スカイライン」が通っている。そこから登れば10分ほどで山頂に立つことができる。 それでは、山に登ったという実感は湧かない。 それで、すぐ下の「だるまやま高原レストハウス」から登る人が多い。 私もそうしようと思った。 早朝、だるまやま高原レストハウスには大型バスが着き、そこからの赤富士を撮影しようと、大勢のカメラマンが三脚を立てていた。 しかし、あいにくのガスで視界は50mほどである。 ガスの中を長い距離歩くより、ショートカットを選び、戸田峠まで車で走った。 もしかすると尾根はガスが切れ、ご来光が見えるかもしれないという、かすかな希望を持って・・・・。 しかしというか、やはりというか戸田峠も、同じくらいのガスがかかっていた。 7時近くまで待っても変化がなかったので、出発した。 かなり風も強く、手袋をはめていない手はかじかんだ。 案内図や標識が整備されていて、迷うことはまずないだろう。 駐車場から標識に沿って上がっていく。 20〜30m上がると尾根道に出る。 灌木が生える笹原である。 そのクマササは巾2mくらい、きれいに刈られ歩きやすく整備されている。 3分ほど歩くと、馬酔木(アセビ)のトンネルに入った(写真1)。 花の時期にはもっときれいだろうと思うが、またガスの中もよい。 それを抜けるとまた笹原である。 駐車場から約20分で小達磨山(890m)に着いた。 尾根道は晴れていれば展望があるが、小達磨山は灌木の中である。 少し休んでから先に進む。 この小ピークを抜けるとまたクマササの尾根歩きだ。 ガスが少し薄くなり100mほど先まで見えてきた(写真2)。 ほんの一瞬、さっとガスが切れた。 戸田港と御浜岬が顔を出した(写真3)。 なかなか良い風景だ。 小達磨山から数分で西伊豆スカイラインの舗装道に出る。 登山道と並行して走っているので仕方がないが、道路脇にしっかりした歩道を作ってもらいたいものだ。 車道歩きは危険である。 その舗装道を3分ほど歩くと最後の登りだ。 標識には「達磨山0.5km」と出ている。 なだらかな登りを10分ほどで一等三角点のある達磨山の山頂だ(写真4)。 晴れていれば360度の展望があり、富士山から南アルプスまで見えるはずである。 残念だが仕方ない。 手がかじかんで寒いはずである。 クマササの先には白く霧氷が付いている。 「達磨山」の標識にも2cmくらいのエビのしっぽが伸びている。 冷たい風が吹いているので、風の来ない風下の岩の陰でしばらく休憩してから同じコースを引き返した。 ガスは少し薄くなったが、なくならない。 8時過ぎ、車のある戸田峠に戻った。 天気は回復しつつある。 すぐに東方向にある「金冠山」に向かった。 登山口はどこだろうと探すと、鎖の付いた車道から登って行くようになっていた。 電波中継所があるので、登山路はその管理用道路である。 山頂まで舗装道路では味気ないな、と思って5分ほど歩くと「虹の郷」分岐に着いた。 「金冠山0.4km」とある。 そこからは石がごつごつした山道である。よかった。 5分ほど歩くと電波中継所が見えてきた。 金冠山の山頂だ。戸田峠からわずか10分余である。 山頂には自然石で作ったような石碑が立っている(写真5)。 ガスがようやく少しだけ晴れてきた。 周りの山並みも見えてきた。 先ほど一瞬見えた戸田港も見えてきた。 少しだけ展望を楽しみ、引き返した。 車を止めた戸田峠の西側(戸田港側)には「戸田」と植え込みで字を書いてある(写真6)。 以前、この風景は見たことを思い出した。 約1時間半の朝の散歩であった。 だるまやま高原レストハウスの前を通ると、まだアマチュアカメラマン達は富士山が顔を出すのを待っていた。 また、私が歩こうと思っていた、ここから金冠山・達磨山に向かう団体もいた。 私はこの北東にある発端丈山・葛城山に向かった。 |