2009.03.29 MM第255号
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【歩いた日】 2009年2月28(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 益山寺10:02発−10:08葛城山分岐−10:18発端丈山〈410m〉10:27−10:37葛城山分岐−10:52城山分岐10:57 −11:04葛城山登り口−11:22葛城山〈452m〉11:48−11:59葛城山登り口−12:04城山分岐−12:22発端丈山分岐 −12:28益山寺P 【 発端丈山へ 16分 分岐から葛城山往復 1時間24分 合計 1時間46分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
発端丈山の山頂(写真1) 発端丈山から葛城山を(写真2) 発端丈山から内浦湾や長井崎なども見える(写真3) イノシシの被害は深刻で猟師に会う(写真4) 葛城山からも淡島や沼津市などが見える(写真5) 葛城山の山頂へはロープウェイでも来れる(写真6)
【感想 等】 寒い冬には春が恋しい。 静岡は雪は降らないし温暖であるが、もっと早い春を探したりもっと温暖な地域に行きたくなったりする。 前回、2月下旬、伊豆半島に出かけた「達磨山」と「金冠山」(NO.254)を書いた。 その第2弾は「発端丈山」と「葛城山」である。 海岸の三津長浜から登っても良いが達磨山からは近くはない。また、狩野川沿いの城山から登ることも検討したが、車に戻ってくるのがおっくうだった。サイクリングと組み合わせることも検討したがやめた。 達磨山から一番近くの益山寺(ますやまでら)から2つの山を往復するコースを選んだ。 伊豆市堀切の小山田川沿いにバスも通る道を登っていく。 バスの終点の山田を過ぎると道が細くなっていく。 道の脇には石仏がある。なかなか雰囲気が素敵だ。 しかし、益山寺への道はますます細くなり幅2mほどである。 そこを車で10mほど上がって行ったが、通ることができるのか心配になりバックで戻った。 その入り口に広場があったので車を止め、身支度をしていると80歳くらいのおばあさんが通りかかった。 車で益山寺まで行けるか聞くと、マイクロバスも入っていきますよ、ということであった。 それを聞いて、細く急な道を車で上がっていく決心がついた。 すれ違うところがない細い道を上がった終点が益山寺であった。民家も少ないこの細い道では対向車がなくてよかった。 益山寺は9世紀の初めに弘法大師が開いた由緒ある寺である。 あの修善寺より先だという。 また、寺には静岡県の指定になっている大きな楓の木や市の指定の銀杏の木がある。 それはなかなか立派な木である。 その前にはたくさんの石仏が安置されていた。 時代や歴史を感じる寺である。 10時過ぎ、出発した。 といっても登り口が分からない。 地形図を見るとすぐそばを山道が通っているはずである。 周りを見ると裏山に道らしき空間を感じた。 イノシシの新しい堀跡のある斜面をまっすぐ登っていくと山道らしきものにぶつかった。 そのまま雑木林の中を数分進むと、伊豆長岡ライオンズクラブの立ててくれた道しるべがあった。 そこには細い舗装道路が来ていて、軽トラックが止まり猟師が2人立っていた。 みんなでイノシシ猟をしているということであった。 多くの地域でイノシシの害に苦しめられている。 どうしてだろうか。イノシシが増えすぎたのだろうか、それとも食べ物の不足で山里に出て来ているのだろうか。 標識には、右(東)に行くと葛城山で、左(北西)に行くと発端丈山と出ている。 まずは、近くの発端丈山に向かう。 なだらかな山道を登っていくと、年輩4人グループが降りてきた。 私と同じように早春を探しての山歩きだろう。 と、思っているまもなく、発端丈山の山頂に着いてしまった。 なんと、分岐から10分であった。益山寺からでも16分、あまりの近さに下に車を置いてくれば良かったと、少し後悔した。 山頂には1本の木があるが、360度の展望がある(写真1)。 駿河湾の向こうに富士山がでんと見えるはずであるが、達磨山・金冠山同様、雲に隠れていて富士山は見えない。 富士山以外はよく見え、東の方角にはこれから行く葛城山も大きく見える。 山頂にロープウェイの駅のあるレストハウスがあるのですぐに分かる(写真2)。 北東には内浦湾や長井崎なども見える(写真3)。 南側の山々も見える。 まだ歩き始めてわずかしか経っていないので、座って休むほどではない。 元来た道を分岐まで戻り、東方向に進む。 樹林帯の中を進んで行く。 私は「静岡の百山」としての存在しか知らなかったこのコースであるが、数グループに会った。 晴れていれば富士山の展望がよいコースだからであろう。 コースもほとんど平坦であり、歩きやすい。 分岐から15分で、城山への分岐に着いた。 そこから少し行くと細い舗装道路に出る。 葛城山の中腹を巻くように伸びてる舗装道路を「葛城山登り口」に着く。 伊豆の国市が作った「かつらぎ山 山頂登り口 30分」の標識がある。 山道に横木を置いた階段を登っていく。 20分ほどで山頂に着いた。 やはり富士山は見えないが、淡島や沼津市がよく見える(写真5)。 山頂にはロープウェイ駅がある(写真6)。 他にもお地蔵さんをまとめて安置してあるところ、神社、銅像、そば屋などがある。 ロープウェイから降りる人をぱちぱち写真に撮り、いつもは見える富士山を入れてキャビネサイズにプリントして販売している。 今はデジタル処理が素人でも簡単にできるので良い商売である。 ロープウェイで上がってくる人は多い。展望を楽しんだり山頂付近を散策するのには良いかもしれない。 南側に展望所のようなものがあったので行ってみた。 八重咲きの梅が咲いていた。 昼食を食べながら展望を楽しみ、元来た道を引き返した。 ほとんど平坦で、最後の葛城山への登りのみが山歩きの感じであった。 少々物足りなかったが、快適に歩くことができた。 益山寺に戻ったのは、まだ12時半である。 今から温泉では少し早すぎる。 もう1つ挑戦である。 ということで、伊東市にある「矢筈山」に向かったのであった。 |