2009.07.28 MM第270号
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【歩いた日】 2009年6月21日(日) 【天候】 小雨 【コース及び時間】 池の茶屋登山口P6:04発−6:34櫛形山〈1672m〉6:40−7:05池の茶屋登山口P 【 登り 30分 下り 25分 合計 55分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
伊奈ヶ湖は櫛形山中腹に静かにたたずんでいた(写真1) 池の茶屋の休息舎壁には案内図が(写真2) 10分ほど歩くと稜線に出る(写真3) 原生林の巨木が迎えてくれる(写真4) 櫛形山の山頂(写真5) 山道が描くラインが面白い(写真6)
【感想 等】 前日はレンゲツツジがかなり回復した「甘利山(NO.269)」を気持ちよく歩いた。 そして、「やまなみの湯(南アルプス市)」に行って汗を流した。 風呂から上がってもかなり時間があった。 それで、櫛形山の中腹にある伊奈ヶ湖に寄った。 国道52号線から「県民の森公園線」を西に進むと伊奈ヶ湖に着く。 写真のように、伊奈ヶ湖は静かにたたずんでいた(写真1)。 中年夫婦が1組いただけであった。 その後、遠回りであったが「展望台」へ回った。 車で北に走っていくと、「展望台」に着く。残念ながら今回は展望がなかった。 櫛形山の池の茶屋駐車場まではくねくねした長い林道で、かなり時間がかかった。 16時半に着く。下山してきた人が、シカの食害によりアヤメは全滅だとなげいていた。 「花の百名山」に選ばれている櫛形山よ!お前もシカにやられダメなのか!! 6年前に登ったときは原生林と共にすばらしい姿を見せてくれたではないか(メルマガNO.108)。 私が櫛形山に行った後、ML(メーリングリスト)に次のような投稿があった。 「昨日、櫛形山に行ってきました。30万本という東洋一のあやめ′Q生地も今や鹿の食害にあい全滅状態です。登山口駐車場に3本、裸山に1本、あやめ平に4本だけ見つけました。山伏のれんげつつじ≠ヘ群生地を柵で囲っての効果が現れ回復の方向にありますが、櫛形山のあやめ≠フ再現は極めて困難な感じです。(7/12)」 やはり、アヤメはダメである。 今回は櫛形山が主目的ではない。今正月に途中で断念した「源氏山」(NO.246)に登るのが一番の目的である。 ただ、登山口が近いしこの駐車場にはトイレがあるので急遽、登ることを決めた。 メルマガ108号にもトイレのある休息舎の写真を載せてあるが、その壁には大きな地図が貼ってある(写真2)。 思いつき登山であるので、手元に地図はないが、前回の記憶とこの地図、整備された標識で迷わず歩けると思った。 朝から小雨が降っていた。 せっかく来たので山頂まで歩こうと、傘を差して6時過ぎに出発する。 雨の中でも写真を撮るようになって、傘の利用価値が増した。 以前は絶対山では傘は使わなかったが・・・。 写真2の櫛形山案内図によると、山頂まで登り1時間、下り45分だ。 良く整備された針葉樹林に囲まれた山道を進んでいく。 足下にはコバイケソウの葉や茎が大きくなっている。 10分ほどで尾根道に出た(写真3)。 足下の白い花に目がいった。 白花ヘビイチゴである。 シカが食べないのだろう。咲いているのはこの花ばかりである。 20分ほどで巨木のあるところに来た(写真4)。 「ダケカンバ(岳樺)」と櫛形山を愛する会の杭に書かれている。 以前にも書いたが、山で出合う花や展望も好きだが、何百年、何千年と生きてきた巨木が好きだ。彼らは戦国時代も江戸時代も生きてきている。 彼らにこれまで見てきたことを聞きたいものだ、と思いつつ山頂に向かった。 このコースは傘を差して歩くことができることは知っている。 道幅もあるし勾配も緩やかである(写真6)。 出発から30分で櫛形山の山頂(標高2053m)に着いた。 付近には「コメツガ」や「カラマツ」の標識のある木があった。 ここは樹林に囲まれて展望がない。 この先に「お花畑」や「原生林」、「アヤメ平」がある。 シカの食害を見たいとも思ったが、がっかりするのも嫌なので引き返すことにした。 来た道をそのまま、すたこらと戻った。 |