2009.08.03 MM第271号
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【歩いた日】 2009年6月21日(日) 【天候】 雨 【コース及び時間】 丸山林道登山口P7:25発−8:14仙城分岐−8:27大峠山分岐−8:47源氏山〈1827m〉8:52−9:14仙城分岐 −9:26林道−9:45丸山林道登山口P 【 登り 1時間22分 下り 53分 合計 2時間15分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 甲州鰍沢温泉「かじかの湯」 (550円) |
丸山林道に登山口の標識はあった(写真1) 林道を少し歩くと標識が・・・(写真2) ツツジが色を添えてくれる(写真3) 造林小屋の跡には廃残が散乱している(写真4) 源氏山1827mの樹林に囲まれた山頂(写真5) 甲州鰍沢温泉「かじかの湯」へ(写真6)
【感想 等】 今回の山行きの目的は2つである。 1つは虫にやられて全滅状態だった甘利山のレンゲツツジの復興の様子を確かめること。 もう1つが正月に登頂できなかった「源氏山」に登ることである(「八町山」まで歩いた)。 「源氏山」は付近の集落からはうまく見えず、地元の人に聞いても名前さえ知らない人も多かった。 それほど、集落や道路から奥の位置にある山である。 正月には地形図を見ながら歩いたが、時間切れで登頂できなかった。 昨年暮れに、地元の役場に問い合わせると林道「足馴峠線」か「丸山林道」から歩くといいが、冬はゲートが閉まっている、ということであった。 今回は「山梨県の山(山と渓谷社)」にも出ている、丸山林道からのコースで歩くことにした。 朝、足慣らしに櫛形山を歩いた。 その「池の茶屋駐車場」から3kmほど走ると、「源氏山登山口→」と書かれたゲートがあった(写真1)。 この周辺は道路整備工事が行われていて、6年前に奈良田から来たときと感じが変わっているところもあった。 小雨の中、路肩に車を止め、傘をさして出発した。 櫛形山のように道幅があり傘をさして歩けるといいな、と願いながら・・・。 林道を1分ほど歩くと左手に登山道入口があった(写真2)。 合計5つの案内表示があり、びっくりした。 標識通り、細い山道に入っていった。 すると、急に雨が強くなったので、合羽を着ることにした。 山道には草が茂り、雨露で靴が濡れてしまう。 後で分かったが、林道「足馴峠線」を作るために登山道を新しく作ったのだ。 そのために山道は歩き込まれていないで、踏み跡が浅い。 しかも、両側にとげのある草木が多い。 何気なく草木に手を出し触ると、とげが刺さってくる。 そんな中、真っ赤なツツジが単調な山歩きに花を添えてくれる(写真3)。 歩き始めがすでに標高1700mほどあるので、たいした傾斜はない。 林道沿いの山道をどんどん進んでいく。道は標識があり、迷うことはない。 ただ、樹林の中で展望はきかない。 出発から50分ほどで、「仙城」分岐に着いた。 「南アルプス公園線(県道37号線)」の奈良田近くに下る道である。 大峠山への分岐を越え、廃残が散乱している造林小屋の跡に出る。 一升瓶からドラム缶、トタン、いろいろなものが散らかっている。 近くの木には伐採した木を縛ったであろうワイヤーも落ちていた。 大峠山への分岐から20分で、源氏山の山頂であった。 そこには「山梨百名山」の標識がある(写真5)。 山道と同様にここも展望なしである。 前述のガイドブックによると原生林とのことであるが、それほど大きな木はない。 展望もない、雨の中でもあるのですぐに引き返す。 もと来た道をどんどん戻る。 行きには目につかなかったギンリョウソウや青紫の名前が分からない花を見つける。 30分余歩くと、林道上に出た。 ずっと、林道沿いの山道なので帰りは林道を通ることにした。 ちょうど林道へ降りる道があったので簡単に降りることができた。 20分ほど林道を歩くと、車に戻ることができた。 下山後は、近くにある甲州鰍沢温泉「かじかの湯」に入る。 前回より50円値上がりしていて550円であった。 (昨夏の石油の高騰を受けて、値上げしたところがかなりあった。私のHPも、実際より値段が変わっているものが多いと思われる)。 1500万年前に活動していた海底火山によってできた岩盤より湯出しているそうだ。 泉質は高濃度のナトリウム塩化物泉だという。いろいろなミネラルが含まれ、『療養泉』と呼ばれているそうである。 気持ちよく温泉に浸かり、静岡に戻った。 |