2009.08.12 MM第272号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

黒姫山(くろひめやま 2053m) 長野県 日本二百名山



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この山の私の印象等は・・・                                 

「 雨の中、最短コースで登った 黒姫山 」

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【歩いた日】     2009年7月18日(土)

【天候】        雨

【コース及び時間】

大橋林道登山口P8:08発−8:30山道8:34−8:55新道分岐−(新道)−10:14峰の大池分岐10:19−10:27


黒姫山〈2053m〉10:34−10:40峰の大池分岐−11:43新道分岐−12:01林道−12:27大橋林道登山口P


          【 登り 2時間10分  下り 1時間53分     合計 4時間03分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
県道36号から大橋林道を進む(写真1) 山道を20分ほど歩くと「新道分岐」だった(写真2)
雨に濡れたエンレイソウもいいものだ(写真3) 造林小屋の跡には廃残が散乱している(写真4)
源氏山1827mの樹林に囲まれた山頂(写真5) 甲州鰍沢温泉「かじかの湯」へ(写真6)

 【感想 等】

 
7月の3連休、ETC1000円割引を使って、長野県北部に出かけた。
以前も書いたが、静岡からだと信州の山に行くには大変不便である。
中央縦貫道が完成していないからである。

 清水から国道52号線を北上し、山梨県増穂町や白根町から高速に入ることになる。
早朝の高速はすいていて、気持ちよく走ることができた。
長野県に入ると少しずつ天気が悪くなってきた。

 信濃町ICを降りると、時々小雨が降り出した。
黒姫山、高妻山、戸隠山などの上部は雲に覆われていた。

 長野北部の山の第1弾は「黒姫山」である。
この辺は2000年の秋に日本百名山の「高妻山」「妙高山」「火打山」に来たとき通ったことがある。
今回は二百名山、三百名山を登りに来た。

 県道36号線を西進し、登山口の「大橋林道」入り口に着くと、小雨ながらも本降りになっていた。
甲信越地方は梅雨明けをした、と言うことであったが初日から雨。
うんざりしながら朝食の残りを食べていたが、思い切って出発することにした。

 1台車がおいてあり、「雨の中を山歩きする仲間かな」と思ったら、2人組はつり人であった。
8時過ぎ、雨合羽を着て出発した。

 県道からすぐの所にあるゲートを通り、砂利道の大橋林道を上っていく(写真1)。
20分ほど歩くと、林道脇に登山道の標識があった。
雨に濡れた山道を20分ほど進むと「新道分岐」に着いた(写真2)。

 当初の予定では「西登山道」を通り、帰路は「新道」を戻る予定であった。
しかし、山の上部はガスがかかり、本降りの雨が降っているので最短コースの新道を通ることにした。(もし帰りに天気が回復すれば「峰の大池」や池塘のある西登山道を下ってもよい)。

 雨に濡れた木々は生き生きしていてきれいだ。
展望がきかない山の楽しみはもっぱら様々な木々を見ることである。
結構大きいブナの木が枝を伸ばしていたりした。

 またシダの葉やエンレイソウも楽しませてくれる(写真3)。

 9時40分過ぎ、木々が切れ大きな熊笹の道に出た。
やがて岩だらけの所に来た。「しらたま平」だろうか。

 10時過ぎ、「峰の大池分岐」に着いた。西登山道から上がってくる道に合流したのだ。
そこから8分で標高2053mの「黒姫山」の山頂であった。
山頂には石の板に大きく「黒姫山」と書かれたものが立てて置かれていたが、かつては水平に置かれていたのであろう(写真4)。
雨はほとんど降っていないが、残念ながらガスがかかっていて展望はない。

 すぐに降りることにした。
写真のように視界は100mほどであろうか(写真5)。
切り立った所でもあまり見えない。

 晴れていれば、山頂付近には七ツ池や火口原が広がっているのであろうが、私の出合った黒姫山は全く別の山の感じである。それもまた黒姫山であり、山はいくつもの顔を持っている。
変わらぬものと変わるもの・・・。
山にはいろいろな楽しみ方があり、いくつもの表情がある。
それを私は、「1つの山に100の喜びあり」と書いている。

 降り続いた雨が山道を川のように流れる。
ゴアテックスの靴は全く浸みることなく足を守ってくれる。
すいすい下り、1時間ちょっとで新道分岐に下りた。
そこまで来れば林道はすぐそこである。

 林道を歩いていると、白いガクアジサイが目に留まった。
そういえば、この辺りはアジサイで有名なところであった、ということを思い出した。
そのうちに青いガクアジサイも見えてきた(写真6)。
雨に濡れてきれいである。

 雨もほとんど上がってきた。
行きには全く気が付かなかった花々が咲いている。
ヤマオダマキもたくさんある。
マツムシソウのような花もタムラソウもヤマホタルブクロも・・・。
夢中になって写真を撮っていたら、下りなのに行きより時間がかかっていた。

 12時半頃、駐車場に着いた。
昼食は車の中でゆっくり食べた。

 そして2つ目の山「戸隠山」に向かった。
  

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