2009.09.01 MM第274号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

飯縄山(いいづなやま 1917m) 長野県 日本二百名山



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この山の私の印象等は・・・                                 

「 2日目も霧雨だったが山への信仰を感じながら登れた 飯縄山 」

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【歩いた日】     2009年7月19日(日)

【天候】        霧雨

【コース及び時間】

一の鳥居苑地P5:49発−6:11旧奥宮一の鳥跡地−6:28第六弥勒菩薩6:33−6:55第十二大日如来7:00−7:05

天狗の覗岩7:10−7:25尾根道−7:32飯縄神社7:39−7:48飯縄山〈1917m〉8:00−8:04飯縄神社−8:23

天狗の覗岩−8:41第九勢至菩薩8:46−9:03旧奥宮一の鳥跡地−9:22一の鳥居苑地P


          【 登り 1時間37分  下り 1時間17分     合計 2時間54分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

  
一の鳥居苑地駐車場は広くきれいなトイレがある(写真1) 登山口には看板と共に指導員が2人いた(写真2)
7月の山は花々が出迎えてくれる(写真3) 飯縄神社が山頂だと思ったが・・・(写真4)
「携帯トイレブース」はありがたい(写真5) 山頂はガスの中だった(写真6)

 【感想 等】

 
7月の3連休、ETC1000円割引を使って、長野県北部に出かけた。
まず、「黒姫山」に登り、「戸隠山」に登った。
そして、この「飯縄山」に登った。

 飯縄山の主な登山コースは4つある。
前日入浴した「神隠神告げ温泉」や中社から登る西登山道、同じくそこから瑪瑙山を経由するコース、東側の霊仙寺山を経由するコース、そして今回の一の鳥居から登る南登山道である。

 私は写真のように広い駐車場ときれいな便所がある南登山道を選んだ(写真1)。
(二百名山登山ガイドの地図には登山口に「駐車スペース有り」となっているが現在はロープを張りとめることはできない)

 朝、広い駐車場には5台の車が止まっていた。
山頂付近はガスがかかり、雨が降りそうなので気分が今ひとつ乗らず、少々準備に時間がかかる。
戸隠山から見えたように、晴れていれば展望がよい山である。

 西の空を見ると虹がかかっていた。なにか良いことがありそうな・・・。

 他のグループが出かけたので、6時少し前出発した。
車道を歩くこともできるが、駐車場から林の中に道が付けられている。
その矢印に沿って歩いていく。その道はすぐになくなり結局別荘地に付けられた舗装道路を歩くことになる。
10分ほど歩くと、その道は木の鳥居をくぐる。
道の左側の草むらには石仏が置かれている。

 そこからすぐに車道から分かれ、登山口だ。
狛犬が守る石の鳥居をくぐって山道に入っていく。
クマササや木々が生い茂っている。

 登山口から10分ほどで、「旧奥宮一の鳥居跡地」だ。
白い大きい木の杭が立っていてそれが書かれている。

 その近くには「第一不動明王」と書かれた石仏が置かれている。
その横には「十三仏縁起」と書かれた朽ちかけた白いトタンの看板に説明が書かれていた。
山頂までそれらの石仏が所々に置かれ、見守ってくれるのだ。

 なだらかな登りで十数分で「第六弥勒菩薩」まで来た。
出発から40分、1回目の休憩を取った。
晴れている場合と、曇りや雨の場合ではのどの渇きも体力の消耗具合も全く違う。

 少し登ると赤いヤマツツジが咲いていた。
自然のツツジは情緒があって好きだ。
その先には水場があり、石の間に刺したビニールパイプの先からおいしそうな水が流れていた。
そこには珍しいことに、定期的な水質検査の表が掲示されていた。
前にも書いたが、アルプスの山でも場所によっては人間の屎尿などによって汚染され大腸菌が検出されている。
このように検査結果が示されていれば安心して飲むことができ、ありがたい。

 木々は徐々に細くなり、山道の勾配もきつくなった。そして、やがて「天狗の覗岩」に着いた。
そこには若者4人が休んでいた。私も近くで少し休み、彼らより先に山頂へ向かった。

 少し歩くと、稜線に出た。
木々はなく、そこにはギボウシ、ハクサンフウロウ、シモツケソウ、ヤマオダマキなどの花が咲いていた(写真3)。
そこはまた、西登山道との分岐でもあった。ガスが出ていたが、標識がありそれを知ることができた。

 そこから数分で、二重の鳥居の奥に石の祠のある飯縄神社であった。
その先にうっすらと山頂らしき物が見えたので行くと、木でできた角柱の長い杭が立っていた。
山頂を示す標識が消えた物であると思った。
その先の窪地を見ると建物が見え、近づくと神社であることがわかった(写真4)。
石の祠からここに飯縄神社を建て替えたのだろう、と思い中で休んでいた。

 あとから登ってきた4人組はここには目もくれず、先に行くではないか。
おかしいな、と思い地図を広げると飯縄山の山頂はこの先にあった。

 神社から約10分、少し下り、なだらかに登った所に飯縄山の山頂はあった(写真6)。
やはり、ガスに包まれ展望はない。

 湿ったガスであったので、早めに下山を開始した。
飯縄神社との間には「携帯トイレブース」があった。
中には携帯トイレの試供品が置いてある、と書かれていた。
今後は、こんなトイレが増えていくだろう。

 下山は同じコースを戻った。
途中で会ったのは、4人組み以外に3人であった。
今まであまり名前を聞いたことがない山であったが、登りやすく市民に人気のある山だと言うことである。
きっと、天候が悪かったので登山者が少なかったのだろう。

 私は、以前から信仰の山として親しまれてきたことを、13の石仏や山頂の神社などで感じることができた。
また、高山植物の時期に登ることができよかったと思った。

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