2009.10.05 MM第279号
*下に私の感想等の文があります。また、メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。
【歩いた日】 2009年7月20日(月) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 笠ヶ岳峠の茶屋P7:02発−7:22笠ヶ岳〈2076m〉7:34−7:47笠ヶ岳峠の茶屋P 【 登り 20分 下り 13分 合計 33分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
国道292号から県道を進んでいくと「峠の茶屋」がある(写真1) 少し登ると登山口方向が見える(写真2) 雲海の向こうに山々が見える(写真3) 急な木の階段を行く(写真4) 笠ヶ岳山頂(写真5) 朝の散歩で登った「横手山」が見える(写真6)
【感想 等】 7月の3連休、ETC1000円割引を使って、長野県北部に出かけた。 3日目は、まず「横手山(日本三百名山)」に登り、同じく日本三百名山の1つである「笠ヶ岳」に向かった。 渋峠から国道292号線を志賀高原方向(西)に少し下ると「熊ノ湯」がある。 そこから県道66号線を3kmほど行ったところに「笠ヶ岳 峠の茶屋」はある。 (バスで来る場合はこの熊ノ湯から歩くことになる。) この峠が笠ヶ岳の登山口である(写真1)。 この峠は下高井郡山之内町と上高井郡高山村の境界になっている。 山々の眺めがいいので、セダンが1台止まっていて、中高年の夫婦が散策をしていた。 「笠ヶ岳」と言えば、北アルプス南部にある「日本百名山の笠ヶ岳」を思い浮かべる人が多いと思う。 私も地図で調べ、この「日本三百名山の笠ヶ岳」を見つけるまでは、知らなかったのである。 全国に同じ名前の山、似た名前の山がたくさんある。 あるものは仏教関連の名前が付けられ、あるものは見た感じから名付けられている。 もちろん、この笠ヶ岳は前回写真(MMのNO.278)を載せたように笠の形をしているので笠ヶ岳と名付けられたのである。 7時過ぎ、写真のように茶屋の左側にある階段状になったゆるやかな登りを上がっていった。 2分ほど登ると、南西側の山々の下の方から雲がわき上がっているのが見えてきた。 すぐに、熊ノ湯からの道と合流した。 そこからもなだらかな整備された道が南側に回り込んでいる。 登り始めて10分、眼下に峠の茶屋や県道が見えてきた(写真2)。 わずか10分でこれだけの景色を見ることができる。うれしい限りである。 しばらく行くと、山らしい登りになってきた。笠の部分のすそ野からてっぺん近くの斜面に来たのだろう。 そして、山の向こうに雲海が広がり、その雲海に浮かぶ島のような山々が見えてきた(写真3)。 あいにく詳しい地図を持っていないので、それが何という山なのかはわからない。 歩きにくい所には、木の階段もある(写真4)。ありがたい。 山頂まであとひと登りだ、という所で「山頂部分の岩盤崩落のためこの登山口からの登頂禁止」の看板と柵があった。 矢印に沿って左に回り込む。急きょ作ったような岩がごろごろした湿った道を進むと山頂に着いた(写真5)。 写真の右手に看板があるが、その先がかつての登山道で、鎖を使って岩場を登っていたのだ。 手前には、頭を赤いペンキで塗られた三角点がある。 映画「劔岳−点の記−」を見てから今まで以上に三角点に目がいってしまう。 360度の展望のここ笠ヶ岳は、三角点を設置し測量するにはぴったりであろう。 早朝登った横手山も見える(写真6)。 雲海もさっき以上にきれいだ。 手軽に登れて、この景色を手に入れることができて幸せである。 写真のように山頂の岩には石の祠がセメントで付けられている。 お百姓さんや猟師が使う笠の形のこの山は昔から大事にされていたであろう。 帰路も同じコースである。 道は1つしかない。 15分もかからずに下り、本日の本命「岩管山(日本二百名山)」の登山口へと向かった。 往復1時間もかからなかったが、この笠ヶ岳は歩き心地も展望も気に入った。 |