2009.12.08 MM第288号
*下に私の感想等の文があります。また、メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。
【歩いた日】 2009年11月28日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 花沢の里駐車場9:11−9:38石脇登山口−10:52高草山〈501m〉11:04−11:47鞍掛峠−12:26満観峰〈470m〉 〔昼食〕13:19−14:05日本坂峠14:08−14:29林道14:39−14:44法華寺−15:03花沢の里駐車場 【 登り(高草山まで) 1時間41分 縦走(高草山〜満観峰) 1時間22分 下り(満観峰から) 1時間31分 計 4時間36分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 焼津黒潮温泉「焼津駅前健康センター」 (1000円、入浴のみは700円) |
静岡はみかんの産地、ちょうど取り入れ中だ(写真1) | 高草山(501m)山頂にて(写真2) |
鞍掛峠へ向かう途中から高草山を(写真3) | 満観峰の山頂(写真4) |
法華寺のイチョウが西日に輝いていた(写真5) | 今回集めたゴミ(写真6) |
【感想 等】 『紅葉の焼津アルプスハイライトコース』に行ってきた。 焼津アルプスは何回か紹介しているが、このコースが一番のお勧めコースである。 コースは上のコース及び日程にあるように「花沢の里駐車場ー高草山石脇登山口ー高草山ー鞍掛峠ー満観峰ー日本坂ー花沢の里駐車場」である。 今の時期、紅葉もきれいだし、高草山、満観峰から富士山がよく見える。 満観峰は富士山のよく見える日本で一番西にある登りやすい山だと思う。 だから、秋から冬にかけては関東、名古屋方面からもハイカーが来て賑わっている。 特に最近はETC1000円で高速道路が利用できるので便利である。 今年の8月に小学校、中学校の一緒だった人達の同窓会が行われた。 私が月に一回山歩きをしていると言ったところ、先日メールが来て「山へ連れてってほしい、仲間は自分が集めるから」と。 どこへいつ行こうかと、迷ったが、紅葉時に故郷の山を歩くのが一番と思い、11月下旬にこの『紅葉の焼津アルプスハイライトコース』を計画した。 登る少し前にメールが来て、参加者は8人から10人くらいになると言うことだった。 当日歩いたのは、ほとんど初心者が中心で私も入れて7人であった。 9時に集合と言うことであったが、準備に慣れないのか、地元の山と言うことで油断があるのか遅れてくる者がいたので携帯電話で連絡をし少し遅れて出発した。こんな時、携帯電話のありがたさを感じる。 花沢の里入口にあるトイレに寄り、出発した。今回のコースはここにしかトイレがないのだ。 石脇にある高草山登山口までは、中腹にある昔からの道を歩く。そこには花沢城趾や成沢不動尊があるが、標識は十分ではない。 「道がわからなかった」というメールもよくいただく。 そこで今回は標識の不備をチェックしながら歩くことにした。 花沢城趾近くの標識が30度ほど西にずれていて、標識通りに歩くと高崎の集落方向に行ってしまうことがわかった。 太さ15cmほどのコンクリートでできた立派な標識なので動かすことはできなかった。 週明けに焼津市の観光課に電話を入れておいたが、「見てみます」という返事であった。いつ修正されるかはわからない。 あとは、細いコンクリート道がいくつもあり、通り馴れた人か地形図を持った人でないと分岐で迷ってしまったり、道が合っているか不安になってしまうのではないかと思われる。近々にいくつか小さい補助標識を付けたいと考えている。 紅葉した木や食べ頃に黄色く色づいたみかんの木を見ながら歩いた(写真1)。 そして、30分ほどで石脇登山口に着いた。 今回は50代の同級生が中心だが、小学校2年生の孫を連れてきた人や60歳代の毎週山を歩いている方が参加している。 だからゆっくりペースの山歩きである。ただ、ここまでは細いながらも車道である。傾斜はゆるい。 石脇からは山道に入る。 10分ほど歩くと、1人女性の息が上がり遅れ出す。 山道が林道にぶつかると待ち、少し休んでから登るようにした。 3回ほど林道と出合い、麓から300m近く登ると、眼下に焼津の街並みや志太平野などが見えてきた。 今日は11月下旬にしては暑すぎ、9月中旬の感じである。 上着を脱いでも汗が出てくる。半袖でもいいくらいだ。 そのためか、冬にしては街並みがやや霞んで見える。 焼津市はほとんどが平野でこの市の北部にある焼津アルプスのみが山である。 そのため、焼津市の多くを見渡すことができ、小学校3年生が市内を俯瞰する学習にみんなでよく登ってくる。 参加者の多くが焼津市の俯瞰を久しぶりに見て、「いいねえ」「きれいだねぇ」と歓声の声が上がった。 東側の「かんぽの宿」付近の尾根も紅葉しているのが見える。また、その向こうの駿河湾に伊豆半島も見える。 老人がちゃまきに30kgくらいの収穫したてのみかんを背負って歩いていた。 今、みかんやお茶を作っているのは老人ばかりである。そして、放置されている畑も年々増えている。 石脇登山口から1時間、一番の難所「心臓破りの坂」だ。 遅れ気味だったKさんも目を白黒させながらも何とかこの坂をクリアーした。 かつて、JR焼津駅集合で「百名山写真展」記念の清掃ハイクをしたとき、もうダメだといった4年生の女の子もここを登ったらこの後の縦走コースは全く弱音を吐かず歩くことができた(HPに詳しいが、この時はJR焼津駅から歩き、日本坂から花沢山、かんぽ下、JR焼津駅と歩いた)。 11時少し前、高草山(501m)の山頂に着いた(写真2)。 山頂にある高草権現の鈴とそれを鳴らす紐が新しいものに取り替えてあった。 みんなでお参りしてから休憩をした。 一番疲れていたKさんは荷物が重かった。 みんなにあげるようにみかんを10個くらいとお菓子、飲み物とリュックにはいろいろな物が入っていた。 それに2年生の孫の荷物の多くも持っていた。 そのみかんをみんなでおいしくいただいて、鞍掛峠へ、向かった。 台風などの強風で倒れた木を見るのが始めての人が多かったので、驚いていた。 植林された木が根の張り方が弱いこと、間伐をしてないために余計に倒れやすくなっていることなどを話した。 休んだこともあり、下りはみんな元気に歩くことができた。 高草山を振り返ると、近くで見るより木々が紅葉してきれいだった(写真3)。 高草山から30分余で鞍掛峠に着いた。 Kさんも順調で、ここから満観峰は歩いたことがある、ということで元気にコースを解説してくれた。 最初はなだらかな道が続き、最後が少しだけ急坂の上りである。 登り切った茶畑の所から荒れた茶畑の間を山頂へ直登する道ができていた。 この上りでは多くの下山者にあった。 満観峰の山頂に着いたのは12時半少し前であった。 11時から12時くらいがこの山頂にいる人が多い。 そのためか山頂にいた人は50人くらいだった(写真4)。 満観峰から見る富士山は霞んでかすかに見えるだけであった。 春のように暖かな日は、残念ながら富士山は霞んでしまう。 みんなでベンチに座り昼食にした。 歩いている途中もそうであるが、同級生との、子どもの頃の話やみんなの近況などの話で盛り上がって楽しかった。 Kさんは、全員に1本ずつあげるようにキュウリを用意していた。 (重い荷物を苦労して持ち上げてもらっていただくのが申し訳ないくらいであった。) 私は、今回も市からいただいた「530(ゴミゼロ)」の袋を持ってごみを拾いながら歩いてきた。 ベンチの下には残念ながらたばこの吸い殻が数本落ちていた。 ビールの缶も落ちていて拾った。 満観峰の山頂では1時間くらい休んで日本坂峠に向かって出発した。 昼食を取って休憩したので、Kさんは最初は順調であった。しかし30分くらい歩くとペースが落ちてきた。 日本坂への最後の急な階段の下りを何とか通り過ぎた。 14時過ぎに日本坂峠に着いた。 そこからは仲間がリックを持ち、私がKさんの孫の手を引いて下った。 20分で林道に着いた。 傾斜が緩やかな林道を歩いて行くこともできたが、このあと孫の習い事があるということで彼女と孫は車で戻った。 法華寺への山道は3人で下った。 法華寺のイチョウが黄葉し、それが陽に輝き黄金色に光っていた(写真5)。 モミジはまだ先端だけが赤く染まっているだけであった。 花沢の里に着いたのは15時過ぎであった。 そのあと、温泉に行こうかと言うことになり、有志4人で焼津黒潮温泉「焼津駅前健康センター」へ行って入浴後、一杯やった。 1人でマイペースで体力作りやいろいろ考えながら歩くのもいいが、気心が知れた友人達と歩くのも楽しい。 今回集めたゴミは写真の通りである(写真6)。 |