2010.01.18 MM第293号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

兜山 (かぶとやま 913m) 山梨県甲府市(山梨百名山)

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この山の私の印象等は・・・                                 

「 正月2日、山梨百名山の低山で汗を流した 兜山 」

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【歩いた日】     2010年1月2日(土)

【天候】        快晴

【コース及び時間】


春日居町兜山登山口P7:44発−(岩場コース)−8:32兜山〈913m〉8:38−(山腹コース)−9:00林道−兜山登山口P9:03


          【 登り 48分  下り 25分  合計 1時間13分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
春日居ゴルフ倶楽部近くから見た兜山(写真1) 林道にもイノシシ除けの柵が(写真2)
自然石を積んだ素敵な石塔が3つ(写真3) 少し登ると富士山が顔を出す(写真4)
ここで道を間違え岩場を登る(写真5) 兜山山頂は葉を落とした樹林の中に(写真6)

 【感想 等】

 毎年正月は山梨百名山にチャレンジしている。
昨年はダイヤモンド富士で有名な高下から源氏山に挑戦し、途中の八丁山(NO.246)で敗退した。
一昨年は蟻ヶ岳(NO.201)に登った。

 今年は昼に甲府駅に行く予定があったので、甲府市の近くの「兜山」に決めた。
春日居ゴルフ倶楽部を目印に登って行くと兜山が見えてきた(写真1)。
まさに兜(かぶと)の形をしているのですぐにわかった。
登山口はどこだろうと、車で走りながら探すと手作りの標識を見つけた。
少し下って進んでいくと、ゲートがあった。

 よく見るとイノシシ除けに林道にも柵を付けているのであった(写真2)。
イノシシを遮断するには大変良い方法であるが、ちょっと不便だ。
こんなの今まで見たことがなかった。

 車を通してゲート閉め、ゴルフ場に沿ってしばらく進んでいくと登山口はあった。
そこには新しいトイレが付いた駐車場があった。

 駐車場に着いたのは7時半過ぎであった。
10数台止めることができる駐車場には1台も車はなかった。
正月2日から私のように山歩きをするバカな奴はいないのかもしれない。

 駐車場にはカラーの立派な「兜山の森案内図」があった。
登山コースなどが出ていてありがたい。
山梨県は『山梨百名山』の山頂の標識を立てたり、このようなカラーの案内図を作ったりと自然環境を生かした観光に力を入れている。
山歩きをする私たちにとってありがたいことである。

 このコースは25000分の1の地形図だけではほとんど山道が載っていなかったので参考になった。
山歩きの用意をして、すぐに岩場コース方向に出発した。
枯葉を踏みながら沢沿いの道をゆるやかに下っていくと杉林の中の登りの道に着いた。

 横木のある段を数分上がっていくと、自然石を組み合わせた石灯籠のような石積みが3つ並んでいた(写真3)。
よく崩れ落ちないものだと感心した。

 そこを越えると、山の向こうに富士山が現れた(写真4)。
今日の富士も白っぽい空色を背景にしている。
葉の落ちた雑木林の中に入り、あたりは明るくなると共に、汗が出始める。
風向きのせいか、風がない。
正月から汗をかく山歩きができるとは思わなかった。

 出発して20分余で、岩の所に出た(写真5)。
道は2つに分かれていた。
岩の左を巻いた方が近そうで、かつ、面白そうに思えたのでそちらに進む。
踏み跡は左の方が薄いが、かなりの足跡があった。

 2分ほど行くと岩登りになった。
これは面白そうだ、と岩に手をかけ登って行くと、10mくらいで登れなくなった。
無理をすれば、もう1岩は登れたが、行き止まりの場合は下りるに大変である。
辺りを見回すと、ハーケンがいくつか岩にくい込んでいた。
ロッククライミング用の練習岩なのかもしれない。
諦めて下りることにした。

 ここで10分ほどロスした。
元のコースに戻り、右の道を進む。
(この分岐には標識がほしいところである。)

 岩がごろごろした道を登って行くと稜線に出て展望が開けてきた。
山道には枯葉が一杯で下りだったら滑って大変である。
登りで良かった。

 眼下のゴルフ場や周りの山が見える。
もう少し歩いたら、そこが兜山(標高913m)の山頂であった。

 山頂は灌木に囲まれているが、葉がなく樹林越しに周りが見える。
風がなかったこれまでの登りとは違い、山頂は冷たい風が吹き抜けている。
汗をかいた体には寒すぎる。ちょっと休んですぐに下山することにした。

 北西の方向に少し歩くと「←駐車場、→岩堂峠」という分岐に出た。
駐車場方向が『山腹コース』である。

やはり落ち葉が多い。
岩場コースよりなだらかなところが多く、慎重に下りれば滑ることはない。
昔やった落ち葉スキーを思い出す。
雪のない静岡県では落ち葉スキーや草スキーが遊びの1つであった。
2つに割った竹に靴を固定する紐を付けて滑ったものである。

 20分ほどで林道に出た。
林道のガードレールは間伐材で作られていた。
使い道のあまりない間伐材。
いい利用の仕方だと思った。

 そこから2分で駐車場に着いた。
実際に歩いたのは1時間余、誰にも会わず静かな正月2日目の山歩きであった。
 

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