2010.02.20修正 MM第296号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2010年1月24日(日) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 三国峠P6:18−6:33三国山〈1320m〉6:53−7:06三国峠P 【 登り 15分 下り 13分 合計 28分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
三国山の山頂は樹林の中であった(写真1) | かろうじて樹林越しに紅富士が・・・(写真2) |
ご来光も樹林越しに・・・(写真3) | ザックの中にはクマ除けの鈴とラジオがあるが・・・(写真4) |
三国峠からの展望は今一・・・(写真5) | 峠から少し降りれば・・・(写真6) |
【感想 等】 富士山が大好きな私は、せっかく富士山近くに行ったのだから家のそばから見るのとは違った紅富士を撮りたい、と思い撮影場所を探した。 どうせなら多くのアマチュアがやるような駐車場や道路から撮影するのではなく、山の上から撮りたいと思った。 ちょうど手元にあった本に、「高座山」からの紅富士が載っていた。 「これだ!そこから歩いて新富岳百景の杓子山に行けば一石二鳥だ」と、詳しい計画を立てた。 しかし、山道がアイスバーンだったり、雪が多かったら困ると思っていた。 また、紅富士に間に合うように起きることができるかどうも心配であった。 前日、富士山から下山したのは12時半前であった。 時間もあったので、どうしようかと迷ったが「杓子岳」に登った(次回書く予定)。 紅富士に間に合うように高座山に登るのが不安だったので、急遽、紅富士撮影場所を登るのに簡単な「三国山」に変更した。 それは、三国峠が「新富岳百景」の1つに選ばれていたので、そのすぐ先にある三国山は紅富士とご来光が一遍に見えるのではないかと思ったからである。 朝、三国峠を6時過ぎに出発した。天気は快晴だ。 すばらしいご来光が見れそうである。 峠までの道は富士山がよく見え、富士山撮影の車がたくさん止まっている。 ところが、峠にはたくさんの木々があり富士山はよく見えない。 なんか、不吉な予感がした。 登山口には「熊が出ます」という小山町の看板があった(写真4、下山時に撮影)。 一刻も早く山頂に着きたいので、ザックに入っている鈴もラジオも出さなかった。 (熊の出没は、朝晩はちょっと多そうなので心配ではあったが・・・) 雨水が大量に流れたためか、登山者のオーバーユーズのためか深くえぐれている所もあった。 また、凍っていて少し滑るところもあった。 三国山(標高1320m)の山頂までは15分で着いた(写真1)。 時刻は6時半、ご来光には間に合った。 もちろん、私以外は1人もいない。 風もなく静かである。 しかし、写真でわかるように、残念なことがあった。 それは、山頂が予想とは全く違い、樹林の中であったのである。 展望を期待して登ったのでがっかりであったが、悪いのは自分である。 仕方ないことだ。 今から降りれば、ご来光にはまにあう。 しkし、せっかく登った三国山である。 樹林越しの紅富士とご来光を楽しもうではないか! 6時40分、東の空の下の方が赤くなってきた。 富士山頂付近がピンク色に染まってきた(写真2)。 雲もなく変化に富んでいないので、平凡な紅富士だ。 富士の前に枝があって煩わしいが、それが普通との違いを出している。 写真には少ししか写っていないが、もう1つ失敗したことがある。 それは、富士との間に、もう1つの山「大洞山」があったのだ。 そのため、6合目以下は山の陰で写真には写らない。 これも、地図を見て確かめれば気づくことができたのだ。後の祭りである。 反対側を振り向くと、太陽が見えだした。 こちらもまた、紅富士に負けないくらいきれいだ(写真3)。 真っ赤な太陽が刻々と昇ってくる。 樹林越しといえ、美しい。 わざわざ三脚も持ってきていたが、樹林越しであったのでがっくりして設置しないでいた。 後悔したが、撮影には間に合わない。 手ぶれしないように構え、その感動を記録する。 私が山頂にいたのは20分間であった。 寒さ対策にオーバーズボン等を用意したが、全く必要なかった。 明るくなってくると、樹林越しに山中湖も見えてくる。 3kmほどしか離れていないのだ。 足元に雪が残るクマササの繁る雑木林の中を滑らないように注意して下る。 7時過ぎ、三国峠に着いた。 快晴の中、峠は静まりかえっていた(写真5)。 さあ、今日はこれからどこに登ろうか。 残念ながら手元には山の資料は十分ではない・・・。 車で、峠から少し下りると山中湖方面の展望が広がり、カメラマンの列ができている。 遮るものがない真っ青の空間に真っ白な富士山がでんとそびえている(写真6)。 この日、入った温泉「道志の湯」で会った70歳くらいの元銀行員は、この富士を撮って温泉に来たと言っていた。 年金月30万、週末は温泉旅行という生活だという。 私も退職後、山を歩けなくなったら、そんな生活がしてみたい。 (年金はその半分くらいだとは思うが・・・) |