2010.06.09 MM第309号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2010年3月24日(水) 【天候】 小雨 【コース及び時間】 JR紀伊長島駅11:48発−12:30ツヅラト花広場−12:47ツヅラト石道登り口12:52−13:05山の神−13:22ツヅラト峠 〈357m〉13:28−13:39ツヅラト峠登山口−14:16JR梅ヶ谷駅 【 登り 1時間29分 下り 48分 合計 2時間17分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
ツヅラト花広場は桜開花の中、ひっそりと(写真1) | 石畳が雨に光りきれいだった(写真2) |
山の神が見守ってくれる(写真3) | 東屋のあるツヅラト峠(写真4) |
梅ヶ谷の集落に着く(写真5) | なんとか電車に間に合う(写真6) |
【感想 等】 朝、JR三木里から熊野古道 伊勢路の「八鬼山(やきやま)越え[メルマガNo.308]」をし、10時過ぎにJR尾鷲駅に着いた。 時間があるので、名前で引かて熊野古道 伊勢路「ツヅラト峠」に向かった。 尾鷲から国道42号線を東に30kmほど走ったところに登り口のある「紀伊長島」はある。 小雨はまだやまない。昼食後、紀伊長島駅に車を置き、出発した。時刻は11時48分であった。 駅に無料の駐車場があるのはうれしい。 登山口近くまで車で行くことも出来るが、戻った時のことを考えると駅に置くのが便利だ。 線路沿いに南下して石仏道標のある「赤羽口」から歩く方法もあるが、雨天ということもあり「志子」へ向かった。 地図上では3kmくらいであるが、舗装道路歩きは長く感じる。 30分歩き志子に着き、志子川沿いに「ツヅラト峠登り口 2550m」の標識を見つけた。 あと舗装道歩きが、約2.5kmある。 そこから15分ほど歩くと、「ツヅラト花広場」に着いた。 雨の平日で誰もいないが、桜が歓迎してくれる(写真1)。 そこには、広大な広場に長いベンチが並んでいて、トイレもある。 晴れた週末には住民のいこいの場所になっているのであろう。 ツヅラト花広場から20分弱で、「ツヅラト石道登り口」に着いた(写真2)。 JR紀伊長島駅からちょうど1時間だ。 石碑によると、平安時代末期に開かれ、熊野古街道であると共に、昭和前期まで土地の人々に生活道路として使われた道だそうである。 石畳が濡れてなかなか情緒がある。 ようやく舗装道が終わるのもうれしい。 石畳は、濡れていても滑らないし、いい。 テンナンショウが道ばたに咲いている。 13時過ぎ、「山の神」に着いた(写真3)。 ここに住む人々や通行人を守ってくれているのだろう。 ここからつづら折りの山道に入る。 ツヅラトとは、この「つづら折り」が語源だと後から知った。 カタカナの変わった名前がある、くらいにしか思わなかった。 山道は杉林の中に続いていた。 足元にはシダが茂っている。 山の神から20分弱、ツヅラト峠に着いた(写真4)。 思ったより早くびっくりした。 峠には東屋があり、説明板があった。 天気が良ければ、熊野灘も見えるのだが残念ながら展望はなかった。 雨の日は東屋がありがたい。 東屋でザックを開け、行動食を食べながら説明文を読む。 ここからは梅ヶ谷方向に下る。 杉林の中を10分ほど下ると、「ツヅラト峠登山口」に出た。 栃古川沿いに梅ヶ谷駅に向かう。 少し行くと、のどかな集落が見えてきた(写真5)。 電車は14時20分発である。思ったより早く歩けたので、乗れるかもしれない。 もしこれに乗ることができないと、2時間待たないといけない。 地図は持っているが、歩いて何分かかるかははっきりわからない。 ぎりぎりアウトは嫌なので、途中少し走る。 今まで走ったことは滅多にない。 やがて梅ヶ谷のホームが見えてきた。 まだ時間はある。やっとほっとした。 14時16分、ホームに着いた。 電車は定刻にやってきた(写真6)。 14時29分、一駅でJR紀伊長島である。 小雨の中を高速で帰るのは睡魔との戦いでかなりつらかったが、 紀伊半島の300名山、小辺路、中辺路、伊勢路とハイライトを歩いた、充実した5日間であった。 |