2010.09.01 MM第318号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2010年7月17日(土) 【天候】 晴れのち薄曇り 【コース及び時間】 白倉9:59−10:30三丁目10:35−11:30稜線11:35−11:46鋸山への巻き道−11:53大岳山荘−12:05大岳山 〈1269m〉12:16−12:25大岳山荘−12:31巻き道−12:40稜線(白倉分岐)12:45−13:24二丁目13:29− 13:39白倉 【 登り 1時間56分 下り 1時間13分 合計 3時間9分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
「白倉」バス停から登山開始だ(写真1) | 三丁目まで約30分であった(写真2) |
ヤマユリが迎えてくれる(写真3) | 徐々に展望が開けてくる(写真4) |
「大岳山」の山頂は人が一杯だ(写真5) | 蝶が汗の塩分を求め服にとまる(写真6) |
【感想 等】 「海の日」の3連休、関東北西部の山々を歩いた。 ちょうど、この日に梅雨が明け、楽しい3連休になった。 まず第1弾は、朝から「三頭山」を歩き、この「大岳山」に向かった。 この東京都にある大岳山には以前から東京に出たときいつか登ろうと、考えていた。 できればJR青海線を使い、御岳山から大岳山、愛宕山と縦走したいと考えていた。 しこし、なかなかその機会は作れなかった。 そこで、今回は車で来て、他との兼ね合いで白倉からのコースを選択した。 白倉は東京都西多摩郡檜原村にあり、大岳山に南から登り、急坂ではあるが距離的には近いコースである。 9時半過ぎに白倉に着いた。 ただ、車を置くところがなかなか見つからなかった。 それで、ひとこと言ってバス停前の商店横の路上に置かせてもらった。 10時近く、白倉バス停から出発した(写真1)。 「大岳山」という表示は特になかったので、コースがあっているか多少不安であった。 そこで、民家の人と会ったので道を聞いたが、あっていた。 まっすぐに登っていけば、林道を横切り標識がある。 10分余で、木の鳥居と「一丁目」の石柱に着いた。 樹林の中を登っていくが、湿度・気温が高く汗がぽたぽたたれてくる。 今朝登った「三頭山(メルマガNo.316)」とは大違いの暑さである。 すぐに二丁目に着き、林道を横切り杉林の山道に入っていった。 歩いている人は私以外にはいない。 夏の暑い日に1000m足らずの低山に登る人はいないだろう、とどんどん登っていく。 林の中に「三丁目」の石柱もあった(写真3)。 かつての信仰の跡である石柱は自分が歩いた量を目で見える形にしてくれる。 暑さはあるが、体調も良く、やや傾斜はあるがすいすい登ることができる。 杉の間伐林では、日差しが漏れ、ヤマユリが迎えてくれる(写真3)。 西側の展望が開け、山々が見えてくる。 朝見えていた富士山は、雲で隠れている。 11時半、稜線(馬頭刈山分岐)に出た。 たいした登りではなかったが、稜線に出たのでもっとゆるやかになる。 灌木の中を歩いていく。 そこから10分くらいで、鋸山への巻き道に出た。 そのまままっすぐ進むと数分で大岳山荘に着いた。 大岳山荘は樹林の中に佇む赤い屋根の古い民家風な感じだった。 近くの広場では、20人ほどの団体を含め、30人ほどが休んでいた。 あと少しで山頂である。 私は休まずに、目の前のやや急な大岳神社の階段を登っていった。 思ったより小さな神社であった。 そのまま登り続けると10分くらいで大岳山の山頂に着いた(写真5)。 山頂には50人ほどが休んでいた。 お昼時ということもあるが、暑いのに多くの人がいてびっくりした。 やはり東京近くの人気のある山ということだろう。 私も昼食を取り、しばし休憩した。 山頂には蝶がかなりの数が飛んでいた。 私の体にも止まっていたが、目の前の人にも止まってストローの黄色の口を伸ばしていた。 それは「ミカドアゲハ」であった(写真6)。 何をしているのだろう、と一瞬考えたが、すぐにわかった。 汗の中に含まれる大量の塩分を含んだミネラルを吸っているのだ。 かつて、牧場の牛の糞尿に100匹くらいのいろいろな蝶が群がっているのを見たこともある。 モンシロチョウが色で花を見つけるという話を聞いたことはあるが、蝶はにおいでミネラルを見つけるのだろうか。 服の色は関係なしに、汗をかきそうな場所に止まっていた。 下山は同じ道をどんどん下った。 白いガクアジサイやオレンジのカンゾウの花も目についた。 途中、2度休み13時半過ぎに白倉に着いた。 久しぶりに暑い山歩きではあったが、ようやく登れた大岳山であった。 |