2010.12.05 MM第329号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2010年9月19日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 大桑村伊奈川ダム上P6:03発−6:37越百山分岐6:40−6:59登山口(四合目)−7:22ロボット雨量計7:25−7:59見晴台 8:04−8:57北沢尾根三角点2411mP9:05−9:31(2591mP)9:48−10:01(2700mP)−10:37 南駒ヶ岳〈2841m〉10:55−11:43仙涯嶺11:48−12:37越百山〈2613m〉12:50−13:17越百小屋13:22−13:52 上の水場13:57−14:08展望台−14:46下のコル−14:53水場14:58−15:13林道(登山口)−15:45伊奈川ダム上P 【 南駒ヶ岳への登り 3時間58分 南駒ヶ岳〜越百山 1時間37分 越百山〜伊奈川ダム上 2時間40分 周遊合計 8時間15分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 【温泉】 野尻湖フォレスパ木曽「恋路の湯」 500円 |
南駒ヶ岳山頂を振り返る(写真1) | 久しぶりにチングルマのがくを見た(写真2) |
(写真3) | もうすぐ越百山に着く(写真4) |
越百小屋があった(写真5) | 恋路の湯はよかった(写真6) |
【感想 等】 9月の3連休は中央アルプスの日本二百名山に出かけた。 その第2弾は「南駒ヶ岳(メルマガNo.328)」に登った。山頂には10時半過ぎに着いたので、思い切って「越百山」に向かうことにした。 今回はその続編である。 南駒ヶ岳から越百山を経由しての下るコースタイムは6時間だ。 普通に歩けば十分、明るいうちに下山できる。 南駒ヶ岳からは360度の展望があり、アルプスの風景を久しぶりに楽しめた。 11時近くなり、越百山に向かって出発した。 少し歩いて南駒を振り返ると、花崗岩が乱立する中にその山頂は大きく見えた(写真1)。 足元を見ると、赤く色づき始めた草モミジのそばにチングルマのがくも風に揺れていた(写真2)。 目の前には仙涯嶺(標高2734m)が急角度にそびえている。 そこまで下ったことになる。 といっても、南駒ヶ岳よりも標高は100mも低い。 だから急な登りもすぐに終わり、その後もアルプスらしい森林限界を越えた比較的なだらかな尾根が続く。 そんなところを歩くのは快適だ。 仙涯嶺を越えると東側からガスが出てきた(写真3)。 こんな風景もアルプスらしく、好きだ。 快適な尾根道が続く。 1人すいすい歩いていく。 やがて目の前に「越百山」のピークが見えてきた(写真4)。 越百山には12時半過ぎに着いた。 山頂には2人が休んでいた。 南駒ヶ岳と越百山の人数の違いは、二百名山と三百名山の違いなのか、それとも立地条件なのか・・・。 私たち3人は、のんびり世間話をし山頂での時間を楽しんだ。 足元を見ると白くかわいい夏の花、イワツメグサがまだ残っていた。 精一杯頑張っているのがうれしい。 20分近く休んでから下山を開始した。 すぐに森林限界は終わり、木々の中に入った。 南駒ヶ岳への尾根よりも木々が深いように思った。 20分余で越百小屋が見えてきた(写真5)。 赤い屋根のかわいい小屋だ。 13時過ぎに着く。 ちょうど、伊奈川ダム上Pからかろうじて登ってきた年輩者が小屋に着き、宿泊受付をするところだった。 3連休の2日目で、団体予約が入っていて満員だという。 彼は予約をしてあったので泊まれたのだが・・・。 そんな話を少し聞き、下山を続けた。 針葉樹林の中を進む。 結構立ち枯れの木もある。 30分で「上の水場」に着いた。 少し喉を潤し、下山を続ける。 そこからすぐに「展望台」に着いた。七合目御岳展望台だ。 そして「ヤセ尾根」に出た。 ヤセ尾根と言っても、痩せてはいるが両側には杉や松などの木が生えているので危険はない。 それを過ぎると「しゃくなげ尾根」だ。 急坂をどんどん下っていくと、「下のコル」に着いた。 手作りの木の看板は下に落ちていた。 数分行くと「水場」に着いた。 塩ビパイプから出るちょろちょろの水を一杯おいしく戴いた。 15時過ぎ、越百山の登山口に着いた。 今朝6時半過ぎに年輩の単独行の男性に会った場所である。 ぐるっと周遊し一周してきたことになる。 よくできたものだ、と自分でも感心する。 あとは林道を30分歩いて、車に戻るだけである。 一度歩いた道は安心して歩ける。 15時45分、駐車場に着いた。 歩行時間の正味は8時間以上の長丁場であったが、アルプスの尾根歩きを楽しんだすばらしい1日であった。 そこから翌日登る「摺古木山・安平路山」のある登山口に向かう途中にある温泉に向かった。 木曽川「野尻宿」近くにある阿寺温泉「恋路の湯」である。 それは、川沿いにある洒落た建物であった(写真6)。 泉質もなかなか良く、露天風呂で一日を振り返りながら疲れを取った。 日本百名山の木曽駒ヶ岳を眺望できると言うことであったが、あいにく見ることはできなかった。 |