2011.01.17 MM第335号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2011年1月2日(日) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 身延町大崩登山口9:35発−10:17尾根道−10:21展望台(三角点)−10:43三石山〈1173m〉10:46−11:03展望台(三角点) 11:10−11:39身延町大崩登山口P 【 登り 1時間8分 下り 46分 合計 1時間54分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
身延町大崩の登山口(写真1) | 「三石山」山頂は木々の中に(写真2) |
雪に出会えた!!山頂下の山道(写真3) | 展望台からは南アルプスの山々が見える[これはその一部分](写真4) |
展望台からは富士山も見える(写真5) | 登山口の集落に戻った(写真6) |
【感想 等】 正月2日、山梨に出かけたついでに身延町にある山梨百名山「三石山(標高1173m)」に登った。 「三石山」というのは、山頂に大きな3つの石のある山ということだそうである。 わかりやすい名前である。 9時過ぎに身延山久遠寺のある身延町に着いた。 由緒ある久遠寺は、初詣の参拝者で毎年賑わう。 臨時の駐車場がいくつも準備されていた。 そんな中、国道52号線から登ったところにある大崩登山口に9時半頃に着いた。 民家の横に、車3台くらいのスペースがあった。 車を置けるかどうか、心配になったので家から出てきた人に聞いたら、「どうぞ」というので安心した。 雪もない感じだし、風も弱く寒くはない。 軽アイゼンやスパッツ、厳冬期用手袋などをザックから出すなど、早速準備をして出発した。 登り口には標識があり、ありがたい(写真1)。 その横には途中水場がないのでここで入れていくようにと書かれ、親切に引き水もしてくれてある。 また、ありがたくない表示もあった。 それは、「熊出没注意」という黄色い看板である。 早速、あまり好きではない「熊除けの鈴」を取りだしてザックに付けた。 広葉樹の落ち葉が積もったなだらかな山道を登って行く。 数分行くと、「椿草里」への分岐に着いた。 休まず登っていくと、だんだん展望が開け真っ白な雪の付いた南アルプスが見えてきた。 そして、所々に少し前に降った雪が残っている。 やがて杉林の中に入り、尾根に出た。 しばらく進むと「展望台」に着いた。 ここには1101mの三角点がある。 「展望台」と名前が付くだけあって、左手(東方向)には富士山が見え、右手(西方向)には南アルプスの山々が長々と連なって見える。 (帰路に撮した写真を載せてある) 元日にも真っ白な南アルプスを見ている(花沢山[元日]、メルマガNo.334)が、南アルプスの南側からなので見える範囲は狭い。 ここ三石山は南アルプスの東横に位置するので、静岡県から山梨県に長々と連なる南アルプスを真横から見ることができるのである。 じっくり撮影するのは帰りにすることにして、山頂へ向かった。 数分行くと、鎖がある。 たいした鎖場ではないが、私は鎖が好きなのでちょっとわくわくする。 そこを登ると、今度は枯葉の上に先ほどより多くの雪が積もっている。 いつも書いていることであるが、雪なしの静岡県に住んでいるので1年で1回は雪と戯れたいと思っている。 わずか3cmほどの積雪で喜んでいる私である。感触を確かめながら歩く。 (今年の正月、そして今、例年以上の大雪で困っている方には誠、申し訳ない) なだらかな尾根を、わずかな雪を踏んで快適に歩く。 10分ほど歩くと、小さな建物と大きめの石が見えてきた。 三石山の山頂である。 ガイドブックに、山頂に大きな石が3つあるので「三石山」と言い、「三石大明神」を祭った神社があると書かれていたのですぐにわかった。 小さな神社ではあるが、「三石山勧進帳抜粋」という看板もあり、身延山と関連した歴史のある山であることがわかる。 三石の前には赤色の塗装が剥げた木の鳥居があった。 10mほど先の山頂は樹林に囲まれている(写真2)。 冬なので木々は葉を落としていて日も射し込んではいるが、夏は周りの山も見えず薄暗いであろう。 展望台でゆっくり休むことにし、下山を開始した。 山頂下の雪道を感触を確かめながら下る(写真3)。 20分弱で展望台に着いた。 このコースで最も展望がよいビューポイントである。 左手には、標高3000mの南アルプスの山々が白く連なって見える。 かつて夏に全山縦走したのがなつかしい。 右の連なりは千丈、北岳か。左は赤石、聖か。 とすると、真ん中は塩見岳かな(写真4)。 右手方向には山の上に富士山がちょこんと顔を出している(写真5)。 真横から白峰群を眺めるのもなかなか良いものだ、と改めて思う。 両側の展望があるということは、風も通りやすいということである。 少々寒くなってきたので、出発した。 なだらかな下りを30分で大崩に戻った。 大崩の集落は元日2日、静かに佇んでいた(写真6)。 |