2011.02.15 MM第338号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

大室山(580m おおむろやま) 伊東市 静岡の百山

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この山の私の印象等は・・・                                 

「 登山禁止とはびっくりで残念な 大室山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2010年2月27日(土)

【天候】        曇り時々小雨

【コース及び時間】

大室山リフト乗り場11:00=リフト発11:14〜山頂駅11:19−(左回り)−11:28大室山三角点〈580m〉−

11:34リフト山頂駅11:36発〜11:41リフト下

     【 大室山周遊 15分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【大室山リフト】  420円(往復)

  
菜の花畑越しの大室山(写真1) 山頂からの眺め(写真2)
火口は弓の練習場に(写真3) 地蔵が風雨に耐え見守っている(写真4)
三角点はリフトの反対側にある(写真5) リフト乗り場には河津桜も咲いている(写真6)

 【感想 等】

 伊東の大室山。伊豆高原に1つだけぽつんとあるのでよく目立つ山である。
また、「国指定の天然記念物」であり、木がなく360度の展望があり、天気が良ければ南アルプスや伊豆の島々が見える。

 700年以上も続くと言われる「山焼き」は毎年ニュースになるので目にすることも多い。
だから、静岡県人ならこの大室山を知らない人は少ないだろうと思う。
その伊豆の春を告げる伝統行事が、今年も2月13日に予定されていたが、雪のため2月20日に延期になった。

 独特な風貌の「大室山」は静岡の百山に選ばれてもおかしくはない。
ただこの山に歩いて登った人はあまりいないだろう。
なぜなら山頂までのリフトがあるから。

 私も大学生時代から近くまでは何回も行ったことがあるが、登る機会はなかなかなかった。
標高差230mの山頂にわざわざリフトで登ろうとは思わなかったからである。


 今回、伊豆にある「静岡の百山」の残りの山にすべて登りたくて出かけたのである。
以前書いたが、立春を過ぎると暖かくなり、庭の梅が一斉に咲き出す。

熱海の梅園や河津のカワヅザクラの開花のニュースが飛び込んでくる。
私の住んでいる所と大して暖かさは変わらないが、伊豆に行きたくなる。

で、昨年も2月下旬に伊豆に出かけた。
城山(メルマガNo.299)」「猿山[敗退](メルマガNo.300)」は昨年このメルマガですでに紹介した。
この「大室山」はそのときに登った山である。

 地形図には登山道は出ていないが、ネット上の地図には出ているものもあった。
その登山道は西側にあった。
しかし、行ってみると鳥居のある登山道らしきところに「登山禁止」と出ていた。
「室の腰」に車を止め、近くの店の人に聞いた。
すると、もう何年も前から登山は禁止だという。

 禁止でも火山や崖があるわけでもないので、登れなくもない。
急なので落石や滑落が心配だともいう。
これくらいなら簡単に登れるとも思う。

 しかし、鳥居もある神の祭ってある山だ。
無理はしたくない。
リフト乗り場に行ってもう1度聞いて、ダメならリフトで登る決心をした。

 11時前、大室山の駐車場に着いた。
山の周りには河津桜や菜の花が咲いていた(写真1)。
ソメイヨシノの仲間で一番早く咲く「河津桜」は大変な人気で、この時期、狭い伊豆の道は大変な渋滞をしてしまう。
しかしここ大室山を始め、多くの地域に河津桜がある。
焼津アルプス付近の川沿いにも河津桜(メルマガNo.251)があり、隠れた人気スポットになっている。

 あいにくの小雨が降っている。
大室山を眺めるだけで十分な人も多いようだ。

リフト乗り場に行き聞いたが、やはり登山禁止ということだった。
しかたなく、そのままリフトを待つ。

 少ししてリフトは来た。
風が強そうなのですぐに雨合羽を羽織ったが、それでも少し寒かった。
徐々に高度を上げ、周りの風景が見えてくる。
やはり木のない山は展望がいい(笑)。

 リフトは5分で山頂駅に着いた。
小雨の中なので、歩いている人はいない。
山頂には私の他に2人がいるだけである。

 真下に火口が見え、そこには弓道場がある。
左回りにお鉢を1周することにした。
「眺望のご案内」の看板がある(写真2)。
その向こうに「相模灘」が見渡せる。
こんな天気なので、残念ながら、説明板にある富士山は見えない。

 下から見た山肌もそうであるが、お鉢の中も枯れ草で茶色である(写真3)。
今年は天候が良くなく、山焼きが済んでいないからだ。
昨年のこの時期の大室山は、山焼きが済んで黒かった(メルマガNo.256 矢筈山

 その先には「五智如来地蔵尊」が見守っていてくれた(写真4)
晴れではなく、少し寒い今日のような日には地蔵が余計にありがたく感じる。

 ほぼ半周し、反対側に来たところに「三角点」があった(写真5)。
地形図上には出ていたが、お鉢はほぼ同じ高さであり、大室山のピークはどこにあるのだろうと、思っていた。

 少しずつ、ガスが出てきた。
近くには「八ヶ岳地蔵尊」もあった。

 お鉢は巾2mくらいの舗装道であったので、山というより軽い散歩であった。
時間もわずか15分しかかからなかった。
下山後はリフト乗り場近くにあった「河津桜」をしっかり観察した(写真6)。

 家には「ヒカンザクラ」があるが、ソメイヨシノに近いこのカワヅザクラが好きだ。
庭に植えて身近で観察したくなった。

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