2011.03.09 MM第341号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2011年2月12日(土) 【天候】 曇りのち晴れ 【コース及び時間】 浜松市天竜区道の駅「くんま水車の里」駐車場7:09発−7:33黒滝7:39−7:45山道分岐7:51−8:23鳶ノ巣山登山口 −8:47鳶ノ巣山〈706m〉8:55−9:08鳶ノ巣山登山口−9:35山道分岐9:40−10:12道の駅「くんま水車の里」駐車場 【 登り 1時間26分 下り 1時間12分 計 2時間38分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
冷え込みから霧氷が(写真1) | 林道から少しはいると小さな「黒滝」が(写真2) |
青空が見えてきた(写真3) | やはりあった登山口(写真4) |
展望が開けているところはわずかだ(写真5) | 樹林の中に「鳶ノ巣山」の山頂はあった(写真6) |
【感想 等】 2月の3連休は大雪予報の中、静岡県内の浜松市天竜区の山に出かけた。 まず降雪の中、「竜頭山(メルマガNo.339)」に登り、「秋葉山(メルマガNo.340)」に登った。 2日目は愛知県との境にある鳶ノ巣山(とびのすやま)に登った。 熊と書いて「くんま」と呼ぶなんて、初めて知ったが、そこにある道の駅『くんま水車の里』に車を止めた。 前日の雪はやんでいたが、かなりの雪が残っているだろうと思い、覚悟して鳶ノ巣山に出かけた。 東海自然歩道になっている林道を歩いていく。 5分歩くと、寺平の集落があり、近くに霧氷が付いた木があった(写真1)。 北国や高い山ならよく見かける霧氷も静岡ではなかなかお目にかかれない。 普通の木の平凡な霧氷であったが、久しぶりに見ることができうれしかった。 道の駅から30分くらいで、黒滝に着いた(写真2)。 小さい滝であるが、立ち寄った。 冬の滝は寒々しいが、夏は清涼感たっぷりで東海自然歩道を歩く人達に元気をくれるのだろう。 しばらく行くと、ぽつんときれいなトイレがあり、やがて林道から山道に入る。 そこには東海自然歩道の立派な案内板があった。 林道から山道に入り、雪が深そうなのでベンチでスパッツを付ける。 林道はほとんど雪はなかったが、山道の入り口で10cmほど積もっている。 何の動物だろうか、新雪に付いた足跡を見ながら歩いていく。 葉を落としきれなかった茶色の広葉樹の葉っぱにも3cmほど雪が付いている。 山道はすぐに林道に合流した。 この自然歩道はかなりの部分が林道歩きである。 新雪に足跡を付けながら歩いていくのは楽しい。 8時過ぎ、晴れ間が少しのぞいた(写真3)。 林道をどんどん歩いていく。雪は数cm積もっている。 8時半前、鳶ノ巣山の登り口に着いた(写真4)。 地形図には登山道は出ていない。 たぶん、県境近くにあると思って歩いてきたが、小さな手作りの標識が雪から顔を出していた。 そして目を前方にやると新雪を冠した山々が見えた(写真5)。 こんな風景も好きである(今回はここ以外では山は見えなかった)。 伊豆の猿山(メルマガNo.300)で書いたように、静岡の百山は十分整備されてない山も多い。 それで、はらはらどきどきしながら歩いてきた。 もし標識がなければ、林道から主な尾根を登っていくつもりであった。 樹林の中の山道を登っていく。 20cmほどの雪である。少し急なところもある。スパッツを付けてきてよかった。 周りの木々の葉にも雪が積もっている。 そんな姿を見ることができるのは雪が降ったばかりの時である。 新雪の中を歩くのはほんとに気持ちがいい。 苗木を守るためか鹿除けらしい網も付けられていたが、何カ所も破られた跡がある。 動物の食料や生きることへの執念を見たような気がした。 9時前、鳶ノ巣山(標高706m)に着いた。道の駅から約1時間半かかった。 山頂は杉の木々に囲まれ全く展望はない(写真6)。 数分休み、引き返すことにした。 帰路は足跡もあるし、通ってきた道なので安心して歩くことができる。 林道まで約10分、スパッツを着けた所まで約30分で歩く。 またそこのベンチに座り、スパッツを取る。 そして林道を30分かけ道の駅『くんま水車の里』に戻る。 林道歩きが多かったが、動物の足跡や木々を見ながら1人新雪の中を歩いた約3時間であった。 |