2011.03.16 MM第342号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

富幕山(とんまくやま 563m)浜松市・愛知県 静岡の百山

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この山の私の印象等は・・・                                 

「 雪にある冬以外は人気があるだろうと思った 富幕山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2011年2月12日(土)

【天候】        曇り時々晴れ

【コース及び時間】

浜松市引佐町奥山高原駐車場12:07発−12:39富幕山〈563m〉12:57−13:21奥山高原駐車場

     【 登り 32分  下り 24分  計 56分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


  
私有地につき駐車料は300円かかる(写真1) 少し歩くとここの観覧車が見えてくる(写真2)
その先には展望台がある(写真3) 山頂まではなだらかな道を行く(写真4)
なんと靴が濡れたという裸足の老人が・・・(写真5) 雪の山頂の一等三角点はあった(写真6)

 【感想 等】

 2月の3連休は大雪予報の中、静岡県内の浜松市天竜区の山に出かけた。

 まず降雪の中、「竜頭山(メルマガNo.339)」に登り、「秋葉山(メルマガNo.340)」に登った。
2日目は愛知県との境にある鳶ノ巣山[とびのすやま](メルマガNo.341)に登り、富幕山に向かった。

 引佐町奥山で、県道68号線から「レジャーランド奥山高原」から登る。

山の北東にある陣座峠から登る方法や、西の瓶割峠、もっと西の宇利峠から歩く方法もある。
私は雪があるということで、もっとも一般的で簡単な「奥山高原」の登山口を選んだ。

 12時頃奥山高原登山口の駐車場に着いた。
この一帯は「奥浜名自然休養林」になっていると、古い看板が教えてくれる。
この登山口は私有地で駐車料金300円と書かれた箱が設置されていた(写真1)。
私有地では仕方がないことである。
車は他にはワンボックスカーが1台、置いてあった。

 12時過ぎ、出発した。
「浜名自然歩道」の標識には山頂まで1.9km、60分とある。
雪が少し残る低木の間の山道をゆるやかに登って行く。
3分も登ると三角点があった。
「こんなところに・・・・」と思ったが、地形図にも載っていた。
標高357.0mとある。

 その先にはここのレジャーランドにある観覧車が見える(写真2)。
この2月の3連休は閉館中なのだろう、観覧車は止まっている。

 その先からは山の中に入る。
「らくらくコース」と「はりきりコース」に分かれている。
らくらくコースが1.7km、はりきりコースが1.5kmである。

 急な道はそんなに長くはないのだろう。
私は「はりきりコース」を選んで登る。

 丸太を横木に使った段のある山道を登って行く。
土砂が流れやすいので土豪で修復してある。
わずか3分で、2つの道は合流した。

 合流先には5cmほどの積雪がある。
日溜まりは雪が溶けていて、展望台のところはかなり草が出ている(写真3)。

展望台からは周りの山々が見えた。
天気が良ければ、浜松市のアクトタワーや袋井市にあるエコパスタジアム(小笠山総合運動公園)も見えると書いてあった。

 目の前には富幕山の山頂付近が見えてきた(写真4)。
写真のように高原状の所から山道に入っていく。

 すると、雪の中を、靴を手にした老人が登っているのが見えてきた(写真5)。
普通の靴では雪が入るのはあたりまえであるが、脱いで裸足で登るとは・・・
「冷たいから靴を履いたらどうですか」と、お節介にも声を掛けた。
「靴が濡れちゃって冷たくてねぇ」
「足がかじかんできますよ。靴を履いた方が暖かいですよ。あと少しで山頂ですから・・・」
「こんなに雪があるとは知らなかった・・・」

 老人はかたくなに裸足で登り続ける。
あと900mだ。
登り切れるかもしれないと、追い抜いて行った。

 すぐになだらかな道になり、舗装された林道とぶつかり電波塔の建つ山頂が見えてきた。
山頂には一等三角点や白い東屋があった(写真6)。
東屋の下では年輩の女性3人組が昼食を取りながら世間話に花を咲かせていた。

 この雪では外では座れないので、その横で休憩した。
20分近くいたが、裸足の老人は来なかった。
引き戻したのだろう。

 1時近くになり、同じコースを下山したが彼には会わなかった。
往復1時間弱の雪中ハイキングであった。

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