2011.05.08 MM第346号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

三本杭(さんぼんぐい 1226m) 愛媛県 日本三百名山


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この山の私の印象等は・・・                                 

「 変化に富んでなかなか面白かった 三本杭 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2011年3月27日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

滑床渓谷駐車場10:43発−11:16大岩の滝分岐11:21−11:54御祝山12:07−12:57三本杭〈1226m〉13:05−

13:50周遊道(滑床渓谷)14:09−14:25大岩の滝分岐−14:45滑床渓谷駐車場P

                【 登り 1時間56分  下り 1時間21分  計 3時間17分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【温泉】       松野町「森の国 ぽっぽ温泉」 (500円)

  
常滑渓谷からの登山口(写真1) 御祝山998mを通って行く(写真2)
雪が残る斜面もある(写真3) 鹿よけの柵を過ぎれば山頂だ(写真4)
三本杭(標高1226m)山頂(写真5) 滑床渓谷歩きも楽しい(写真6)

 【感想 等】

 篠山(メルマガNo.345)を下山し、ショートカットで黒尊から国道441号を通って常滑渓谷に着いた。
ただ、細い道だったのでかなり時間がかかり、国道56号に戻り国道381号を通った方が早かったかもしれない。

 常滑渓谷の広い駐車場に車を置き、10時半過ぎに出発した。
車は私を入れて4台しか止まっていなかった。
渓谷の散策を楽しむだけでなく、桧平キャンプ場もすぐそばにあるが、車の台数が少ないのはまだ行楽のシーズンではないのだろう。
この渓谷は新緑や夏、紅葉に時期にはいいだろう。

 万年橋を渡ったところに「三本杭登山口」はあった(写真1)。
登っていくと1度林道に出るが石柱の立派な標識に従って山道を登っていく。

 しばらく行くと、『大岩(「いわ」は山かんむりに品であるが、表示できない)の滝』に行く「遊歩道」に出る。
ここまで駐車場から30分かかった。

 少し急な登りではあるが、反対側の山やまっすぐに伸びた植林された桧を見ながら進んでいく。
やがて自然林になり、シャクナゲがいっぱい茂っている。
6月頃に来ればきれいだろうと、想像が膨らむ。

 足下には雪が残っている。1日目の「瓶ガ森(メルマガNo.344)」といい、今朝の「篠山」も雪があった。
季節は例年より遅れているのだろう。
しばらく行くと1mほどのつららが何本も下がっている。今年見た中で一番長いつららである。
一面雪のあるところもある。

 12時少し前、御祝山(標高998m)に着いた(写真2)。
写真のようにシャクナゲなどの灌木に囲まれ展望はない。
また三角点がある。
石の上に腰掛け、おむすびを頬張る。
登山道では誰にも会わないが、快適に歩いてきたので気持ちがいい。

 ここまで登れば、山頂までの標高差は200m余だ。
ところどころに雪が残る緩やかな山道を進んでいく(写真3)。
ヒメシャラの茶色のつるりとした木々も多い。

 やがて前方に三本杭の山頂が見えてくる。
両側にはコケや低木、そして時々大きな木もあり見ていて飽きない。

 山頂が近づくと鹿よけの柵があった(写真4)。
高山植物を守る柵はどこに行ってもある。
仕方のないことだろうか・・・。

  13時少し前、「三本杭(標高1226m)」に着いた(写真5)。
山頂には5人が休んでいた。
今回の登山で初めて会った人たちである。

 山頂には一等三角点があり、展望がよい。
四国の山はよくわからないので名前が言えないのが残念である。

 2人は単独で滑床渓谷から直登で「白崖」を登ってきたという。
あとの3人組は常滑から熊のコルを通ってきたという。
彼らはすでに十分休んだようで、私が着くと少しして下っていった。

 私は「熊のコル」経由で下る予定であったが、2人が登ってきたという白崖を下ることにした。
目印のテープは十分ではないようであるが、雪に彼らの足跡がついているので下れると思ったのである。

 少し休んでから下山を開始した。
登りはとにかく上に行けば何とか山頂に着くとこが多いが、下りはそうはいかない。
尾根を少し間違うだけで、全く違った所に下ってしまう。

 「白崖」の表示があったのでそれに従って下る。
少し行くと、表示の先は2つの尾根に分かれている。
そこは乾いた土で足跡は見えなかった。

 右方向に進んだが、何となく違っている気がして引き返した。
道を確認しながら左の尾根を下る。
5分ほど下ると赤いテープがあった。
たぶん合っているのだろうと、そちらに下っていく。

 そのうちに雪があり登ってきた彼らの足跡があった。
ここを下っていけばいい。
途中、ロープや崖があり全身を使い下る。

 わかりにくい崖があと1つあったが、なんとか正しいコースを見つけることができた。
山頂から45分で遊歩道に出た。
そこは滑床渓谷を通るコースと林道コースの分岐近くでもある。

 5人の年輩者が休んでいた。
彼らは地元の人達で、自然を観察したり標識を直したりしていたようである。
私が下りてきた「白崖」もテープを付けてもはずしてしまう人がいると嘆いていた。
彼らのリーダーから近くにあるお勧めの温泉を聞いた。

 さあ、あとは滑床渓谷を歩くだけだ。
良く整備されていて、歩きやすい。
水量は思ったより少ないが、渓谷の音を聞き流れを見ながら下っていく。
名前の通り、荒々しさはなく流水に削られなめらかな岩である。
一番気に入ったのは丸くあいた滝壺である(写真6)。
14時45分、出発点の万年橋に着いた。

 つららや雪、山頂付近の高原状の風景と展望、白崖のスリリングな下り、そして滑床渓谷といろいろ楽しめた山であった。

 下山後はすぐに、先ほど会った団体のリーダーから聞いた温泉に向かう。
国道441号を宇和島方向に少し行った所にある松野駅にある温泉「ぽっぽ温泉」である。
JR予土線の駅舎の中にある。
町中にあり車を自由に止められ天然の温泉に入ることができる。
うれしい限りである。

 露天風呂もあり、四国で出合った山々を思い出しながら気持ちよく汗を流した。
 

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