2011.05.22 MM第348号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

南木曽岳 (なぎそだけ 1677m)長野県南木曽町 日本三百名山


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この山の私の印象等は・・・                                 

「 早春の花と雪と展望を楽しんだ 南木曽岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2011年4月29日(金)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

南木曽山麓蘭キャンプ場登山口6:58発−7:21下山道分岐−7:51木の階段7:56−8:27南木曽岳〈1677m〉8:35−

9:37下山道分岐9:42−10:01蘭キャンプ場登山口


                【 登り 1時間24分  下り 1時間21分  計 2時間45分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

  
蘭キャンプ場先の登山口(写真1) 登りと下りとは別ルートだ(写真2)
山頂は樹木に囲まれている(写真3) ここからかなりの雪がある(写真4)
御岳・乗鞍展望台から(写真5) のどかな高原歩きは楽しい(写真6)

 【感想 等】

 今年のGWは何と7連休である。
仕事に就いてから初めてのうれしい7連休だ。
そこで、長野・岐阜方面の山々を歩くことにした。

 静岡から250km、最後になるかもしれないETC祝日割引1000円を使って登山口の南木曽山麓「蘭キャンプ場」には6時半過ぎに着いた。
登山口にキャンプをして山に登る。このようにセットになっていると利用しやすいだろう。

 登山口には「南木曽山麓自然探勝園 案内図」があった。
写生図とコース図、文があり安心して登ることができる。

 7時少し前、ゲート脇の登山道から登り始めた。
キャンプ場には人影があったが、ゲート前の駐車場には私の車だけである。

 ゲート脇の登山道はすぐに林道に合流した。
地図を見ればわかるが、林道歩きがあるのに入口だけ登山道風なのである。

 林道には所々に白い花が咲いた木がある。
コブシのような違うような・・・

 「金時の産湯の池」を通り、山道に入る。
ここまで10分余かかる。

登山口から10分余で下山道分岐に着いた。
シーズンには人がいっぱいなんだろう。
わざわざ登りの道と下りの道を分けてある。

 今はシーズンオフなのでどちらを通ってもいいだろうと思ったが、標示に従って「登りコース」を選ぶ。
10分ほどで「金明水」と水場に着く。
 近くにはニリンソウが咲いていた。

 少し登るとどこかで見たことのある変わったマキの葉が落ちていた。
すぐに高野山の土産屋で見たことを思い出した。
見ると周りは大きなコウヤマキの林だった。
独特の香ばしいにおいが落ち着きをもたらしてくれる。

 出発から1時間で木の階段に着いたので、休憩を取った。
左にある鎖やロープも魅力的に見えたが、安全な木のスロープができたのだろう。

 休みながら木の階段を見ると少し光っているな、と思ったら、それは霜であった。
板に降りた霜は滑りやすい。手すりを持ち慎重に登っていく。

 滑りやすい霜が終わった樹林帯で足を滑らせ落ちそうになった。
あわてて足元の根っこを掴んだ。
私は左胸を小さな岩に打ち、ぶら下がった。
胸は擦り傷ができひりひり痛む。
肋骨はくしゃみをしても折れるくらい弱いので心配であったが、骨は大丈夫であった。
(ほっておいたら4日後に化膿してきた。
急いでバンドエイドを貼り、大事には至らなかった。)

 山頂方向や周りの山々も見えてきた。
足元にはピンク色のショウジョウバカマが咲いている。
期待していないところであらわれる花々はうれしい。

 8時20分、かぶと岩の看板の所に着いた。
かぶとの形をしていると言われ、「そういえばそう見えないこともないな」という感じである。
ただ、木々の間から大きな岩が突き出ているのは不思議な感じではある。

 8時半前、南木曽岳の山頂(標高1677m)に着いた(写真3)。
樹木に囲まれ、周りの山々の展望はない。

 進行方向の樹木の影にはたくさんの雪がある(写真4)。
この先はどうなっているのだろうと、不安と期待が入り交じっている。
で、少し休んで先を急ぐ。

 少し歩いたところに「柿其渓谷・御嶽・乗鞍・展望台」があった。
そして、岩の上に「南木曽嶽山大神」という石碑と賽銭箱もある。

 雪は山道脇に少ししかなかった。
高原状の笹原を気持ちよく進んでいく。
なかなか立派な避難小屋があり、中にはトイレまで付いていた。

 その先からは御嶽山方向、中央アルプス方向の展望が開けている。
残念ながら中央アルプスの上部には雲がかかっていたが、見晴らしは最高である(写真5)。
そこには山の名前を書いたカラーの案内板もあった。

 よくよく位置関係を考えると、中央アルプスの南側の展望台としては最高のロケーションである。
山頂から元来た道を引き返したら南木曽岳の良さは半減していただろう。
いつまでも眺めていたいくらいであった。

 歩を進めると歩いてきたコースが見渡せる。
周遊コースの良さである。
避難小屋や笹原が見える(写真6)。
こんなかんじのところを歩くのが好きだ。
快い風が吹き、気持ちがいい。

 「摩利支天大神」を過ぎ、あとは下るだけだ。
所々に雪が残る中、下っていく。
9時半過ぎ、下山道分岐に着き、一周回ったことになる。

2人組の登山者に会った。
行きに通った道を下り、10時駐車場に着いた。
朝はなかった車が5台、止まっていた。
周遊コースなので彼らとは会わなかったのだ。

 スリップ事故はあったが、気持ちよく歩けたGWの1日目である。

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