2011.09.24 MM第362号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2011年7月18日(月) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 5:39野反湖バス停−6:10地蔵峠6:15−6:59/7:04−7:09水場−7:32堂岩山〈2051m〉7:37−8:29 白砂山〈2140m〉8:43−9:30堂岩山9:35−9:51水場−10:11/19−10:40地蔵峠−10:55ハンノキ沢出合11:00− 11:11野反湖バス停P 【 登り 2時間35分 下り 2時間10分 計 4時間45分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 【温泉】 尻焼温泉[河原の露天風呂] (0円) |
野反湖の富士見峠はニッコウキスゲが満開(写真1) | 少し登ると駐車場と野反湖が見えてくる(写真2) |
なだらかな稜線歩きは楽しい(写真3) | 展望も良くて気持ちがいい(写真4) |
白砂山の山頂(写真5) | 尻焼温泉は川湯だけでなく湯船もある(写真6) |
【感想 等】 海の日の3連休は、長野県北東部、新潟県との境にある山に行った。 1日目は「鳥甲山(メルマガNo.357)」に行き、2日目には佐武流山(メルマガNo.361)に登った。 そして近くの切明温泉に浸かり、白砂山登山口に向かった。 まず、草津温泉まで南下し約100km走り、登山口のある野反湖の富士見峠に着いた。 そこにはニッコウキスゲが満開であった。(写真1) 手前の山、弁天山から湖岸の八間山の斜面まで見渡す限りのニッコウキスゲである。 湖の向こうにも黄色く見えるのがおわかりだろうか。 ニッコウキスゲの群落は戦場ヶ原や霧ヶ峰、白樺湖付近で見たことはあるが、ここまで一面のニッコウキスゲは初めてである。 これを見ただけでも、来たかいがあった、と思った。 18時過ぎという時間のため、観光客は数人であった。 日中なら駐車できないくらいの車と人であろう。 ここへ来るための国道405号線は、この野反湖で行き止まりである。 この湖、この白砂山に来るために作られた感じの国道である。 30分ほど眺めていた。 他の人もそうであったが、時間が止まってしまったかのようにここにたたずんでしまう。 陽が傾いてきたので、去ることにした。 花のピークに合わせたわけではなかったが、ガイドブックに「登山のベストはニッコウキスゲの咲く7月中旬」と書かれていたのを帰宅後に知った。(私は「一つの頂に百の喜びあり」と思っているので、混み合う花のピークに登山することはあまりしない。) 翌、7月18日、5時半過ぎに野反湖バス停前にある駐車場を出発した。 立派な休息所には「車中泊の禁止」「奥から詰めて駐車すること」などが書かれている。 また、花のピークで混み合うということで、地面に石灰で駐車枠を書いてある。 車はまだ10台ほどしかとまっていない。 濃い桃色のアザミの咲く中をゆるやかに登っていく。 振り返ると、野反湖と駐車場が見える(写真2)。 ハンノキ沢の細い木橋を渡り、登っていくと地蔵峠に着いた。 30分歩いたので、少し休憩をする。 ここからは少し急な坂になる。 左手には草津白根山のむき出しの山肌が見えてくる。 昨日、国道292号線で越えてきたところであるし、昨年たくさんのコマクサを見たところでもある(メルマガNo.277)。 そんなことをちらっと考えながら登る。 一面のクマササを通り過ぎると、水場に着いた。地図には「堂岩の泊場」とある。 そこから20分ほどで堂岩山(標高2051m)であった。 山頂は木々の中にあったが、少し行くと展望が開ける。 白砂山までの尾根がなだらかに続いているのが見える(写真3)。 ここ堂岩山から南に進めば、八間山を経て富士見峠に出る。 白砂山は標高2140mなので、堂岩山との標高差は100mもない。 ここからはなだらかな尾根歩きだ。 クマササが生い茂り高い木がないので、周りの山々もよく見える(写真4)。 景色を楽しみながら歩く。 こんな山なら毎日登ってもいいくらいに快適である。 シャクナゲの木々もある。 濃い朱色のクルマユリも咲いている。 ハクサンフウロやたくさんのニッコウキスゲなどもある。 花々を楽しんでいると8時半には白砂山の山頂に着いた(写真5)。 新潟方面の山々も見える。 ここは群馬・長野・新潟の県境であった。 朝から誰にも会わずに歩いてきたが、1人登ってきたので下りることにした。 なだらかな稜線なので下りも快適である。 山々の写真を撮りながらでも45分で堂岩山であった。 休憩しながら八間山を経由して帰ることも検討したが、早く温泉に入りたくなりそのまま下ることにした。 堂岩山を過ぎると、野反湖がきれいに見えてきた。 近くから見る湖も素敵だが、上から見るのもいい。 水場を過ぎ、少し休んでいると群馬の熟年2人組が登ってきて話しかけてきた。 総理大臣を地域から出さないとインフラ整備が進まない、という話になった。 そう言えば、静岡は各種大臣すら少なく、名古屋と東京の谷間になっている・・・と思ったが、まあそれもよしとするか。 新幹線の駅は6つもあるのにのぞみが停車しないので不便であるし、中部縦貫道路がないので北への車での移動が不便である。 そんなことを考えたが、彼らには言わなかった。 彼らと別れ、11時過ぎに駐車場に戻った。 広い駐車場は半分ほど埋まっていた。 今日の温泉は国道405号を10数キロ戻ったところにある「尻焼温泉」だ。 ここも、川の中の無料の露天風呂である。 橋を越えた奥にある無料の駐車に車を止め、向かう。 人気があるらしく、駐車場はほぼ満車である。 川下では親子連れが水着で川遊びをしている。 多くの人が水着等を付けていたので私も同じようにする。 ここ尻焼温泉の良さは屋根付きの湯船があることだ(写真6)。 小雨が降ってきたので、そちらに移動した。 ここは水着禁止と書いてある。 海の日3連休の今回はすべて無料の露天風呂に入った。 大自然の中で開放的で良かったが、石鹸を使えないのが困った。 |