2011.11.13 MM第369号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

河津七滝 廻り(かわづ ななだる) 静岡県加茂郡河津町 伊豆


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この山の私の印象等は・・・                                 

「 台風等の影響で 河津三滝になってしまった 河津七滝 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2011年10月29日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

河津七滝町営駐車場11:40−11:47出合滝11:54−11:57カニ滝11:59−12:08初景滝12:17−12:35河津七滝

町営駐車場P


      【 計 55分 】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【温泉】      湯ヶ野温泉(国民宿舎かわづ)  500円

  
出合滝(写真1) カニ滝(写真2)
初景滝からは通行止め、残念!(写真3) 初景滝(写真4)
「伊豆の踊子」の像がある(写真5) 「名水処」水はおいしかった(写真6)
初景滝からは通行止めである[看板拡大写真](写真7)

 【感想 等】

 猿山からは11時過ぎに下山した(メルマガNo.368)。

まだ時間は十分ある。
久しぶりに天城を楽しもう、という気になった。
あの川端康成の『伊豆の踊子』の天城峠や天城トンネルは何回か歩いたことがある。
今回はそれ以前に利用されていた『旧下田街道』を歩こうと思った。

ここはあの日米修好通商条約を結ぶために下田からハリスもあるいた道である。
下田から歩けばもっと良いが、今いる河津七滝から歩くことにした。

 11時半過ぎ、河津七滝町営駐車場(無料)に車を止め出発した。
まず1つ目の滝、「大滝(おおだる)」は行くことができない。
かつて、階段を下ってここの河津大滝温泉に入ったこともある。

 「大滝」に行けないのは残念だが、次の出合滝(であいだる)に向かう。
通りから階段を降りたところに出合滝はあった(写真1)。
萩入川と本谷川が出合うところにある滝と言うことだろう。
写真ではあまりはっきり見えないかもしれないが、柱状節理が見える。
ここは駐車場から近いこともあり観光客が多い。

 階段を戻り水谷川沿いの遊歩道をカニ滝に向かう。
車の進入は禁止で良く整備されている。河津町が「河津七滝」に力を入れているのがわかる。

 カニ滝にはすぐに着いた。
カニ滝は水谷川の中にできた小さな段差である(写真2)。
今回見た滝の中で私の一番のお気に入りである。
周りの岩がカニの甲羅に見えることから名付けられたという。

 良く整備された平らな遊歩道を歩いていく。
きれいなトイレの前には川端康成の「学生と踊子」像が立っている。
その近くには濃い桃色のサザンカの花が咲いていた。
ここまで来ると次の「初景滝」が見えてくる。

 初景滝手前から『富士箱根伊豆国立公園「踊子歩道」』は「蛇滝」に向かって山道を登って行く。
ただ、残念ながら落石のため通行止めである(写真3)。

看板の拡大図を載せた(写真7)。
台風等の大雨で地盤がゆるんでいるところへまた雨が降り落石になったのだろうか。
わずか6日前の落石である。
行楽シーズンでもあり、地元にとっても観光客にとっても残念であり、1日も早い復旧を願っている。

 その先には今回一番大きな滝「初景滝」がある(写真4)。
大きいと言っても落差10m、巾7mではあるが。

 滝の横の方には「伊豆の踊子と私」の銅像がある(写真5)。
滝を入れて記念写真を撮れるようになっている。
その近くには「伊豆の踊子」本文からの抜粋が日本語と中国語で書いてある。
それによると、この初景滝で一休みし、ほてった足を流水に浸した、とある。
学生の時、この小説を読みここに来ているがすっかり忘れていた。

 滝の近くには湧き水のある(写真6)。
私もいただいたが、甘くておいしかった。

 猿山から下りながら考えた「河津七滝」踊子歩道廻りは半分でおしまいだ。
残念ではあったが3つの滝を楽しめた。


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