2012.02.27 MM第382号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2010年2月27日(土) 【天候】 曇り時々小雨 【コース及び時間】 南伊豆町 山つつじ公園14:33発−14:40長者ヶ原−14:43大峠〈470m〉−14:46舗装道14:50−14:56暗沢山〈520m〉 15:01−15:08大峠−15:10長者ヶ原−15:17山つつじ公園 【 登り(〜暗沢山) 19分 下り 16分 合計 35分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
つつじ公園からカヤの生い茂る中を登る(写真1) | 頂上展望広場に着く。ここは「長者ヶ原」と言うようだ(写真2) |
ここが大峠だった(写真3) | 大峠から続く松崎と南伊豆を結ぶ道(写真4) |
暗沢山(標高520m)は一等三角点がある(写真5) | 暗沢山には無線中継上などが並んでいる。(写真6) |
【感想 等】 伊豆にある「静岡の百山」を制覇すべく、2年前に出かけたときの記録である。 以前も少し書いたが、1991年に静岡山岳連盟により発行された『静岡の百山』に記された山々を時々追いかけている。 今から20年前の本であり、またこの本はコースタイム等を詳しく載せた登山ガイドブックではないので、 これらの山のいくつかには最近の登山ブームが押し寄せてはいない。 すなわち、静かな山歩きを楽しむことができる。 それが良いことでもあり、整備が不十分で道迷いの原因になったりもしている。 地形図と道路地図を見ながらどこからどう歩こうか迷ったが、車で行けるところまで行くことにした。 南伊豆町からの県道121号線(南伊豆松崎線)はバスも通っていて「大峠」近くの天神原まで行っている。 その道を利用して車を走らせると、「山つつじ公園」という所に着いた。 そこには駐車場と立派な案内図があり、ツツジが12000株も植えられ遊歩道も付けられていた。 同じ静岡に住んでいるが聞いたこともない公園である。 この案内図には「大峠」や「暗沢山」といった表示はなかったが、周辺にあるはずである。 とにかく、案内図上の「展望広場」まで行ってみることにした。 14時半過ぎ、出発する。 午前中には大雨注意報が出ていたので、まだ時々小雨が降る天気である。 「らくらくコース」と「健脚コース」があったので健脚コースを選ぶ。 あたりは人っ子1人いず、カヤが生い茂っている風景を見ながらゆるやかに登っていく(写真1)。 数分で「頂上展望広場」に着いた(写真2)。 そこには新しいカラーの案内板があり、写真のように東屋もあった。 案内板によると、ここを「長者ヶ原」といい、「大峠」や「暗沢山」、「高通山」と結んだ遊歩道があり、これらを『長者ヶ原遊歩道』ということがわかった。(私の予想が合っていて良かった。駐車場の地図にもこの内容が書いてあるとなおいいが・・・)。 せっかくの頂上展望広場もこんな天候では何も見えない。 晴れていれば・・・。 標示に従って大峠に向かう。 わずか2分で「大峠(標高470m)」に着く。 ここが『静岡の百山』? 花を手向けたお地蔵さんが石の祠に入っている。 立派な標識があるのに「大峠」とは書いてないので初めは大峠に着いたことがわからなかった。 このお地蔵さんが南伊豆と松崎を結ぶ歴史の道を偲ばせる。 またここの山道は木々がその歴史を感じさせてくれる(写真3)。 写真2でもわかるように、「大峠」の表示もなければ、「暗沢山」の表示もない。 しかも、道がいくつかあり、ちょっと地形図とにらめっこ。 ようやく、舗装道が暗沢山への道であることがわかる。 歩くこと6分、NTTの無線中継所のある暗沢山(標高520m)に着いた(写真5)。 そこにはなんと一等三角点があり、触った。 静岡県内の山にある一等三角点もあと1つで全部タッチができる。 ここからは富士山や伊豆七島が見える、とかつて見た本に書いてあったがほんとだろうか。 天気も悪いので余計に見える気がしない。 中継塔がでんと立っていて結構カヤが生えている山頂である(写真6)。 名前の通り、なんとなく、暗い山の印象を受けた。 すぐに引き返すことにした。 まず長者ヶ原に戻り、当初予定していた「高通山」までこのまま歩くか、考えた。 天気も今一歩なので駐車場まで戻り、国道136号線にある「高通山登山口」から山に登ることにした。 (車を取りにここまで戻ってこなくてはならないから・・・) 遊歩道を車のある山つつじ公園に戻り、車で高通山に向かう。 |