2012.03.12 MM第384号
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。
【歩いた日】 2011年8月25日(木) 【天候】 曇りのち晴れ 【コース及び時間】 チベタリアン・ビレッジ近くの登山口10:35発−11:06分岐−11:35ワールド・ピース・パコダ(日本山妙法寺)〈1113m〉13:05 −13:45湖岸南14:01=(ボート)=14:28レイクサイド 【 登り 1時間 下り 40分 合計 1時間40分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
チベタリアン・ビレッジ近くの登山口(写真1) | 山道を水牛たちが横切る(写真2) |
ワールド・ピース・パコダが見えてくる(写真3) | ワールド・ピース・パコダに着いた(写真4) |
アンナプルナが見えてきた(写真5) | 所々石畳の道を下る(写真6) |
ボート乗り場に着いた(写真7) | 現地の人達のボートに乗せていただく(写真8) |
【感想 等】 ポカラ2日目の予定は 山の上にある「ワールド・ピース・パコダ(日本名、日本山妙法寺)」へ登ることである。 ここワールド・ピース・パコダからアンナプルナ連峰が見えるのだ。 しかし、朝から雨。うんざりしていた。 が、少したつとやんできたので歩いて8時10分出発。 まず、近くの「ジャーマン・ベーカリー」で朝食を取り、9時に歩き始める。 前夜レイクサイドから歩いたので道は少しわかる。 その内にまた雨が降り出したのでエレファントライドで骨の折れた折り畳みの傘をさす。 雨の中をワールド・ピース・パコダに登るのは大変なので近くの観光地「チベタリアン・ビレッジ」に寄ることにした。 その内にほぼ雨はやんだのでワールド・ピース・パコダ(日本山妙法寺)へ行くことにした。 晴れていればフェワ湖の向こうにヒマラヤの山々が見えるはずである。 こんな天気なので山は見えなくても、 日本名、日本山妙法寺がネパールの地でどんな感じで建てられているのか、興味がある。 10時35分、案内板を見つけ歩いてきた道路から登り始めた(写真1)。 看板が出ていたので助かった。なければわからなかったであろう。 詳しい地図は持っていない。少し載っていた「地球の歩き方」が唯一の資料である。 「地球の迷い方」や「地球のだまし方」にならなければいいが・・・。 始めは車でも走れそうな道であったが、すぐに石畳の道に変わった。 やがて眼下に、ダムサイドから歩いてきた道路が見えてきた。 ポカラは緑の多い、のどかな町並みである。 ゆるやかにどんどん登っていく。 今から学校に行く生徒もあるのだろう、中高生くらいの子が制服姿で降りてくる。 山道沿いには民家もあり名前も知らない赤や藤色の花が咲いている。 エンゼルトランペットの白い花も咲いている。 雨が上がり蒸し暑い。 中腹まで登ると大きな木が茂り見晴台のようになっている。 湿度が高く汗が噴き出してきたので、日陰で少し休憩する。 山道では牛たちに雑草を食べさせている農家のおじさんもいる(写真2)。 その先で道は2つに分かれていた。 ガイドブックの大まかな地図ではわからないので困ったが左の道を行く。 少し行くと、山頂にワールド・ピース・パコダが見えてきた(写真3)。 山頂と言っても、稜線に建っていることがわかる。 やがて稜線に出ると反対側にフェワ湖が見えてきた。 レイクサイドは家が点在し緑が多いことがわかる。 遊覧飛行の小型機が飛んでいる。 今日はヒマラヤは見えないのに乗る人もあるんだ。 フェワ湖周辺のこんな風景を見て楽しんでいるのかもしれない。 やがて、ワールド・ピース・パコダの門がある。あと少しで着く。 そこから少し行くと真っ白な寺院が天に向かってそびえていた(写真4)。 ワールド・ピース・パコダ(日本山妙法寺)に11時35分に着く。 晴れていれば真っ青い空に映えているであろうが、 曇り空でも十分にその良さが伝わってくる。 靴を脱いで上に上がりフェワ湖や山々を眺める。 フェワ湖のすばらしさは十分であるが、残念ながらその向こうにあるはずのアンナプルナ連峰は全く見えない。 涼みながらフェワ湖や山々を眺める。 テラスの日陰は風がよく通り気持ちがいい。 観光客が数人、景色を眺めたり涼んだりしている。 ヒマラヤが見えないことを、アンラッキーだったと彼らと話す。 西洋人2人はガイドと共に車でやってきていた。 1人はレイクサイドからボートで渡り登ってきたという。 北欧の若い女性はバイクに乗せてもらい登ってきていた。 しかし、徐々に雲が切れてきた。 アンラッキーは「ラッキー!」に変わった。 真っ白に尖ったマチャプチャレ(6993m)が先端を表した。 昼近くなり、ヒマラヤを見ながらお昼を食べよう、と2人組に誘われた。 でも、もっと見えるかもしれない、もう少し待ってみようと決めせっかくのお誘いを断る。 テラスを一周して景色を眺めたり彼らと雑談したりして過ごす。 無理かな、と思っていたが、アンナプルナW峰(7525m)やU峰(7937m)も顔を出す(写真5)。 来た甲斐があった。 ほんとうにラッキーだった。 朝雨だったのに、これだけ見えれば良しとしよう。 13時5分、下山を開始した。 標識はないが、道ははっきりしていて迷うことはない。 石畳の道を下る(写真6)。 湖近くなって分岐があった。 そこのレストランで食事を取ればボートでレイクサイドまで送ってくれる、 というようなことも書いてあったので行こうとしたが、 途中で山道が冠水していたので引き返した。 13時45分、湖岸に着いた(写真7)。 ボートは相乗り300Rs、貸し切り400Rsという。 昨日、漕ぎ手付きの1時間ボートの貸し切りが300Rsであった。 それに比べて高いので値切ったが無理だった。 貸し切りボートの相乗りができないかと、少し後続を待つことにした。 1グループが降りてきたが、断られて、ボートに乗って行ってしまった。 その内にボート屋が200Rsでいいと言い出したが、 近くで現地の婦人達が買い物に行くためにボートを用意していた。 「乗せて!」と頼むと200Rsだという。 値切ってみたが無理だったので、乗せてくれるようお願いした。 (歩いては帰れないことを知っているので、相手は強気である) ここの学生は自分でボートを漕いで対岸まで行って学校に通う。 オールは家まで持って帰っている。 ちょうど、男の子が帰ってきたところであった。 さっきの学生のようにそれぞれのオールを持ち、 婦人達が3人で協力して漕ぐのは見ていて楽しかった(写真8)。 ボートは小島にあるバラヒ寺院の北、フェワホテル近くに着いた。 その辺りにはボートがいっぱいである。 昼食はまだである。 ガイドブックを見てレストランを探すことにした。 |