2012.05.21 MM第392号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus                


七ツ峰 (ななつみね1533m) ・ 天狗石山 (てんぐいしやま1366m)

静岡県川根本町 静岡の百山 

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 新緑と展望を楽しんだ 七ツ峰・天狗石山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2012年4月29日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

接岨峡温泉6:12発−6:35林道登山口−7:05/10−7:13一つ目の鉄塔−7:30二つ目の鉄塔−8:08/15−8:53七ツ峰

〈1533m〉9:05−9:33益田山〈1320m〉−10:11/16−10:38天狗石山〈1366m〉−(智者山に続く)


    【 登り(七ツ峰まで) 2時間29分  縦走(七ツ峰〜天狗石山) 1時間28分   天狗石山までの合計 3時間57分 】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。



  
接岨峡温泉から少し歩くと標識があった(写真1) 集落が眼下に見えてきた(写真2)
白色のイワカガミがたくさん咲いている(写真3) (写真4)
七ツ峰山頂(1533m)は灌木に囲まれている(写真5) 七ツ峰山頂から寸又三山が見える(写真6)
コバイケソウの群落が多い(写真7) 天狗石山頂はやや広くベンチもある(写真8)

 【感想 等】

 今年のGWには静岡の奥、大井川の上流の山で過ごした。
例年より気温が低いので長野や岐阜などの山の雪を避けての山選びである。


前日の4月28日(土)の夜は飲み会であった。
そのため、翌日の午後登山口に向けて出発した。
(もちろん、近くなので当日朝出発してもそれほど時間はかからないが、麓でより楽しみたいと考えた)。

大井川沿いを遡り、SLの見える川根温泉に立ち寄る。
(その様子は別ブログ「奥大井へ! まずは、SLを見ながら川根温泉に浸かる」に書いた。)

その後、「長島ダム(yahooブログに写真があります)」に寄る。
八重桜が満開だったからである。
また、芝桜が開花と新聞に出ていたからである。
ちょうど「長島ダムふれあい館」が開いていたので職員に登山口等を尋ねる。

接岨峡温泉からまっすぐに登っていけばよいことがわかった。
また、キャンプにぴったりの新しくできた「親水公園」も教えていただいた。

有名な山なら標識や案内板が完備されていて、地形図やコンパスがなくても登ることができる。
マイナーな山では地形図やコンパスを持っていないと不安である。
今回はそれらを準備し、地形図を見てきた。


今日はコースタイム、10時間近いので6時過ぎには出発した。
教わった通り、接岨峡大橋からまっすぐ道を進んでいった。
少し行くと角に「七ツ峰登山口」と書かれた標識があった(写真1)。

山里のミツバツツジや花桃の濃いピンクの花が迎えてくれる。
眼下に接岨の集落が見えてきた(写真2)。

教わった通りに農道を左折し歩いていったが、登山口を見つけられずに終点まで来てしまった。
道はここしかないのに間違えたかもしれないと思い、探しながら戻る。

あった。茶畑への階段のコンクリートに赤ペンキで書いてあった。
急登の茶畑を過ぎるとすぐに杉林に入った。

20分余で林道からの登山口に着いた。
そこからは道がはっきりしていて迷うことはない。

接岨集落から1時間ほど歩くと、白いイワカガミがたくさん咲いていた(写真3)。
そこから数分で1つ目の送電線の鉄塔であった。
送電線は山歩きの目印になるが、現在の地形図には書かれていない。
先日のニュースで、また書かれるようになるという。ありがたいことである。

鉄塔の所は木が切られ、展望がいい。
(高山でない限り、木が生えていて多くの山道では展望がよくないのが普通である)
周りの山々だけでなく、長島ダムに堰き止められて出来た接岨湖が見える(写真4)。
大井川鉄道の奥大井湖上駅に繋がる鉄橋、レインボーブリッジも見える。
そこが今回の山歩きのゴールである。
4つの山を縦走するちょっと長めのコースである。

そこから10数分で2つ目の鉄塔に着いた。
初めの登りはやや急で大変であったが、尾根に出ればゆるやかで快適である。

木々が杉の人工林から灌木の自然林に変わった。
まだ葉はほとんど生えていないので山道は日差しが射し明るい。

8時49分、三ツ峰(標高1350m)との分岐だ。
三ツ峰は井川に行く時に通る富士見峠からすぐである。
1度行ったことがある。
その後、井川に行ったとき、七ツ峰に行こうとしたが、林道がたくさん造成されていて道がわからなくなり諦めた。

標識に従って進んでいくと、コバイケソウの群落がある。
この時期、周辺の山でたくさん見かける。
川根本町の高塚山(日本三百名山)でも見たことがある。

なだらかな尾根を進み、分岐から数分で七ツ峰(標高1533m)の山頂であった(写真5)。
(タイトルにある「静岡の百山」は、この七ツ峰のほうである)

山頂は灌木に囲まれているが、葉がないので周囲の様子はわかる。
また、寸又三山が見えるように伐採されている(写真6)。
寸又三山とは、沢口山(1425m、メルマガNo.262)朝日岳(1829m、メルマガNo.263)、前黒法師岳(1943m)である。
2つはすでに登り、あと1つ前黒法師岳は明日登る予定である。

同様に接岨湖と長島ダムが見えるようにも伐採されている。
伐採については善し悪しあるが、展望があるのはうれしい。

9時過ぎ、七ツ峰を出発した。
そこからはなだらかに下り少し登ると益田山(1320m)であった。
表示がなければわからないくらいの小さなピークである。

近くには伐採・運搬で使われたであろう3cmくらいの太さのワーヤーが登山道に落ちている。
和名倉山(メルマガNo.192)にも写真付きで書いたが、危険であるので関係者には早めに撤去していただきたいものである。

その先にはまたコバイケソウの群落があった(写真6)。
こちらの方が多い。

高度が少し下がると木々に新緑の芽生えが見える。
これがこのGW時期の山歩きの楽しみの1つでもある。

10時半、天狗石山北峰(1331m)に着いた。
そのすぐ先には「奥大井湖上駅」への分岐がある。

北峰から10分で天狗石山(標高1366m)であった。
その辺りにもコバイケソウの群落がいくつもあった。
ここも灌木に囲まれ展望が良くない。
七ツ峰より広く、ベンチもありそこで休憩する。

(智者山[メルマガNo.393]に続く)

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