2012.07.30 MM第401号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus                


多良岳(たらだけ 983m)長崎県諫早市・鹿島市 日本三百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 山頂の標識はなかったが一番多くの人にあった 多良岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2012年3月24日(土)

【天候】        曇り時々晴れ

【コース及び時間】

黒木・多良岳登山口P12:14発−12:29八丁谷−12:49滝12:54−13:15西野越−13:20金泉寺13:24−13:39多良岳

〈983m〉13:46−13:58金泉寺−14:33八丁谷−14:46黒木P

       【 登り 1時間16分  下り 1時間   合計  2時間16分 】

*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


  
黒木駐車場はほぼ一杯であった(写真1) 歩き始めて3分、正面に山が見える。多良岳か(写真2)
あと少しで「西野越」だ(写真3) 山頂直下の金泉寺には県営の山小屋が(写真4)
役行者には一本歯の下駄が供えてあった(写真5) 多良岳[標高983m]山頂には標識がない(写真6)

 【感想 等】

雲仙普賢岳から下り、国道389号、57号から長崎自動車道を走り、大村ICから国道444号を通り多良岳登山口の黒木に着いた。
週末の昼ということもあり駐車場はほぼ満車であった(写真1)。

すぐに支度をして12時過ぎに出発した。
林道を歩き始めてすぐ、正面を見ると山が見えてきた(写真2)。
これが多良岳であろうか。

沢沿いに15分ほど登ると「八丁谷」に着いた。
ここには標識があり、「中山越・経ヶ岳」への分岐でもある。
ここから「金泉寺・多良岳」への山道に入っていく。

針葉樹の生い茂る暗い山道を登って行く。
小さな沢がきれいだ。
夏には涼を感じさせてくれるだろう。

そこに小さな滝があった。
そこでしばし休憩する。

やがて沢沿いから尾根近くの巻き道になった(写真3)。
この辺にたくさん生えている草は「オオキツネノカミソリ」だろう。
7月の花の時期にはきっとオレンジ色***に染まるだろう。

その先が「西野越」であった。
五家原岳、中岳への分岐である。

経ヶ岳(標高1076m)もそびえるようにその先に見えてきた。
少し歩くと立派な建物が見えてきた(写真4)。
県営の「多良岳金泉寺山小屋」だ。
あまりの立派さにびっくりする。

しかも山小屋には多くの人がいる。
彼らは週末を利用して宿泊するのだろうか。

その前には「金泉寺」がある。
道がたくさんあり、どれを行ったら多良岳に行くことができるのか、わからなかった。
人が大勢いるので、そのうちの1人に聞く。
「そんなことも知らないの」と言う顔で、丁寧に教えてくれた。

コンクリートの道を少し上ると、そこに標識があった。
役行者(えんのぎょうじゃ)の像の前を通り登っていく(写真5)。

急な石の階段を上っていく。
役行者前に供えてあった一本歯の下駄で登ったら修行になるだろうな、と思いながら・・・。
石の地蔵もあり多良岳の歴史を感じる。

役行者から10分余、多良岳(標高983m)に着いた(写真6)。
山小屋には多くの人がいたのに、山頂には自然観察員の腕章を付けた人が1人だけいた。
この写真の祠は「太郎嶽三所大権」というのだそうだ。

九州の今までの山は山頂の標識はもちろんのこと、自然歩道の標識や付近の地図が設置されていた。
ここ「多良岳」は、山頂の標識を見つけることができなかった。
自然観察員の人に、山頂の標識について聞くと、「そうですね。ありませんね。」と辺りを見回しながら言う。

山頂で数分過ごし、元来た道を引き返す。
帰路は休まずに1時間で下った。

急いで下ったのには少し訳がある。
もし間に合えば、吉野ヶ里遺跡に寄りたいと思ったからである。
無理なら外からでも見たいと思った。

私は歴史にも興味がある。
地元静岡には「登呂遺跡」という稲作中心であった弥生時代を代表する遺跡がある。
何度も行ったことがある。

青森にある三内丸山遺跡も東北の山に登ったときに立ち寄った。
縄文文化のすばらしさを堪能した。

長崎自動車道を走り、東脊振ICから吉野ヶ里遺跡公園に着いたのは16時だった。
閉園まで1時間あったので十分楽しむことができた。
遺跡公園の大きさ、復元建築物の多さ、ボランティアやスタッフの対応の良さ等これまで見た歴史公園の中では一番すばらしいと思った。

見学後は翌日の同僚の結婚式に間に合うよう、静岡まで1200kmを走った。
いろいろな事があったが、充実した九州の山歩きであった。


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