2012.09.07 MM第404号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

仙ノ倉山 (せんのくらやま 2026m) 

新潟県湯沢町・群馬県みなかみ町 日本二百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 高校生には負けてはいられないと張り切って歩いた 仙ノ倉山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2012年7月14日(土)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

平標山登山口P8:12−8:47/52−9:01鉄塔−9:28松手山−10:18/23−10:29平標山10:35−11:10仙ノ倉山

〈2026m〉11:29−12:00平標山12:06−12:30平標山の家12:36−13:07登山口林道−13:30ゲート13:35−

13:54平標山登山口P


         【 登り(松手山経由) 2時間42分  下り(平標山の家経由) 2時間8分   合計 4時間50分  】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【温泉】         宿場の湯(湯沢町二居)   480円(20%offで)

  
平標山登山口から入る(写真1) 山ツツジが色を添える(写真2)
雨は上がってくる(写真3) 松手山から1時間で平標山に着いた(写真4)
山頂付近もニッコウキスゲなどが・・・(写真5) 11時過ぎ、仙ノ倉山(標高2026m)に着く(写真6)
平標山の家から仙ノ倉山が大きく見える(写真7) 登山口から3kmの「宿場の湯」に向かう(写真8)

 【感想 等】

 静岡から高速を走り、登山口のある火打峠、平標山登山口に着いたのは8時前であった。
天気は雨、なかなか出発する気にならなかった。

駐車場には車はかなりあり、どうしてだろうと思い、登山口を見ると看板があった(写真1)。
そこには「全国高等学校 総合体育大会 登山大会」と書いてあり、8月8日から10日とあった。
止まっている車の多くは大会に参加する高校生達と監督であった。
山口県から遠征に来ている学校もあった。
一度歩いてあるのと初めての山では全く違うのは私でもわかる。

高校生が雨の中を出ていくのである。
強風や雷ではない。ただの雨である。
負けてはいられない。
よし、私も行こう!

8時過ぎ、重い腰を上げて出発した。
雨に濡れたギボウシやヤマツツジが私を迎えてくれる(写真2)。
木の階段の山道をどんどん登っていく。

少し急なところもあったが、雨もあり暑くはなく、9時に鉄塔に着いた。
雨は少し小降りになってきている。
周りの山々が見えてきた(写真3)。

鉄塔から約30分で松手山(標高1614m)であった。
そこには高校生1グループが休んでいた。
なだらかになり歩きやすかった。

行く手にこれから登る平標山へのなだらかな稜線が見える。
咲いたばかりの真っ白なシャクナゲがきれいだ。
他にもピンクのミヤマシオガマ、ヨウラクツツジやハクサンチドリのような花も咲いていた。
久しぶりに見る花々である。

そのうちにニホンヒキガエルが現れた。
平標山の山頂付近にガスが出てきた。
残念ではあるが仕方がない。

10時半、松手山から1時間で平標山(標高1983m)に着いた(写真4)。
誰もいずに静かである。

仙ノ倉山はもうすぐである。
標高差も50mはない。
少し休んだだけで出発する。

チングルマのがくが雨に濡れている。
ハクサンイチゲも咲いている。
木の階段や木道を少し下り登れば仙ノ倉山の山頂である。

両脇にニッコウキスゲが咲いている(写真5)。

11時過ぎ、仙ノ倉山(標高2026m)に着く。
山頂には何グループかの高校生がいた(写真6)。

私も隅の方で昼食休憩にした。
高校生は全国登山大会が3週間後にあるので真剣に引率教員の言うことに耳を傾けている。
そんな様子を見るのも楽しい。

私は山岳部に属してはいなかったが、卒業後母校(高校)が全国大会で優勝したニュースを見たこともある。
大会の内容は詳しくわからないが、今はやりのトレランとは違い、安全に配慮したものであることは知っている。


下りは平標山から「平標山の家」を経由する周遊コースである。
11時半、仙ノ倉山を出発し30分で平標山であった。
雨もやみ、気持ちの良い下りだ。
周りの山々の展望も良い。
そこから木の階段を下り南下し20数分で平標山の家であった。

平標山の家は立派な山小屋である。
水も豊富で外に出っぱなしの水道があり、おいしい水を頂いた。
仙ノ倉山が大きく見え、雪渓も残っている(写真7)。
写真の左側には小さな滝も見える。

山の家を過ぎると樹林帯に入る。

エンレイソウの蕾がある。
独特の風格があり目立つ草である。

約1時間で登山口林道に着いた。
ここまで車で入ることができれば、かなりショートカットできるが・・・。
その先30分くらいの所にゲートがある。
あの奇妙な花、ギンリョウソウがたくさん咲いていた。
ゲートから20分くらいで平標山登山口駐車場であった。

車には14時近くに到着した。
下山した高校生達が駐車場に広がり、何組か休んでいた。

無人だった入り口の小屋に管理人がいて、駐車料金を回収していた。
500円の駐車料金を払いながら近くに良い温泉はないかと聞くと、国道17号線を北に3kmほど行った所に「宿場の湯」があることを教えてくれた。しかも、この駐車場の電話ボックスに20%引きの割引券があるというのである。

早速その券を持ち宿場の湯に向かった。
そこは施設も新しく、すいていた。
(そのためか、ジャグジーが止まっていた。)
単純泉ではあったが、気持ちよく入浴できた。

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