2012.09.18 MM第405号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

袈裟丸山(けさまるやま) [前袈裟(1878m)]

栃木県日光市・群馬県沼田市 日本三百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 変化に富んでなかなか良かった 袈裟丸山[前袈裟] 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2012年7月15日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

塔ノ沢登山口6:53−7:31寝釈迦7:38−8:14塔ノ沢避難小屋−8:22賽ノ河原8:27−9:04小丸山〈1676m〉9:10

−9:44/9:49−9:59前袈裟〈1879m〉10:12−10:50小丸山〈1676m〉10:55−11:25賽ノ河原11:30−12:02

寝釈迦12:09−12:42塔ノ沢登山口P


 【 登り(塔ノ沢コース) 2時間43分  下り 2時間13分   合計  4時間56分 】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【温泉】     水沼駅温泉センター   600円

  
塔ノ沢登山口から登る(写真1) 塔ノ沢には滝もあり気持ちがよい(写真2)
自然石に彫られた「寝釈迦」さんが・・・(写真3) 「賽ノ河原」は岩が露出し、荒涼としている(写真4)
午前10時、前袈裟に着いた(写真5) 山頂にはアズマシャクナゲの花が咲いていた(写真6)
山頂付近から山々を(写真7) 若いシラカバの林もなかなか気持ちがいい(写真8)

 【感想 等】

 海の日の3連休2日目は、栃木県と群馬県の境にある「袈裟丸山」である。
国道122号線を北上し、県境近くの林道を入っていくのであるが、地図に書き込んだメモが間違っていて、餅ヶ瀬川沿い入ってしまった。
渓流釣りの監察員がいて「入漁券は持っているか」と聞いてきた。ちょうどいい、と思い道を聞くと、この道は確かに袈裟丸山の山頂に続いているが悪路で通れない、と言う。普通は沢入から小中西山林道を行くと言う。
地図をよく見てみると道を間違えているのがわかり、教えて頂いた沢入からの小中西山林道を行く。
しかし、通行止めのウマが置いてある。

よく見ると、どかして通った跡が新しい。
どかしていると、もう1台車が来て一緒に通過した。

通行止めはどこなのかわからない。登山口は近めの「塔ノ沢登山口」とバラ沢峠を越えていく「折場口」である。
折場口の方が短時間に楽に登れそうだが、前日も雨なので道路のぬかるみを考えて「塔ノ沢登山口」に行くことに決めた。

塔ノ沢登山口には6時半過ぎに着いた。
トイレと古くなった案内板、登山ポスト、熊出没注意の掲示があった(写真1)。

車は他にはなかった。
7時少し前、熊除けの鈴を付け出発した。
塔ノ沢沿いの山道はなだらかで快適に歩くことができる。

途中の滝もなかなか良かった(写真2)。
昨日の雨で登山道の所々には水が流れていた。

30分余で寝釈迦に着いた。
標識に沿って急な石段を登ると小山の上に自然石に彫られた「寝釈迦」さんが横たわっていた(写真3)。
それほど大きくはないが、なかなか表情もいい。
これだけで今日来た甲斐があったと思った。

その後も沢沿いの道が続く。
数回徒渉を繰り返したが、何とか靴を濡らさず通過できた。

8時過ぎ、塔ノ沢避難小屋に着いた。
新しい小さな小屋もある。
古い方は室内に毛布等が干してあり生活の跡が感じられた。

そこから数分、なだらかな山道を歩くと「賽ノ河原」であった(写真4)。
写真のようにここだけ岩が見え、荒涼としている。
それで賽ノ河原と言われているそうだが、不思議な風景である。
石積みも多く、小さなお地蔵さんもある。
今でも小さな子が亡くなると石を積みに来る人もいるのだろうか・・・。

ここで「折場口」からのコースと合流する。
折場口方面から歩いて来た人もいるので、車は通れたのだろう。

ここからは稜線歩きである。
賽ノ河原のような石が転がっている所やクマササが生えている所もあり、山々を見ながら進んで行く。
袈裟丸山は上部にガスがかかっている。

9時過ぎ、小丸山(標高1676m)に着いた。
その先にはドラム缶を半分にしたような黄色の小丸山避難小屋があった。
さびが出ていてちょっと古い感じであった。

午前10時、前袈裟(標高1878m)に着いた(写真5)。
ガスも取れ、周りの山々も見えてきた。
ここには一等三角点はあるが、これから後袈裟、中袈裟、奥袈裟と続く。
しかしそこには「風化が激しく危険ですので、通行を禁止します(東村)」とあった。

残念ではあるが、「前袈裟」で袈裟丸山に登頂と言うことにする。
山頂は樹木に囲まれて少ししか展望がない。
周りを見渡すとアズマシャクナゲの花が咲いていた(写真6)。
シャクナゲの花は気品が感じられ好きだ。
どういうわけか、新芽だけ伸び全く花を付けていない木もあった。

展望のある南西方向の山々を眺める(写真7)。
山々が連なっている。
できればすぐ北にある皇海山(日本百名山、メルマガNo.41)を眺められたら最高なのだが・・・。

後袈裟、奥袈裟と歩くことを覚悟していたが、省略になり木々などを見ながらのんびり下ることにした。
若いシラカバの林もなかなか気持ちがいいものである(写真8)。

同じコースを戻ったのであるが、寝釈迦では行きに見つけられなかった「相輪塔」を探してみた。
説明板には「高さ18m、幅3mの自然石で上部が大きく下に行くにつれて細くなる不思議な形をしている」とある。
木が茂りうまく見えなかったので、沢を横切り近くまで行って見てみた。
何となくわかったが、もっとはっきりみたいと思った。

そこから約30分で登山口に着いた。
沢、滝、寝釈迦、賽ノ河原、尾根歩きと変化に富んだ山歩きを楽しめた。

下山後は、国道122号を南西に下った所にある「わたらせ渓谷鉄道」の『水沼駅温泉センター』に寄った。
駅がそのまま温泉というのもなかなかいいが、大型の観光バスも停まりJR廃線後の工夫が観光地になっていることを感じた。
私は運良くすいているときに入浴でき気持ちが良かった。

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