2012.10.18 MM 第409号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2012年9月15日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 No.408 広河原登山口6:30−7:00/7:05−7:32/7:37−8:14白根御池小屋8:24−9:00/9:05−9:30森林限界9:36 −9:50小太郎山分岐9:57−10:49小太郎山〈2527m〉10:56−11:56小太郎山分岐 【 登り(広河原〜小太郎山) 3時間41分 下り(小太郎山〜分岐) 1時間 合計 4時間41分 】 小太郎山分岐12:06−12:31肩の小屋−13:08北岳〈3193m〉13:20−14:02北岳山荘 (泊 2食付き7900円) 【 登り(小太郎山分岐〜北岳) 1時間2分 下り(北岳〜北岳山荘) 42分 合計 1時間44分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
小太郎山分岐から北岳方面を(写真1) | 仙丈岳が大きく見える(写真2) |
北岳手前の肩の小屋で休む人達(写真3) | 北岳山頂、地蔵が見守ってくれる(写真4) |
ミヤマシオガマが咲いていた(写真5) | 北岳山荘が眼下に見えてきた(写真6) |
北岳山荘から見る夕日(写真7) | 山荘での夕食は3回転で(写真8) |
【感想 等】 9月の敬老の日3連休、南アルプス白峰三山に出かけた。 奈良田から5時半のバスに乗り広河原に着き、6時半に出発し小太郎山に登ったところまでを前号で書いた(メルマガNo.408)。 小太郎山分岐で少し休んでから北岳に向かった。 北岳の山頂付近にガスがかかっているのが気にかかる。 今日の日程は北岳山荘までの尾根歩きであるから大変ではないが展望は望めないかもしれない。 標高3000m近いこの辺りはウラシマツツジの紅葉が始まっている(写真1)。 他の草木も紅葉を始めているがこの木が中心である。 トウヤクリンドウも蕾のまま黄色くなっていた。 展望は望めないので足元の花々を見て歩くか・・・ 右手の仙丈岳はまだはっきり見えている(写真2)。 青空は隠れているがまだ仙丈は見えている。 きっと、仙丈も人が多いだろう。 小太郎山分岐から25分で肩の小屋に着いた(写真3)。 小屋前のベンチでは大勢の人達が休んでいた。 左手からガスが次々に登ってくる。 ここは標高3000m、北岳までの標高差は約200mだ。 疲れていないし、山頂はそれほど遠くはない。 休まず山頂をめざす。 急な岩の登りであるが、ガスがかかってなかなか素敵だ。 イワツメグサがまだ夏を惜しむようにきれいに咲いている。 肩の小屋から25分で、両俣小屋への分岐だ。 少し歩くと北岳の山頂が見えてきた。 二等三角点のある北岳(標高3193m)には肩の小屋から30分余で着いた。 山頂には大勢の人達が休んでいた。 石の素朴な地蔵もあった(写真4)。 山頂にはガスはかかっていなかったものの周りの山々はあまり見えなかった。 残念ながら富士山も・・・・ 日本第二位の高さで、小太郎山を経由しここまで登ってきた余韻を少し楽しんでから北岳山荘に向けて出発した。 八本歯のコルへの分岐を通り、順調に歩く。 赤紫のミヤマシオガマが咲いている(写真5)。 北岳から30分、眼下に北岳山荘が見えてくる(写真6)。 北岳公衆トイレがあり、テント場を通り14時2分、山荘に着いた。 ここのテント場にもすでにたくさんのテントが張られていた。 標高日本第2位の山、北岳の稜線を楽しく歩くことができた。 標高第1位の富士山にはお鉢巡りはあるが、山脈のある稜線はないので、この稜線が日本第1位の高さの稜線ということができるだろう。 山荘には思ったより早く着いた。 北岳山荘では初め1つの布団に2人と言われ、私の布団にも2人を割り振られた。 3連休1日目の前日は定員150人に対し600人が宿泊したという。 それに比べたらまだましではある。 嫌だな、と思いながらも仕方がないとあきらめて前日までの疲れを取るべく昼寝をする。 日没近くなったので外に出てみると、夕日が沈むところだった(写真7)。 黒っぽい雲海もあり美しさは今一歩であったが、見ることができて良かった。 尾根には宿泊者が大勢いて、夕日を見ていた。 夕食は3交代制であった。 私は一番初めのグループで16時半であった(写真8)。 メニューは普通であったが、ご飯が朝の残りの煮返しなのか水っぽくておいしくなかったのが残念でる。 20時頃、山荘のスタッフが来て「宿泊客が確定し、約1つ布団に1人でいい」ということになった。 ラッキーであった。 (前日は20時に来た人もあったそうだ。この日も18時半に来た外国人カップルもいた。) 10人ほどの部屋であったが、気持ちよく寝ることができた。 (白峰三山の山歩き、次号へ続く) |