2012.12.18 MM 第417号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

大室山(おおむれやま 1588m) 

  山梨県道志村・神奈川県山北町  山梨百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 小雨の中であったが思い切って歩いて良かった 大室山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2012年11月23日(金)

【天候】        小雨後曇り

【コース及び時間】

道志の湯上P10:03発−10:26あずまや10:31−11:22白石峠分岐11:34−11:42加入道山〈1418m〉11:44

12:29/34−12:44大室山〈1588m〉12:52−13:28前大室13:33−13:42加入道山〈1418m〉−13:48

白石峠分岐13:51−14:24あずまや14:29−14:50道志の湯上P

  【 登り 2時間17分  下り 1時間45分   合計 4時間2分 】

*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。

【温泉】        道志の湯(580円)   山梨県道志村

  
道志の湯上にある登山口(写真1) 加入道山は樹木に囲まれている(写真2)
尾根歩きは気持ちがいい(写真3) バイケイソウを保護するための木道(写真4)
大室山[1588m]山頂(写真5) 帰路は紅葉を見ながら下る(写真6)

 【感想 等】

 11月の勤労感謝の日の3連休は山梨県東部の山梨百名山に出かけた。
天気予報の通りの雨で気分が滅入ったが、7時過ぎ重い腰を上げ車で現地に向かった。

時間がなかったので事前の下調べは不十分だったので、9時過ぎに着いた「道の駅 どうし」で登山情報を尋ねた。
運良く、売店の方が登山経験があったのでいろいろ教えていただく。
観光協会の電話番号も教えていただいたのでもっと詳しく聞くこともできたが、ここで仕入れた情報で十分であった。

当初、天候も良くないので久保からの「茅ノ尾根」か大椿から登るか登るのを翌日にするか迷っていたが、登りやすさ樹木の種類、温泉の有無から道志の湯からのコースを選んだ。

10時近くに道志の湯上にある駐車場に着いた。
かなりの台数を止めることができる駐車場があることからこのコースの人気が伺える。
ただ紅葉も終わりかけた小雨のこの日は車はなかった。

10時過ぎ、標識がいっぱいある登山口を出発した(写真1)。
小雨といえども、雨合羽を着て歩くのは気分が乗らない。

10分ほど歩くと山道上に木製の展望台のような物があった。
それは、シカの食害を防ぐための柵の出入りの扉であった。
(こんな出入口は初めて見た)

登山口から20分ほどであずまやに着いた。
少し早かったが汗が出始めた服を脱ぎ休憩した。

やがて、尾根道に入り樹林越しにガスがかかった山々が見えてきた。
そして、11時半頃、稜線に出た。
ここが白石峠への分岐になる。
標高は1307mである。

右に行けば白石峠、右が加入道山・大室山だ。
標識には白石峠0.3km、加入道山0.3km、大室山2.7kmとある。
標高差もそれほどなく、思ったより短時間で歩いている。

お昼近くなったのでお腹がすいてきた。
おむすびを出し食べる。

稜線まで来ればあとは簡単である。
加入道山が標高差100m、大室山が300m弱である。

緩やかな尾根を歩くこと数分、加入道山に着いた。
葉の落ちた灌木に囲まれ、かろうじて周りの景色が見える。
少し下がった所には木造の立派な避難小屋がある。
それを見てからすぐに稜線に戻る。

前方に大室山が見えてきた(写真3)。
小雨は時々降ってはいるが稜線歩きは快適だ。

「おおむろやま」とも「おおむれやま」とも読むようであるが、今回は「おおむれやま」を使った。
地名はほんとに難しいと思う。

加入道山から下り、「破風口」で登り返す。

枯れている樹木が多く、展望がいい。
南側に連なる山々からガスが上がってきている。
ここは丹沢山塊の西側であることを改めて感じる。

すぐに木道に出た(写真4)。
バイケイソウの保護のための木道だという。
コバイケイソウとバイケイソウは春先では区別が付きにくいのでどちらかよくわからないが、
よく静岡でも春先に登山道にどうどうと芽を伸ばし歩くのに苦労する。

そこから10分ほどで大室山(標高1588m)の山頂であった(写真5)。
山頂は灌木に囲まれているが、木々は葉を落としているので何とか周りの様子は見える。

こんな天気では見る物もない。
二等三角点はあるが他にはたいした物はない。

少し休み、すぐに下山を開始した。
たくさん目についたシカ除けの柵や少し残る紅葉の見ながら下る。
小雨はほぼ上がり、雨合羽の上を脱いで歩く。

ガスも上がってきている。
天気は回復に向かっている。

加入道山を過ぎ、白石峠分岐から下っていくと、杉林ではうっすらとガスが辺りを覆い幻想的な風景を演出している。
もっと下っていくと色づいた葉を付けた木々が迎えてくれる(写真6)。

あいにく光は当たっていないので美しさは今一歩であるが・・・。
何の木かはわからないが黄色く色づいた葉もある。
あずまや周辺は落ち葉がいっぱいである。

登るときに気づかなかった景色が見えてくる。
小さな沢沿いでは山吹色に色づいた小さな葉がきれいだ。
倒れた松の木には濡れた黄色のモミジがかがやいている。
(この様子を数枚写したが、来年のグループ展の写真ができそうである。)

15時頃、道志の湯上の駐車場に着いた。
半分は小雨の中の4時間の山歩きであったが、まずまずの1日目であった。

下山後はすぐに「道志の湯」に行き、温泉に浸かる。
この道志の湯は2度目である。
鳥ノ胸山(メルマガNO.298)に来たとき入っている(そこに温泉の写真があるので見たい方はどうぞ)。
泉質はカルシウムやナトリウムを含む硫酸塩泉で気持ちよく入浴できた。
また休息所があるのでゆっくり休むこともできた。

ただ、横浜市民は優待制度があり、200円引きなのはちょっと残念である。
温泉によってはこのように地元民だけ安い所も見かけるが、なるべくそういう所には入りたくないと思うのは私だけであろうか。

それなら、580円をみんな500円のワンコインにすれば多くの利用者が喜び、リピーターになると思う。
考えてほしいものである。


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