2013.01.21 MM 第422号
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。
【歩いた日】 2012年11月24日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 浜沢12:31発−13:04/13:09−13:17赤鞍ヶ岳分岐−13:35尾崎分岐−13:39二十六夜山〈972m〉13:45 −13:47尾崎分岐−14:22尾崎−14:44浜沢P 【 登り(浜沢から) 1時間3分 下り(尾崎経由) 59分 合計 2時間2分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 【温泉】 芭蕉月待ちの湯 (700円) 都留市戸沢874 |
アオゲラの森キャンプ場の横を通る(写真1) | 落ち葉の中を歩く(写真2) |
木々の上に稜線が見えてきた(写真3) | 二十六夜山(標高972m)山頂(写真4) |
尾崎付近からの山(写真5) | 近所の人に聞いて「芭蕉月待ちの湯」へ(写真6) |
【感想 等】 感謝の日をはさむ3連休、山梨県東部の山に出かけた。 2日目のこの日はまず、菜畑山(メルマガNo.418)に登り、今倉山(メルマガNo.421)に登った。 その後県道24号、35号を通り上野原市に来た。 時刻はまだ12時過ぎである。 じゃあ、もう1つ登るかと、この日3山目に二十六夜山に向かう。 登り口は新雛鶴トンネル、浜沢、尾崎等ある。 私は最短の浜沢から登ることにした。 そして時間があれば尾崎に下り、県道を浜沢に戻る。 12時半過ぎ、浜沢の県道脇に車を置き出発した。 はらはらと紅葉した葉が落ちてくる道路脇にはすでに2台の車が止めてあった。 アオゲラの森キャンプ場の横を通る(写真1)。 葉は落ちているもののまだ紅葉が残っている。 ラッキーである。 キャンプ場周辺には人はいず静かである。 進行方向にこれから登る二十六夜山が見えてきた。 広い遊歩道を上っていく。 歩き始めて10数分、山道の上にあずま屋がある。 作る所がなかったのかもしれないが、珍しい光景である。 徐々に落ち葉が増えてきた。 落ち葉のクッションをさくさくと踏みながら登っていく(写真2)。 足にはそれほど負担がかからず、気持ちいい。 黄色や赤色の紅葉を見ながら登っていく。 ここにもまだ色づいた葉が残っている。 うれしい。 木々の上に稜線が見えてきた(写真3)。 山梨県選定の「新富岳百景」である鳥井立だろうか。 13時過ぎ、赤鞍ヶ岳分岐に着いた。 1時間もかからず尾根に出たことになる。 これなら余裕を持って歩くことができる。 尾根もまだ紅葉した葉が残っている所もある。 そこから20分ほどで尾崎への分岐があり、13時半過ぎに二十六夜山に着いた。 三等三角点のある二十六夜山(標高972m)は樹林に囲まれていた(写真4)。 しばらく休んでから尾崎分岐まで戻り、下る。 周遊できるのがありがたい。 少し下ると、「二十六夜」と書かれた自然石でできた石碑があった。 歩きやすい山道を下っていく。 30分余で尾崎の県道に出た。 (出る手前の山道が少しわかりにくかったが、民家が見えているので直進した) 尾崎付近からは紅葉した山が見えた(写真5)。 もっと時間がかかると思ったが紅葉を楽しみながら歩くことができた。 登山口には「二十六夜山」についての説明の看板があった。 二十六夜というのはやはり月のことで、それを盛んに行った山が二十六夜山であった。 山頂下にあった石は「二十六夜塔」といい、 「平安時代から盛んに行われた二十六夜月待ち信仰の遺習で、旧正月と7月二十六夜の夜半、月を待って拝むと幸運を得ると言われた」と説明にあった。 「二十六夜山」 初めて聞いたとき、聞いたことはないがなかなかいい名前だと思った。 こんな謂われがあったとは知らなかった。 二十六夜という半端な月齢ではあるが、逆三日月はなかなかきれいではある。 私の計算が合っていれば、二十六夜の月は日の出の3時間余早く上ることになる。 (ここ山の間の地域では山から月が出るのでもう少し遅くなるだろうが・・・) 月の形は太陽との位置関係に関係していると昔習ったことがある。そんなことを考えながら説明文を読んだ。 道志川沿いに県道を歩く。 途中、旧道がある所は旧道を通った。 小さな滝があったり、橋のコンクリートの隙間から紅葉したモミジが生えていたりしてここでも楽しむことができた。 15時前には浜沢に置いた車に着くことができた。 ここから近くにある温泉はどこだろうか、近所の人に聞くと「芭蕉月待ちの湯」だという。 それならここに来るとき近くを通ってきたので場所がわかる。 県道35号を戻り、戸沢に入っていく。 「都留戸沢の森 和みの里」の中にあり、芭蕉月待ちの湯は硫黄の臭いがしてなかなかよかった(写真6)。 また、露天風呂、サウナもあるのはうれしかった。 3つの山に登り、最後は山と共に温泉も月にまつわるものであった。 |