2013.02.04 MM 第424号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2012年11月25日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 古宿林道途中10:05−10:11林道終点−(古宿コース)−10:20中谷分岐−10:34/39−10:48えびす山分岐− 10:53高川山〈976m〉11:15−(ミラノ沢コース)−11:39林道−11:42p 【 登り(古宿コース) 43分 下りミラノ沢コース) 27分 合計 1時間10分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
林道で車がスタックしはまってしまう(写真1) | 登り始めは葉を落とした灌木が(写真2) |
紅葉のピークの木もある(写真3) | まだリンドウが残っている(写真4) |
高川山(標高976m)からの展望(写真5) | そこは富士山の展望台(写真6) |
高川山は 人気の山である(写真7) | 帰路も紅葉を楽しんだ(写真8) |
【感想 等】 感謝の日をはさむ3連休、山梨県東部の山に出かけた。 3日目の朝、九鬼山(標高970m)に登り、高川山に向かった。 車を置かせていただいた農家のおじさんが、向かいに見える山だが橋の工事中で右の方に迂回しないと入れないと教えてくれた。 行って見るとやはり全く入れず、川に沿って迂回し次の橋を渡って対岸に渡った。 橋まで戻るが、曲がる道を間違え「リニア見学センター」を通り古宿に入った。 (帰りにリニアモーターカーを見学しようと、思ったが・・・) この高川山の登山路は今回利用する「古宿コース」の他、「中谷入コース」「松葉コース」「沢コース」などがある。 私は九鬼山から一番近いということで古宿コースを選んだ。 道がわかるかどうか心配であったが、標識があり間違わずに古宿を上がり最後の民家の所に来た。 そこから未舗装なので、未舗装の手前の空き地に車を止め、農家のおじさんに車を止めて良いか尋ねた。 「だめだ。この先まで車で行ける」ということであった。 良い情報をもらったと、車を走らせる。 未舗装の道路には積もったばかりの落ち葉がいっぱいで地面が見えないくらいであった。 何とか走るとこはできるが不安になってきた。 5分ほど走ったカーブでスリップして前輪が空回りしてしまった。 切り返してもがいている内にバックもできない所にはまってしまった(写真1)。 2日前のたくさんの雨の上に枯れ葉が落ち、滑るのである。 4WDでないととても走ることができない道であった。 途方に暮れていると30代のバイクの男性が上がってきて押してくれ、そこを何とか脱出することができた。 バックで数百m下った路肩に車を止め、出発した。 40分くらいのロスである。 それより、親切な人に会い、スタックから脱出できたことが心よりうれしかった。 いつもそうであるが人々の親切に助けられて生活していること実感する。 (私ができることは進んでしないと・・・) その先の林道は雨水でえぐられた深い溝もありとても普通の車で走れる状態ではなかった。 バックして路肩に止めて良かった。 車を止めた場所から8分で、林道終点の登山口に着いた。 標識がありそこを、なだらかに登っていく。 葉の落ちた灌木が続く(写真2)。 15分ほど歩くと、赤や黄色に紅葉した木々が見えてきた。 登山口前で車がスタックしがっくり来ていたので、紅葉が余計にうれしい。 ちょうどピークの紅葉もある(写真3)。 光の加減もあり、燃えるような赤と黄である。 今回登った6山で最高の紅葉である。 ここまで紅葉が残っているとは思っていなかったので大変うれしかった。 紅葉した木々を抜けると杉林があった。 その先には、もうとっくに終わったと思っていたリンドウの青紫の花が咲いていた(写真4)。 これも意外であった。 この3日間を振り返ってみると、最初に登った大室山が一番紅葉が終わりかけていた。 なぜかなと素人なりに考えると、大室山は北側から登ったので、北斜面は日照時間の少なくまた北風も受けやすい、ということがあるのだろうか。 それに対し、この「古宿コース」は南斜面である。 太陽の当たっている時間も長く暖かいし、北風も受けにくいので紅葉が残っているのではないだろうか。 そんなことを考えていると田野倉駅方面への分岐の稜線に着いた。 ここまで来ればあと少しだ。 松が生えている中を進んで行くと急に開け高川山(標高976m)に着いた。 そこからは今回登った今倉山、大室山、九鬼山、高畑山を始め多くの山梨百名山やリニアモーターカーの線路などが見える(写真5)。 この風景を見ると、先ほど登った九鬼山からこの高川山にリニア実験線が続いているのがわかる。 もちろん、富士山や南アルプス間ノ岳も見える(写真6)。 そんな展望のすばらしい山なので、狭い山頂に40人ほどがいる。 それも予想していなかったのでびっくりした(写真7)。 この高川山は大月市秀麗富嶽十二景の1つにも選ばれている。 都留ICも近くにあり都会からのアプローチの良さも人気のある理由だろう。 山頂で展望を楽しんで帰ろうとすると、スタックした車を押してくれた男性を見つけた。 彼は地下足袋だったのでまさか登山者だとは思っていなかったのでびっくりした。 彼に再びお礼を言い、少し話した。 彼は地元の人で、元旦には御来光登山に来たという。 360度の展望ができるここ高川山はぴったりの山だろう。 また、東の方を指さして地平線近くにビルが見えないか、と聞いてきた。 言われてみればもやっと見えている感じだ。 あれが新宿副都心だと思う、という。 方向的にも形からも多分そうだろう。 ここからは東京も見えるんだ。 残念ながらスカイツリーは見えなかったが・・・。 また彼から良いものを分けていただいた。 下山路は「ミラノ沢コース」である。 これも彼が下るというコースを教えていただいた。 車がスタックした所に降りることができる。 (だから彼は私の車の所に戻ってきて、バイクを置いていったのだっだ。) 山頂から大きな岩を降りると、あとは普通の感じのコースである。 ここもモミジなどの紅葉が残っている。 太陽に照らされた紅葉を見ながら下る(写真8)。 下るにしたがって黄色の紅葉が多くなる。 またそれも良し。 まっすぐ降りるから早いのか、30分かからず下る。 下山後は、林道で落ち葉が降るのを見ながらランチタイムにする。 車がスタックしたときはどうなるのか大変心配であったが、通りかかった人に助けられ山に登り紅葉まで楽しむことができた。 ほんとうにありがたいことである。 |