2013.02.28 MM 第427号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


生駒山(いこまやま 642m)奈良県生駒市 関西百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「さすが大阪・奈良、歴史をいっぱい感じた 生駒山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2013年1月5日(土)

【天候】        うす曇り

【コース及び時間】

近鉄石切駅11:14−11:38七丁目−11:56縦走路合流12:01−12:18生駒山〈642m〉12:27−12:45宝山寺

12:58−13:16近鉄生駒駅

 
          【 登り 59分  下り 36分   合計 1時間35分 】



*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


  
石切駅南のガードをくぐると標識がある(写真1) 谷沿いの道にお地蔵さんが随所にある(写真2)
ようやく山道になり、やがて興法寺に着いた(写真3) 線路の内側に「頂上」駅と三角点が(写真4)
細い石畳に新しい道標があった(写真5) 下り始めて20分弱で宝山寺に着いた(写真6)

 【感想 等】

 前から大阪に行ったら生駒山に行きたいと思っていた。
生駒山という名前は学校での歴史の授業でも出てきた気がするし、一等三角点のある関西百名山である。

それで、立ち寄ることにした。

大阪駅方面から山に登る、ということで地図を見ると、近鉄石切駅が近いと思った。
下りは周遊コースにして、ゲーブルカー駅の始点である鳥居前・近鉄生駒駅に下ることにする。

もちろん、一番簡単な方法はケーブルカーで行くことである。
山頂まで連れて行ってくれる。
(信貴生駒スカイラインを通り車で行くこともできる)

それではつまらない。
歩くことに価値がある。

11時過ぎ、近鉄石切駅に着いた。
山は上に見えるが、どちらに行けば登山道に出るのだろう。
迷ったが西側に出るとそこに地図があった。

ありがたい。
ここ石切駅から歩くことができるコースは3つあった。

どれでも良かったのだが、一番近そうな「辻子谷コース」を選択した。

少し南に下ってガード下をくぐると標識があった(写真1)。
そこには生駒山上まで3.05kmとある。

緩やかに細い舗装道路を登っていく。
沢沿いには所々に地蔵さんが安置されている(写真2)。
なかなかいい。

そこには生花やあめ玉などがあげられている。
毎日拝む人がいるのだろう。
すばらしいことである。

大きな水車があり、もっと登ると道が細くなった。
そしてようやく山道になり、やがて興法寺に着いた(写真3)。

聞いたことのないお寺であったが、平安時代に建てられたという由緒ある古い寺であった。
また、写真のようになかなかいい。
中の庭などをざっと見て先に進む。

石畳を数分行くと「生駒縦走歩道」に出た。
急に多くのハイカーに会う。

そこから石畳を生駒山に向かって進む。
石畳には落ち葉が積もりなかなか気持ちが良かった。

登っていくと信貴生駒スカイラインに出て、生駒山上遊園地に入った。

コンクリートの階段を上っていく。
眼下に大阪の町並みが見えてきた。
高層ビル群が少し霞んだ中に見える。

この時期は休園中である。
ちらちらハイカーの姿が見える。

ほぼ同じ高さでどこがピークかわからない。
乗り物の小さな電車のある所に、「頂上」と書いた駅の看板のような物があった。
子供だましの駅が変な所にあると思いいつつも、本当の頂上がわからない。

近くにある龍光寺のお坊さんが地面を掃いていたので尋ねると、
その「頂上」と書いたそばに山頂があるという。
お坊さんに「柵の中に入っていいんでしょうかねぇ?」と聞くと「休みだからいいんじゃない」という。

柵を乗り越え入り、「頂上」駅の近くの一等三角点をそばで見る(写真4)。
これじゃあ、開園中ではこの山頂に近寄ることができない。
休園中でラッキーであった。
(開園中であったら賑やかでびっくりしたかもしれない)

山頂はなだらかで、どこに向かったらわからなかったが、そこは遊園地である。
案内図やケーブルカー乗り場の表示があった。

わかったところで、ベンチで少し休み行動食を食べる。
今の時期に歩いているのは物好きのハイカーだけである。
(生駒縦走歩道では何組かに出会ったが・・・)

ケーブルカー乗り場の横に手作りの小さな標識があり、そこを降りていけばよいことがわかった。
コンクリートの階段を下っていく。
ハイカーのために設置された古い道標もある。

真ん中に手すりの付けられた細い石畳に変わる。
そこには「→宝山寺」と書かれた新しい道標が付けられていた(写真5)。

どんどん下っていく。
お地蔵さんと共に、「三十三丁目」と書かれた石柱もある。
ケーブルカーのレール沿いにどんどん下っていく。

下り始めて20分弱で宝山寺に着いた。
1月第1土曜日、正月中ということで参拝客がいっぱいである(写真6)。
私もその中に混じって参拝した。

奥まで入っていくと、岩をくり抜いた中に祠もある。
「般若窟」と言うそうだ。
弘法大師も修行した霊跡だという。

この宝山寺は出店も出ているのでこの地では有名なお寺であろう。
参道に出ると立派な新しい石畳がある。

参道は続いている。
ケーブルカーの駅があるのでここまで歩かないで来ることもできるのだが、
歩いている参拝客もいる。

よく整備された道を緩やかに下っていく。
13時過ぎ、近鉄生駒駅に着いた。

登り約1時間、下り約40分の歴史を感じた簡単山歩きであった。
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