2013.03.21 MM 第429号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2013年2月3日(日) 【天候】 うす曇り 【コース及び時間】 焼津市小浜「海雲寺」13:48−13:56農道登山口−14:02縦走路−14:36水車小屋への分岐13:44− 14:53農道−15:07花沢の里・水車小屋 【 登り(海雲寺〜水車小屋への分岐) 48分 下り(水車小屋への分岐〜水車小屋) 23分 合計 1時間11分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
農道を上がっていくと小さな標識がある(写真1) | 竹林の中を登る(写真2) |
海沿いの尾根から見る海はいい(写真3) | こんな木も生えている(写真4) |
農道に出て山道を振り返る(写真5) | 花沢の里・水車は修理中(写真6) |
【感想 等】 2月初め、いつも歩いている「焼津アルプス」の中でも歩いたことのない道を歩きたくなった。 ちょうど、月刊『山と渓谷』で、「登山100のリスク」を取り上げている時でもあった。 自分の体験をチェックしたら40個が当てはまった。 リクスの1番は「山登りすること」であるが、確かに山歩きをしなくてはリクスはない。 小さなリクス体験を積むことが経験値を上げることになると思う。 ということで、今回の小さな挑戦も価値があるものだと思った。 尾根道や尾根下の道路なら何十回と通っている。 また、尾根から東側に越えなければ道に迷っても必ず下りることができる。 地図もコンパスも非常食も何も持たず出かけた。 ただ、舗装道路を歩くのは極力少なくしたので、水車小屋に近くに自転車を置いてきての出発である。 昼食後、1時半過ぎ、かんぽの宿下の道を北進し、海雲寺近くに車を止めた。 ここは「小浜」である。 目の前の焼津アルプスの尾根を越えた所が「元小浜」だ。 かつては元小浜からもここ小浜や花沢、そして静岡の小坂に越える旧東海道「焼き津辺の小径」を通り 多くの集落と交易等があったことだろう。 今日はその道を歩こうというわけである。 海雲寺南の農道を上がっていくとすぐに2つに分かれている。 右は行き止まりのような気がしたので左に進むと数分で登山口に着いた(写真1)。 写真の黄色の札には「←花沢山」と書かれている。 標識は期待してなかったのでありがたい。 位置的にもこの辺なのでここを上がっていく。 そこには、歩きこまれた道があり、私が探していた道に間違いないことがすぐにわかった。 やがて竹林があった(写真2)。 竹は勢いが強く、あっという間に増えて他を駆逐してしまう。 先日行って見ると、花沢の里入口左斜面の竹林は全部切り倒されていた。 10数分で、いつもの縦走路に合流した。 そこには昔の石でできた標識がある。古道の証である。 その先には「大日堂」があり、東側に下れば元小浜の集落に出る。 この集落は唯一、大崩海岸にある。 かつてはこの海岸からの日の出や富士山が好きでよく見に来たものである。 この先からは駿河湾が見える(写真3)。 湾の向こうには伊豆半島があるのだが、霞んでいて見えない。 海はいつ見てもいい。 山と同様に子どもの時から見てきた好きな風景である。 その先には道了権現がある。 香花とミカン3つが手向けてある。 その先の富士山ビューポイントからは伊豆半島と同様に富士は見えない。 どんどん下っていくと、14時半過ぎに下山ポイントに着いた。 ベニヤ板に書かれた新しい表示があり、「↓花沢の里(水車小屋)」と書かれている。 その場所で少し休んでから下る。 灌木が茂る中に手作りの丸太ベンチが登山道に向かい合わせで置いてある。 あまり手が入れられていないひょろひょろの杉林を緩やかに下っていく。 植物の名前は忘れたが、こんな木が杉林の中に生えている(写真4)。 もう少し下がると水溜に使ったであろう錆びたドラム缶や石垣もある。 かつてはミカン畑だったのかもしれない。 下の方には朽ちた作業小屋や倉庫もあった。 約10分で農道に出た(写真5)。 写真のようにここにも「←花沢山」の標識を付けてくれてある。 農道はどちらに進んだら水車小屋だろうか。 その表示はない。 どちらに進んでも家には帰ることができるだろう。 ただ、水車小屋はどっちか・・・。 左に進んでみた。 5分ほど行くが、下らないでやや上がっている。 もしかすると小浜の登山口への道に繋がるかもしれない。 (また車で走ってみたいと思う) 引き返すことにした。 右に進むと、今度は緩やかに下っていく。 そして、日本坂峠から下ってくる道に合流した。 右が正解だった。 まだ使えそうな小屋が2つあり、小さな沢が流れている。 この沢の水で水車が回るのだ。 15時過ぎ、水車小屋に着いた(写真6)。 水車は修理中であった。 止めてあった自転車で海雲寺に戻り、家に帰る。 ちょっぴり冒険気分を味わった焼津アルプス西尾根歩きであった。 |