2013.07.18 MM 第444号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


羅漢寺山(らかんじやま1058m)山梨県甲府市・甲斐市 山梨百名山



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この山の私の印象等は・・・                                     

「 花あり、白岩あり、展望ありと楽しめた 羅漢寺山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2013年4月27日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

獅子平登山口12:19−12:57天神森分岐13:02−13:11白山展望台13:13−13:30白砂山分岐13:33−

13:40白砂山〈986m〉13:42−13:48白砂山分岐−14:00ロープウェイ駅−14:09展望台−14:17弥三郎岳

(羅漢寺山)〈1057m〉14:22−14:30ロープウェイ駅14:34−14:52林道−15:08県道宮沢橋下15:13−15:37

獅子平登山口



        【 登り(獅子平から) 1時間46分  下り(宮沢橋下経由) 1時間6分  合計 2時間52分  】




*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


  
橋を渡り登っていくと金網の扉が(写真1) 「白山展望台」は真っ白な岩の塊だ(写真2)
大好きなヒトリシズカも咲いている(写真3) 分岐から数分で白砂山に着いた(写真4)
フデリンドウにも出合えた(写真5) 富士山遙拝所もある(写真6)
 
弥三郎岳(羅漢寺山最高峰1058m)(写真7)  弥三郎岳からの展望(写真8)
 
ロープウェイ駅近くのゴミ箱の横に設置されていた(写真9)  「おわん淵」などの見応えある渓流が続く(写真10)

 【感想 等】

 今回は山梨百名山の手軽な山を1日で何カ所か歩くことを楽しんでいる。
まず、黒富士(メルマガNo.441)に登り、曲岳(メルマガNo.442)に登った。
そしてその南にある太刀岡山(メルマガNo.443)に登った。

黒富士  http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama441/yama441.html
曲岳    http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama442/yama442.html
太刀岡山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-h/yama443/yama443.html

太刀岡山の登山口から県道101号をさらに南下した所にある獅子平から羅漢寺山に登る。
羅漢寺山は、観光地である御岳昇仙峡からロープウェイで行くこともできる。
昇仙峡は静岡からだと日帰り旅行として適度な距離なので何回か行ったことがある。

羅漢寺山はロープウェイで行ける観光地の一部なのであまり期待はしていなかった。
12時過ぎ、獅子平の駐車場を出発した。
駐車場は数台止めることができるよう作ってありありがたい。
しかも甲斐市がハイキング用の大きな看板も用意してくれてある。

それを見ると、今回歩くコースは「甲斐市ふる里自然観察路」になっている。
そこには、今日歩いた黒富士、曲岳、太刀岡山も載っていた。

標識に従い、亀沢川橋を渡り道路を登っていく。
すぐに金網の扉がある(写真1)。
そこには「熊やイノシシが出る」と書かれている。
集落を獣から守る扉なのか・・・

少し行くと山道に入る。
植林された杉を越え灌木の中を進む。

40分もすると天神森への分岐に着く。
ロープウェイ方向に新緑の灌木の中を歩いて行く。

そこからすぐに尾根道になり、樹林越しに白っぽい岩が見えてくる。
看板があり、その先が「白山展望台」である。

2分ほど先に真っ白な岩の塊があり驚く(写真2)。
それは風化しやすい花崗岩であるが、北アルプスの燕岳(メルマガNo.101このHPは冬の物なので岩の色は見えないが・・・)よりは白く、異様な感じである。
燕岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-b/yama101/yama101.htm

周りの山々がよく見える。
純白の白さに感激しているとミツバツツジのショッキングピンクの蕾が並んでいる。

元のコースに戻り少し行くとヒトリシズカも咲いている(写真3)。
華やかさはないが、この素直で素朴なこの花が好きである。
久しぶりに昔好きだった人に出会えたようでうれしかった。

真っ白な岩が気に入り、白砂山にも寄り道することにした。

灌木の中を快適に歩き、分岐から数分で白砂山(標高986m)に着いた(写真4)。
写真のようにやや黄色かかった白い岩がありそこからはこれから行く羅漢寺山がよく見えた。

建物があるロープウェイのパノラマ台山頂駅、その右にみはらし台、そして一番右に最高峰の弥三郎岳。
これらを称して羅漢寺山という。

ここに来てよかった。
山の全体像が見えるのであるから。

岩の脇には山桜が咲いている。
引き返す途中、フデリンドウに出合った(写真5)。
この花も久しぶりのご対面である。
しかもわずか一輪。

近くではミツバツツジが満開である。
そこからわずか10分余でもうロープウェイのパノラマ台山頂駅だった。
山頂の下には古タイヤが放置されていて美観を損ねていたのが残念であった。
(山頂へはロープウェイでも車でも簡単に来れるので撤去はできると思うのだが・・・)

このパノラマ台には建物があり羅漢寺山の中心である。
30人ほどの観光客が休んだり散策したりしている。

まず、目についたのは「富士山遙拝所」である。
私もそこに行き、富士山の写真を写し、拝んだ(写真6)。

その上には八雲神社があった。
そして少し行った所に「てんぼう台」があった。
てんぼう台の岩の上には「美しい自然を守ろう 昇仙峡ロープウェイ」を書かれた5mほどの看板があるのはいかにも観光地らしい。

そこから数分で弥三郎岳(羅漢寺山の最高峰、1058m)であった。
ここまで来る観光客は少ない。

白岩の下に祠があり、石には登りやすいように階段のステップが切ってある。
2つの大きな石からできているが、鎖も付けられているので観光客でも登ることができるだろう(写真7)。
そのてっぺんには三等三角点がコンクリートで付けられていた。
これまで三角点はいくつも見てきたが、コンクリートでとめられたのは初めて見た。
その周りにはお賽銭がころがっていた。

山頂からは能仙湖が見える(写真8)。
湖の後には金峰山も見える。
先ほど登った白砂山もすぐそこに見える。

展望を楽しんだら来た道を戻る。
いつも見る「山梨百名山」の統一された標柱がないな、思っていたらなんとロープウェイ駅近くのゴミ箱の横に設置されていた(写真9)。
日本200名山(世界遺産の構成要素でもある)比叡山(メルマガNo.130)でも三角点がわからないような所にあった。
比叡山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-b/yama130/yama130.htm

山頂を示す標柱が別の所にあったり、最高地点と三角点が別の所であったりすることもある。
羅漢寺山の標柱も、三角点の横に設置するとか、わかりやすくしてほしいものである。

宮沢橋方面に下る。
下山コースも「甲斐市ふる里自然観察路」になっているのであるが、特にその標識は
見当たらない。
売店で尋ねると、金桜神社方向に林道下っていくようである。
林道を少し下ると、新しい表示板で「下福沢へ」があった。
そこには小さく括弧書きで、甲斐市ふる里自然観察路と書かれていた。

小さな神社を越えどんどん下っていくと20分弱で林道に出た。
そして林道を下ること10分余、宮沢橋下の県道に着いた。

車が通る舗装道の県道歩きは嫌だな、と思っていたが「おわん淵」などの見応えある渓流が続いている(写真10)。
他にも獅子岩、獅子滝もあった。
そんな流れを見ていたら案外早く出発点に着くことができた。

この日歩いた4つの山の中で一番おもしろい山であった。

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